番外編 母さんとの時間
疲れた、そんな言葉を思いながらも夏海との買い物を終わらせて帰って来た訳だが、午後は夏海も秋葉姉さんも、海斗と天音姉さんも用事が有るらしく父さんとセバスチャンさんは仕事で出て居るので、久しぶりに母さんと2人きっりだ。
で、如何言う訳かは知らないが30分程休んだら一緒に料理をしようと、母さんに誘われてしまった。ここ最近母さんと一緒に居られなかったし、この前も頼まれたので答えはもちろんOKを出した。
それで30分と長くも無く短くも無い時間が空いてしまった訳だが、時間が無くて見てなかったけど久しぶりにアレでも見るか。
部屋に戻り、布団に座りながらイヤホンに耳を通し静かなゆっくりとした、眠気を誘う様な優しい今日を掛けながら『自分と他人』を手に取り、第1章最終節まで進んだページを開き、目を向けて行く。
『
『自分と他人』
第1章最終部/自分
自分とは、とそう考えた時に先ず如何思い浮かべるだろうか?
他人寄りも全てに置いて劣っている者?それとも逆に全てに置いて他人寄りも上の者?もちろん何方を選択したにせよ、完全な間違いでは無い。
だがしかし、他人と自分の違いを考えた時にそれだけの言葉で返せ無い、説明出来ないのが真実だ。
ならば、簡単。自分の事をゲームや漫画なんかに出て来る主人公とでも思えば良い。主人公とは強いだけでは無い。大体の主人公が痛みを知り、その痛みか独自に編み出した偽善者の様な理論を作り出す。そして周りを洗脳するかの様に従わせる。
コレは正しく仏教や神教と大差無い。いや、神の言葉や世界の輪廻と言う時点で個人の主観で見れば大差はある。が、様は信じればそれは存在し、信じ無ければ存在し得ない。と思えば良い。
例えば魔法を使いたければ魔法に関わる全ての書籍を読み、理解すれば良い。そしてそれを科学的な物に置き換える。そうすれば魔法だって使える。
全ては応用から生まれて来る。人が生き返らないのは死んだからでは無く、生き返らせ様としないから。そう信じ、探究心を胸に宿背ばいつかは願いが叶うかもしれない。
決心て絶対では無い。が、やら無い奴がどうこう言うよりは絶対的に良いだろう。
』
何時も、何度見ても思うがコレが言って居る事は要するに動け。と言って居るだけだ。ただ、それだけなのに感心させられるのは何故だろうか?
分からないが、何時もの様に何回も繰り返し読み続け、30分が経った所で詩織を挟んだ。これで次に何処から読めば良いのか分かる。
さて、では。僕は耳からイヤホンを外し母さんが居るキッチンの方に向かった。
今朝とは打って変わり、人が居ないからか静かな廊下だ。とても落ち着きが有って僕は好きだが、人に寄っては寂しいと言うのだろう。
そして居間の前に着き、扉を開けキッチンの方を見た瞬間、目の前に居たのは従者、家政婦、使用人、英語や俗物的な用語で表すならばメイドさんが居た。いや、正解にはメイド服を着た母さんが居た。
黒のボディーラインを強調する様に作られたワンピース型のロングスカートに、フリルの付いた白いエプロン、そして極め付けには僕も旅行中に不覚にも付けてしまったがメイドカチューシャが付けられて居た。普通に家族と見ても可愛らしいそれだが、驚きの方が強い。
変な趣味にでも目覚めてしまったか、そうとさへ思ってしまう程だが、取り敢えずは何気なく普通に「料理、一緒にするんでしょ?来たけど、如何しよっか?」色々と可笑しな気もするが、まぁ大丈夫だろう。
母さんも「あ、折角メイド服を着て可愛く行く積りだったけと、まぁ驚いてくれたしいっか。それで」そう何をするつもりだったのか気に成る所だが、一旦区切ると僕にしっかりと全身が見える位置まで移動すると、ひらりとスカートを上げながら回った。
綺麗なメイドさんを夢見た男なら、誰しもが憧れるそれが目の前に広がった。落ち着いた清楚な雰囲気の中にも自分をアピールしつつ、またスカートがふんわりと上がる事に寄ってメイド服でしか味わえない美しさが感じられる。
そんなまるで狙ったかの様にそれをやった母さんは、腰から曲げて上目遣いを作りながら「どう?ママのメイドさんは、可愛い?」と分かって居て聞いてるだろ、と思いたいが母さんはその美貌を全く過信評価して居無いのか、不安そうな顔で聞いて来た。
「うん、可愛いよ」まぁ、ママとは呼ばないけどね。
不思議だが今の心の声は母さんには伝わらず、と言うか何故心の声を読めるのか聞きたいが、まぁ伝わらなかった様で「そう、嬉しい」と言い、料理。お菓子作りに入ると思った僕がバカだった。
母さんはそのまま話しを続けた。「じゃあ、ママ1人だけがこんな恥ずかしい衣装、コスプレしてるのも嫌だし」その先は言わないで欲しいが、まぁ「恋ちゃんもお着替えしようか」言うよね。溜め息が心からも零れて口に出てしまいそうだが、「ママが優しく、優しい恋ちゃんの柔肌を撫でて、触って着替えさせてあげるからね♡」そんな事まで言わなくていいから!
