空と海の狭間で
飛行機の小さな窓から覗き見た世界。
窓の外、長く伸びる羽とエンジン。
そこから生まれる、細くたなびく白い雲。
何故か急に苦しくなって、なんだか泣きたくなった。
海の碧が、空の蒼が、そして、境界に浮かぶ雲が、心を打った。
無性に泣きたくなって、思わず目をそらした。
でも。
やっぱり眺めていたくなって、触れたくて、窓の外の世界に思いを馳せる。
あぁ。なんて美しい世界。
触れたくて、でも、手を伸ばしても届かない。
そんなアオの世界が、こんなにも愛おしい。
だからこそ、段々と近付く大地に安堵を覚えながらも、離れていく空を恋しく思うんだ。
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