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春休み、そう読んでいいのか?と思う程にキツイ物が終わり、今日から待ち望んでも居ない新学期が始まり、卒業式同様な形式で入学式が行わられ、やや緊張気味に入学生が行進して、軽く話しがあってあまり記憶に残る事無く入学式は終わった。
一様生徒会役員としてステージには立ったが、新生徒会長さまである秋葉姉さんに紹介をしてもらい、それに対して礼をするだけの物だ。
対して居る意味も無い、まぁ女性ウケをよくしたかったのかも知れないが、殺気が飛んで来るので辛い。
そして教室、高等部の校舎に移り、相も変わらずと言うべきなのか、もしくは詰まらない程に代わり映えの無いと少し愚痴るべきなのかは分からないが、結局クラスメイト全ては同じ。
はぁ、先生も同じ。溜め息は出るのが習慣だな。と言うか何故に高等部でも九条先生なわけ?
アレだ。絶対聞いたら愛の力とか言われるよ。
正直初日なのにこんな事で驚いて、疲れてじゃ身が持たない。
まだ春休み中の方が、いや。アレはアレで地獄か。
悟った様にそう思っていると何時の間にかHRは終わって居た。
もう慣れたよ。何方かと言えばあんまり深く考え無い事が幸せになる。そっちの方が傷付かないし。
と、思ったまま帰られれば最高なんだろうが、現実はそうそう上手くは行かない。
今日は生徒会の活動が在るので生徒会室に向かわなければ成らない。
しかも会長が姉さんで先生が九条先生ってのは絶対仕組まれた、もしくは裏で何かが働いたな。辛いのは慣れたが、疲労を負う自体だけは無くなってくれ。
ただ思って居る事とは裏腹に足は目的地へと僕を誘い、決まったルートが在る訳では無いが人があまり居ないルートを通るのを辞め、今日は1番近いルートを通って歩く。
コツコツと自分の足音が響き、同時に多数の足音が交差する。互いが不思議と相手を避ける事に寄ってぶつかる事は無く、また初日だからか、確実におおく付け過ぎたであろう何種類物香水が混ざり、毒々しい程に異臭を作り出す。次ぐ様に人の目、視線が突き刺さる様に向いて来るのが鬱陶しい。まだ実力行使に来る者は居無いので気にする事無く歩き続けた。
で、だ。こうも普通のルートで行くと早いんだね。15分ぐらい掛かってたのが6分ぐらいだよ、何だよ半分以下って、今までの自分が馬鹿らしく思えて来るよ。
突っかかる所が違う様な気もするが取り敢えず着いた訳で、生徒会室の鍵は生徒会役員は所持するのが校則で決まっているので、その鍵を使い鍵を開け、部屋に入った。
パッと見た部屋の感想は会議用の横3人、縦6人ぐらいが座れる程の長方形の机があり、その周りに椅子とホワイトボードがあるぐらいだろう。ただ掃除は隅々まで行き届いて居り、物が少ない割には部屋の空きスペースが多く、横の部屋の生徒会用倉庫へ通じる扉がポツリと在るので異様に目立っている。
でもまぁ、最初来た時は無駄に教室を使って居ると思ったけど、実際行事で使うパンフや資料何かは全て生徒会で作って保管するから以外と必要らしい。
風紀委員会の教室と比べたら天と地の差だけど。あっちは1つでこっちは2つ、でも基本的に考えると生徒会はほぼ人気投票の様な形で決まってるし、僕みたいな事例もあるから廻される金は多いわけかな?
下らない事を考えながらも鞄の中から筆記用具を取り出し、鞄を机の下に置いて横、3人が座れる場所の真ん中にすわると急に目の前が暗く、いや何かに寄って視界が遮られた。
少し冷たく、でも何処かで触った事がある様なそれは間髪いれずに「れーんーちゃん♪だぁーれだ?」そう聞いて来た。
女性の声、だが女性の声にしては少し低く、優しく支えてくれる様な声。
正直、女性の声は男よりも独特だから直ぐに分かった。「何してるんですか、副会長」と普通に返した。
僕の反応が御気を召さなかったのか手を目から放して、隣の席に座ると話し始めた。
「ぶーぶー、もっと面白く反応してくれても良いんじゃないの?私は恋ちゃんの事、弟にしたいと思って居るんだしさぁ♡ねぇ恋ちゃん♪」声は凛々しくかっこ良いのに、声を先に聞けば誰しもがそう思うだろう。
黒いショートヘアーに服の上からでも分かる程に色々と引き締まり、だがしっかりと女性らしく丸びを帯びた体付き、綺麗や可愛いと言った分類よりもカッコ可愛い何かの言葉が似合う顔、コレが副会長で3年の沢城 真弓さんだ。
まぁ、軽く頬を膨らませながら少し怒っている感をアピールしているが、僕はそれを無視して「はい、はい。分かりましたよ副会長さん」と言った。
流石に雑とも思える感じだが、副会長さんは「ふふっ、中々堕ちなくて突き放す所もお姉さん好みだなぁー。でもでも、やっぱり名前で読んだり、甘やかしても欲しいなぁ♡」何か見た目とのギャップが激しいが、それはそれでこの人の特徴何だよね。
いや、でも呼び方は「嫌ですよ、副会長さん」そのままだけど。
すると副会長さんは「あぁ、そうだ、そうだ。今日ねぇ良い物持って来たんだぁ」そう言うと鞄から何か袋を取り出すが、何か顔が焦らしたがる子どものちょっと悪戯な顔に成って居る。
そして袋を指先で開けると、中味はこちら側からは見えないが1つ摘まんだ様でって!急に手が僕の方に突っ込んで来た。
正確なまでの突き、普通に考えたら殺傷理由がある相手に放つ様な突き。
勿論交わす事は出来たけど、近距離で結構早い突きだったからかなり危なかった。
「何で交わすんだにゃぁ。折角私が朝、弟への愛を込めて焼いたクッキーを食べてにゃあ!」へっ、先ずそれクッキーを食べさすやり方じゃないよ!
