取り敢えず協力
久々に投稿再開します。日本語の練習中なので脱字などすみません、感想など貰えると光栄です!ブックマークなども宜しくお願いします!!
真一と陽葵は目を覚ましたかのように意識が戻ってきた。辺りを見渡すと会議室のような空間がその場に広がっていた。
「ルームは成功しましたねぇ!!」
陽葵は嬉しそうに立ち上がってはしゃいでいた。
「あ、あぁ……そろそろ王達が集まって来るはずだ、招待した奴が床で倒れてるのもはしゃいでるのもおかしいだろ…イスも机もあるし座って待つぞ」
陽葵はムッとした顔で席に座った。
(まぁ…どうせ今からもっとピリピリした感じになるんだ……ヤダなぁ・・・。)
そんな時、光と共に誰かの姿が現れ、声が聞こえた。
「君が…魔王かい?」
目の前に現れたのは深くローブを被った勇者だった。
真一は唾を飲み込み、一呼吸置いてた。
(何だぁ、何だぁ、何だぁ、こいつ…ローブで顔がよく見えないがぁ〜スゲー大男だってのは見て分かる)
「態度がデカイなぁ、挨拶もロクに知らないのか?まぁー良いだろう俺が魔王だ!!!」
男はローブを外し上から睨みつけ言葉を放った。
「君が魔王だって私が信じると?」
真一は頷いた。
(ここじゃ魔術も使えないし…説明できねぇー思わず頷いちゃったし)
「そうか」
男はそれ以上何も言わず席に座った。
陽葵も同様し真一に小声で話しかけてきた。
「あ、あの人はタイタンの、、、、」
完全に圧倒されている…そんな時またも光と共に姿が現れたと思った瞬間、真一は吹っ飛んだ。
「何だ、今のは…」
目を向けるとそこには長髪の青い髪が…まるでゲームキャラの様な
「あんたが陽葵を誘拐した奴ね?殺す!!!」
その瞬間、陽葵が叫んだ。
「お姉ちゃん!!!」
その声に青い髪の女性は気づいて嬉しそうに手を取った。
「大丈夫だったか?あの変なゴミに何かされてないか?」
「大丈夫だって!」
陽葵は嬉しそうにそう言って微笑んだ。
(現れていきなり顔面パンチとか姉妹でここまで性格が変わるのか?)
ひとまず全員席に着くと真一が話を始めた。
「他の王はなぜ現れない?何か知っているか?」
その言葉に即座に反応した。
「あんた、人にそれがものを聞く態度?さてはあんたってリアルでは社会経験ゼロの糞ニートか何か?」
真一はため息を吐いた。
「俺は異世界転移を実現させた、金山真一だが!」
その言葉に目を見開いて陽葵を見ていた、そして陽葵は苦笑いで頷いた。
「な、何で運営のって社長じゃ…金山って、、、」
タイタンの王が口を開いた。
「やはりそうか、私は緑の大陸タイタンの王、いや今は森原達海だ、達海で構わない」
(こ、怖えぇ…でも話し合いは出来そうだな)
「ふ〜ん!あんたがタイタンの…いつも鎧で顔が分からなかったけど!」
達海は表情を変えることなく言った。
「君はあちらの世界と全く変わらないな、自己紹介くらいそろそろしたらどうだ?」
「言われなくてもそのつもりよ!私は朝霧祐奈!!!最強の青の大陸ペガサスの王……だったのよ!」
達海が何も無かった化の様に話を始めた。
「話を戻すが他の王は死んだ…生きてる王は私とアレだけだ、今も魔獣達と交戦中でこちらに出向いて居るので話は早く済ませてくれ」
「ちょ!私の話を…」
祐奈は陽葵に泣きついて居る……
(どっちが姉だか、、、)
「済まない、率直に言うと自分達と組んでほしい!」
すると、《ルームが間も無く終了します》音声が響き残り3分と表示された。
「この部屋もそろそろ限界だ、取り敢えず協力してくれるなら自分達と合流して欲しい。」
「済まないがそれは難しいわ!今はとてもそんな余裕ない!!!」
泣き止んだ祐奈は叫んだ。
「私たちは元々小規模な大陸だったし勇者の数も少なくて手一杯なの!!」
真一は笑みを浮かべて言った。
「なら俺がそっちに向かう!!!お前も祐奈のとこ迎えるか?」
「可能だ」
「じゃ、そっちで落ち合うぞ!!」
《タイムアウト》
皆は光に包まれ消えた。
目を覚ますとそこにはツバメと帝がいた。
「やぁ〜無事に戻れてよかったねぇ〜」
周りは魔獣や勇者の死体が散乱していた。
帝は疲れて座り込んでいた。
「遅いのよ!ダメガネ…」
今回は何も言い返せなかった、
「皆んな聞いてくれ、話は出来た!次の目的は取り敢えず、現在戦闘が行われて居るペガサスの王達の救援及びに合流だ!!!」
(あ、場所聞くの忘れた………)
最後まで見て頂きありがとうございます!
次回も宜しくです。