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僕に恋する人  作者: 音夢
第3章 夏の訪れ、それと夏休みの様な生徒会
52/67

3ー6

夏休み、そう疑いたくたく成る様な事が連日、日常的に起きて居ると言う事に、差程違和感を感じ無く成って来た今日この頃、夏を彩る一大イベント 夏祭り。とそんなどっかで聞いた様なキャッチコピー的な言葉が、僕の耳に入って来た。

それは夏休みが大体中盤に差し掛かったと言う事の知らせでもあり、同時に僕に取っては夏休みのあの苦悩、夏『休み』と言うのに当て嵌まるか、と悩んでしまう様な記憶を呼び覚ます。


はぁ、それでも多少は思い出に残る、楽しかったと心の隅で思ってしまって居る自分が情けなくも、何と無く同意は出来てしまうのが妙に悔しい。

まぁ、だからと言って生徒会での会議は分かるが、生徒会を利用してのプールや唯さんを読んだのは、何と言うか職権乱用とは言った物だな。

正にその通り、だけどそんな事すらも教師以上の権限力で有無を言わさずに、やってしまう生徒会って言うのはどうなのか。とは言っても技量もあれば経験もある秋葉姉さん達って言うのは、わりかし慣れてるのかもね、何もかも。

それに

夏休み中盤だと言うのに、ほぼ毎日生徒会へと向かって居る筈なのに。全く僕は休みへの執着心がないのだろうか。

自問自答出来そうには無いが。


黄昏る様に思い出に浸るのは正直、僕らしくは無いがまぁたまにはそんな事が、いや。やっぱり思い出に浸るのは苦手かな、あまり良い思い出ばかりでも無いし。

それに何故かそれをしてしまうと、誰に言い訳をするわけでも無いが、逃げて居る。そんな気分にされるから。


そして何か色々とリセットするみたいに、僕は時計に目を動かした。

時刻は午後4時、あと1時間もすれば祭りが始まり、賑やかな通りになってしまう。

時刻を確認した僕は、そろそろ僕も夏祭りの準備に行くかな、と思いながら続け様に、毎年の仕事だし、それに今の気分を無くすのには丁度良さそうだ。そう心の中で呟いき、響き渡る。


横たわって居たベットから立ち上がり、身体に掛かる重苦しい重力と言う名のし絡みを感じながら、何時もの様にシンプルな服へと着替えていく。

ボタンで止められた服を指で弾く様にパチパチと音を立て外し、脱いで行き、何時もと同じラフなワイシャツにジーンズと言う微妙なファッションに身を包む。

そして財布や携帯などをポケットに入れ、軽く忘れ物が無いか頭の中で考えてから廊下へと出た。そのまま夏祭りの会場に向かう為、夕暮れの暁を零した廊下を歩き移動すると、玄関前で執事が着る様な動きやすく、だがきっちりと見えるスーツを着たセバスチャンさんと目が合う。


「おや、どうされましたか?恋様。何やら何処かへお出掛けに成るご様子ですが」と言う問いだが、少し驚いた。母さんや父さん辺りから聞いているかと思って居た。

まぁ、別に隠す様な事でも無いので素直に理由を話してみると少し考える様な素振りをしながら、その無意識に出る立ち振る舞いの美しさで一流と感じさせ「では、私もご一緒しても宜しいでしょうか?何分、その様では今宵は大変暇になりそうですので」と、仕事があるはずなのに和えて暇と言い、僕に気を使わせ無い辺り、やっぱり一流か。いや、若しくは本当に暇か、まぁ何方でも良いか。


それに着いて来てくれるのなら嬉しいし、「良いですよ」そう言い、僕達は舞川家を後にした。

とは言っても、どうせ後から母さんや秋葉姉さん、夏海に海斗、それに天音姉さんと全員が浴衣で来るだろうし、残念だけど満喫は出来そうに無いかな。


ぬか喜びも出来無い程に、淡く消え去った望みなどは捨て、夏祭りの会場と成る神社に向かう為、セバスチャンさんのエスコートの元歩き出した。

神社と言うのは舞川で所有している神主さんが居る所であり、今日だけは一般開放される。もちろん、出店関係は全て舞川家の人でやり、警察何かの偉い人も挨拶に来たりとするのてま、組織としての大きさが嫌なぐらいに分かる。舞川全員がとは言わ無いが、半数がヤの付く人や義理と人情に動く人達であるのだが、それでも警察や政治には多大な発言権を持って居る辺り、あまり深くは関わりたくは無いと思う。



歩く事数分で神社に着いた僕達は、先ず挨拶をする為と先に来て居る父さんに会うのも兼ねて、本殿へと向かう。

道や階段、広間などの場所を使い並べられた出店の人からかなり温情ある挨拶をもらいながら、何時見ても立派な本殿へとたどり着いた。

繊細な創りの中にもシンプルがあり、纏まりながらも神秘的な雰囲気を出す本殿だが、丁度父さんと神主さんが居た。


「2人とも、準備を手伝いに来ましたよ」と父さんと神主さん両方に話し掛けたからか、中途半端な敬語だが、神主さんは気にする事無く「おや、若とセバスチャンとは妙な組み合わせにも感じますが、いや。若だからか。まぁそんな事よりも毎年の事とは言え、ありがたい」そう優しさと言うか、温もりと何故、そう疑問を抱く事を言う神主さんの言葉に悩まされて居ると、「ふ、恋にはまだ少し早い話さ」と父さんが余裕のある笑みでそう僕に言うが、余計に分からない。


大人、と言うか年寄り臭いと言うのかは分から無いが、風貌や雰囲気だけなら憧れる大人だな。

何かを感じて居るみたいな、見た目じゃ無い所でカッコ良いって言える大人には成りたい。

まぁ、そんな大人に成れるのはまだまだ先の話か。そもそも成りたいって思って成れるのか、それとも成りたいって思う内は成れないのかな。


こう言うのを男として憧れる、と言うのであれば、世界が素晴らしくも見えて来るが、和えて3人には言うまい。調子に乗るし、それに子供に見られたくないからね。


そんな一時を楽しんだ僕達は、何かと話し合う為に本殿内へと足を運ばせることにした。


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