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僕に恋する人  作者: 音夢
第3章 夏の訪れ、それと夏休みの様な生徒会
50/67

3ー4

プールサイドにある金網で作られたフェンスの周りに出来た日陰に横たわる様に座りながら、プールの中をただ眺める。

何故、室内を使わなかったのかと疑問を抱きつつも、空から刺さる様に降り注ぐ太陽の光が強く、水を張ったプールの中から鏡の様に反射させ、中に居る美女達を照らし出し、楽しそうな声と弾かれ合う水の音がまるで子守唄の様で、何かのセラピーの様に安らぎを齎す。


この光景を眺めて居ると何処の芸能人の写真撮影かと、目を疑うがカメラやライトの様な機材は無く、僕もどうしてこんなにも綺麗な人達が集まったのかと思って居ると、1人の女性と目が合う。

唯さん、誰もが高望みや高嶺の花と確実に僕とは釣り合わ無い、そう見ただけで分かる唯さんと目が合いそして、一般的な男子ならば『気がある!?』とでも喜ぶのかな?唯さんが軽く顔を赤くさせながら笑顔で手を振ってくれた。


何処から見ても画に成る、そう思って居ると唯さんの頬が赤く成った理由が、無意識の内に軽く微笑み、そして手を振り替えして居たのだと知ったのはまた別の日の事だった。


唯さんに軽く目を取られて居ると、1人皆が遊ぶ輪の中から抜け出して来たサクラさんが此方に近づいて来た。

濡れた金色の髪が優美と言うか、纏まった髪が靡く様に揺れ、水で濡れた素肌と共に妙な色香を醸し出しながら、そのスタイルの良さを際立たせ僕の前に来ると、無自覚か。いや、何方かと言えば無自覚で出来る才能なのかもね。


目の前に居るサクラさんが、座って居る僕にまるでその胸を見せ付ける様に前屈みに成り、何の意図も無いだろうに無垢な顔で此方を見ながら「恋くんは泳がないの?」と、何時もの様に年上気質は感じ無いが、無償に頭をなでなでしたい感じで、そう聞いて来た。


可愛い、素直にそう思いつつも慣れてしまった。下心などは無く顔に熱が上る事も無く、ただ当たり前の様に「泳いでも良いんですけど、何か生徒会長じゃ無い感じの秋葉姉さんと副会長さんが居ると、絶対によからぬ事が起こりそうなんで」そう、意外と切実とした悩み何だが、僕に取ってはとても重要な事なので言ってみた。

それに何時も寄りも更に薄い水着で、更にその格好で抱きつかれ過ぎたら、流石に理性を保つのが苦に成って来るだろうし。


まぁ、普段の光景と言うか2人の行いを知って居るからかサクラさんは苦笑いを浮かべながら、合わせて居た目を反らし「あはは、多分今ぐらいは大丈夫じゃ無いかな?…………多分だけど」乾いた笑いと共に言われてもね、しかも最後に多分って言ってるしさぁ。もう少し真実味は無くて良いけど、説得力ぐらいは頂戴よ。


すると、僕の思いを察したと言うか同じ様な事を考えたのだろう、サクラさんとの間に暫く沈黙が流れ、2人の声で「「あはは」」と乾いたハーモニーが響いてしまった。

何だろう、このハーモニーにはとても恐怖を感じてしまうよ。

とは言っても泳ぎたいか泳ぎたく無いかで言えば、泳ぎたい。だが、あの中にわざわざ飛び込む程の勇気や無謀何かの物は、生憎と持ち合わせては居無い。それが僕の性分だとは分かっては居るが、嫌な性分だとは常々思う。まぁ、何かする気も無ければ治す気も無いが。


黄昏る様にニンフ、妖精の様な生徒会メンバーや唯さんを眺めながら、この暑さの中でも水辺の日陰だからか気持ち良く、木陰を作り出して居る木のせせらぎが優しく意識を飛ばす。

一体何分、はたまた何時間かは分から無いがどれ程の時間が経過したのだろうかは分から無いが、意識がギリギリの所でずっと立って居る。


視界に映る光景はただの光景にしか見えず、そして深い微睡が身体中に絡まる様に(とぐろ)を巻き、身体を重く意識を不安定な所へと何時までも誘い続ける。


理解とまでは行か無いが、何故この状況なのかは薄れた思考の中でも、ゆっくりとだが仮説が生まれて行く。視界に映るニンフ、妖精の居なく成ったプール、と成ると1番ありそうな事と言えば皆はもう帰った後かな。

そんな仮説を立てたは良いが、それが合って居様が外れて居様が幾つかの行動パターンを、予め考えて置ける程度でしか無い。それに暗くは無いのは何と無く分かるが正確な時間も知りたいし、ダルいが起きるか。



そう考えた僕はゆっくりと、だが着実に思考と言う名のコードに、神経と言う名の電流を通して行き、そして重く(とぐろ)を巻いた微睡から身体を解き放とうとした瞬間、両腕に感じる柔らかい感触と共に妙に現実味のある物を感じた。

人間の寝起きと言うのは、即座に何かに対象する能力が強く生まれる場合があり、火事場の馬鹿力何かを睡眠時後直ぐの脳はリミッターが緩く成って居り起こしやすい。

それは何かを察知するシックスセンス、第六感の様な此処に寄って確実に能力差が生まれる物もまた例外では無い。


つまる所を言うと、心の中からある意味清々しい程の溜め息を零し、覚悟は無いが事流れ主義の様に左右を見た瞬間、腕に抱きついて居る秋葉姉さんと副会長さんが居た。


あれ、わざわざこの水着を着た2人に抱きつかれ無い為にプールに入らなかったのに。

やっぱり、油断大敵って言うのは何時でも頭に入れて置くべきかな。


それと「折角の所悪いけど、逃げさせてもらうよ」そう言ったのと同時に、寝起きの身体にムチを打つ様に2人からはスッと消える様に見えて居るかは分から無いが、抜け落ちる様に早くプールの中に逃げ込んだ。


取り敢えず逃げ場所としては良いと思うって!「2人とも目がマジ過ぎ何だけど」ギラギラとした目をさせ、まるで今から狩人が獲物を穫る様に此方を向き、そして足を動かす2人が居た。


あはは、他のメンバーや唯さんは休んでるし、コレは又色々とヤバイかも。

そして何の合図も無しに、僕と秋葉姉さんと副会長さんの三人に寄る、恐怖の鬼ごっこが始まってしまった。

今回は全く筆進まなかったので、次週投稿するまでにもう少し細かい描写を増やしたりしたと思います。


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