コレを息子愛で片付けられるのは幼稚園児までだと思います。あと、コッチに来ないで。
僕は近づいて来る、理性剥き出しの母さんに勝てる訳が無く、そのまま不覚にも母さんと字のごとく、お人形さんの様に色々な服で着せ替え遊びをされました。
………………………春香………………………
長かった、と言ってもたった2日間だったけど、それでも私に取ってはとても長かった。それに帰って来たは良いけど、娘や親戚の子に取られあまり話せ無かった。
でも、やっと私の愛しき息子であり1人の男として見てしまう程に素敵な恋ちゃんと、2人きっりでお菓子作りが出来る。
正直嬉しさや独占欲、我慢して居た感情が押し寄せて来て心臓はバクバクしてるし、足もフラフラ、最後には興奮で妄想と息遣いが凄い事に成ってるわ。
恋ちゃんとお菓子作りをする前に30分だけだけど、準備する時間を貰って良かった。こんな発情した小娘みたいな所、恋ちゃんには見せたく無いもの。
じゃあ、調理器具の準備も材料もバッチリだし、あとは恋ちゃんと一緒に料理を作るんだもの。恋ちゃんが興奮して、尚且つ料理に支障を擬さない物が良いわね。
と成ると、やっぱりメイド服を着て、恋ちゃんに手取り足取りみっちりと教えてあげなきゃ♡
暫くして恋ちゃんが来たけど、うーんと、やっぱり恋ちゃんには過激過ぎたのかしら?あんまり興奮はして無いみたいだし、あ!でも急にママがこんな格好をしたから驚いてるだけかも。
それならママが恋ちゃんに似合う服を着せてあげなきゃ行けないわ。
取り敢えず恋ちゃんは可愛し、かっこ良いし、綺麗だし何でも似合いそうだけど、今日は我儘かもしれ無いけど私の好きな格好にしてもらいましょう。
恋ちゃんも最初は恥ずかしがってたけど、今はすんなり着てくれる。
そして恋ちゃんに着て貰ったのは和服、しかも胸元がはだけて居てクールなのに際どくて、エロくて綺麗な感じ。ああ、今すぐ襲いたい。よだれや体の疼きがヤバ過ぎ!
恋ちゃんを興奮させるつもりだったけど、逆に恋ちゃんに興奮させられてしまった。
取り敢えず写真はいっぱい撮ったし、カメラの設定も出来てるから作るとしましょう。そうしないと、その色々ヤバイし…ね。
「今日作るのは初心者でもって、言っても恋ちゃんは結構やれるからお菓子作りで1番応用が効くパウンドケーキよ。因みにパウンドとは重さのポンドの事で、バター、砂糖、卵、薄力粉を1パウンドづつ居れて作るの物よ。それとポンドは1ポンド453.592gで、ボウリングのボールに書いてある数字がポンドだから覚えて置くと面白いわよ」と恋ちゃんの為に覚えた雑学を話すと、恋ちゃんは感心した様に聞いてくれた。嬉しい。
さて、じゃあ作って行きましょうがない。基本的な材料以外にもラム酒を少し居れる事に寄って風味が増して更に美味しく成り、そして恋ちゃんを見て食べるとどんな食べ物でも美味しく成ってしまう。
其れにしてもやっぱり恋ちゃんは料理の才能があるわ。私みたいに毎日作っても居無いのに絶対同学年の人や普通の料理人寄りも、テキパキとカッコ良く、だけど美味しそうに作るもの。
ああ、色々な意味で食べたい。あっといけない、また息が上がって来てるわ。でもそれも仕方が無い。だって恋ちゃんの和服が開いて居るせいで、その、恥ずかしい何処からまで見えちゃってるし。それに今見ないと生で見る機会は来ないかもしれないし。しょうがないわよね。
だから思う存分、恋ちゃんのあられもない姿を頭の中に封じ込めなきゃ。もちろん、恋ちゃんの邪魔に成らない様にそっとだけど。
まぁ、お菓子作り。特にこう言った感じの混ぜたら焼けば出来る物は、分量さへしっかりと測ってしまえば簡単に作れてしまう。1番難しい焼き加減も今は大体すぐ分かるし、あとは焼くだけだから恋ちゃんといっぱい遊ばなきゃね。
「じゃあ、あとは焼くだけだし将棋でもしよっか」と少し強引だけど、私はそう言うと将棋版と駒を並べた。
恋ちゃんも「暇に成るし良いよ」と言って、将棋版を挟んで座ってくれたので将棋を初めて行く。
それにしても何で私がこんな恋ちゃんに触れ合う事も、色々なお願いも出来ないゲームを選んだ理由、それは…恋ちゃんの真剣な表情を見る為よ。
和服を着た恋ちゃんにお触りするのも、それはそれで良いシチュエーション何だけど、一時の喜び、快楽の為に長く使えて老化もしない恋ちゃんのクール和服でのマジ顏が将来性があるし。
先行は恋ちゃん何だけど、まぁ初めだからからり無難な手ね。私も最初は歩を前に出して様子伺いかしら。
それからパウンドケーキが焼き上がるまでの30分間、たっぷりと恋ちゃんのカッコ良過ぎて鼻から赤いケチャップが出そうに成るのに耐えながら、恋ちゃんの所々見せる子供みたいな可愛い顔や悩む顔を満喫して満足過ぎよ。
ああ、やっぱり私は恋ちゃん無しでは生きてけ無いわね。と言うか、恋ちゃんとあとは生命維持に必要な恋ちゃん分と栄養素が有れば十分生きて行ける。
じゃあ取り敢えず出来上がったパウンドケーキを取り出して、軽く空気に触れさせて冷めてから切って、「はい、ママと恋ちゃんの愛情たっぷりパウンドケーキの出来上がり♡」恋ちゃんとの愛の結晶が出来た。それと紅茶も淹れたし、あとは美味しく食べるだけ。
………………………恋………………………
母さんと一緒にパウンドケーキを作り、そして焼き時間で将棋をしたのだが、母さんはやっぱり頭が良いからだろうか。あり得ないぐらい強かった。それと僕の読みが伝わって居たのか、先回りをされて潰されまくった。
まぁ、そんな事は置いておき、パウンドケーキが出来たので食べる事に成った。先ほどの将棋の時とは打って変わり、かなり距離が近づいて居る。ナノ単位がギリギリ母さんとの間に入るぐらいには。もっと分かりやすく言うと激しく抱きつかれて居る。
かなりラフな和服のせいで母さんのその、柔らかさや匂いが良い感じで伝わって来て恥ずかしくなるが、その辺りは何とか耐えて居る
するとフォークを上手い事使い、パウンドケーキを口に運んできながら「あーん」と母さんは言うが、何だろう。とても気恥ずかしい。
一口、食べさせられた感じだが美味しい。力作と言うか、普通のレシピ通りの気がするが、やっぱりアレ何だろうか。母さんの料理は天才的と。
今日も色々あったが、今が1番まったりと和んで居て、落ち着いて居られるのは疲れているからかな?
まぁ休みだし、少しぐらいは羽を伸ばさせて貰っても良いよね。
これで第1章が終わりました。次の投稿は3週間後の6月3日に成ります。3週間の間に文の直しなどを加えるのでご了承下さい。