更に飛んで来る突きを交わし続けては居る物の、やっぱり近距離だからか無料だった。
副会長さんの指が口に中に入り、指先にあるクッキーからは穂のかなバターの香りが口いっぱいに広がり、そして指先は有らぬ場所を触れ、刺激させた。
舌が指を絡め取る、今の場合は指が舌に触れ押し付ける様に刺激させられる。
妙な感触が身体中を襲い、ゆっくりと副会長さんは指を抜くと何時の間にかクッキーは無くなっていて、指と口とで唾液の橋が掛かった。
顔、身体中が熱い。恥ずかしいと感じるのさえも鈍らせる程に熱が僕を狂わせ、そして全く恥ずかしがらずに副会長はそれを口へと運んで行く。
頭の中は真っ白で何かを考える事は出来ず、ただそれを眺めているだけの状況だったが急に副会長さんの顔が固まった。
まるで鬼に睨め付けられたかの様に固まった副会長さん、僕が後ろを向いて見るとそこには姉さんと、書記で姉さんと同級生の赤羽 飛鳥さんが居た。飛鳥さんは何と言うか綺麗なメガネさん、委員長みたいなのに綺麗な人だ。長く美しいツインテール、そして整った顔。
そんな2人が笑っている、それは見た感じではとても言葉に現せる様な物では無いだろう。なのに瞳の奥には闇が、深い闇があり、多分今の僕でもこの2人には勝てない程だ。
固まった副会長さんだが、やっぱりこの空気は厳しいのか動き出して「えーと、それじゃあ会議を始め「られると思わないでね、真弓ちゃん」凍て付く様に飛鳥さんは副会長さんの言葉を遮ると、続ける様に「私でも、あんまり悪戯が過ぎると怒るわよ」そう言い、僕と副会長さんに見ただけで惚れてしまう程の極上の笑みを浮かべ、飛鳥さんはホワイトボードに1番近い席に座った。
無言の笑顔程怖い物はない。何かを再認識して、姉さんも僕と対局の場所に座ると副会長さんに向けて、漏れて無いと思って居るのかな?めちゃくちゃな殺気を放つ。
1分か、将又10分か、時間感覚を失う程に沈黙が続き、そしてもう一度扉が開いた。そこには九条先生と会計の椎名サクラさんがいた。金色の髪、それはとても僕の目を引き、また長くロングと呼ばれる分類まで伸びた髪を纏う様なスタイル、鋭くだが優しそうな顔、イギリス人と日本人のハーフのせいか、両国の良い所を詰め合わせた様に美しく、2年生と僕よりも年上だが何処か幼い感じもするサクラさん。
見惚れて居た様に身体が少し熱く成ると、開けた扉を閉めたサクラさんが「すいません、予算案の微調整をしていたら遅れてしまいました」そう言いながらプリントを全員に配り、自然な流れで僕の横の席に座った。
「それじゃあ会議を始めましょうか」九条先生の言葉に飛鳥さんが「はい、先ずは今学期の生徒会が使える予算ですね」そう言うと、テキパキと重要な数字だけを飛鳥さんはホワイトボードに書き、姉さんが「えっと、大体は去年と一緒だけど、文化祭何かの設備運営、アピール活動、その他諸々が重点的にやれる様に少しだけ増えて居るわね」と予算を見ただけてよく分かるなと関心しながらも、ここは取り敢えずやりましたや見ましたが重要な所であり、1生徒である僕達にはあまり関係が無い。
そして出て来た内容を報告書に書き留めると「次は高等部1学年の旅行的行事ですね」その議題に変わった。
「1学年って事は恋ちゃんの旅行だけど、場所は何処だっけ?」副会長さんの資料を全く読んで無い発言が出た所で、姉さんが説明を始めた。「えっと、毎年使って居る学校所有の旅館とホテルを使うわ。あくまでも勉強や自主性、他のクラスでの交流を目的に作られているからそこまで街に出る事は無いわ」と分かりやすい説明だった。
説明を理解した副会長さんは「そんなんだったわねぇー、あ。でもでもさぁ、そうなると3日程私の愛しいラブリーな弟の恋ちゃんに会えなくなっちゃんじゃない?」いやいや、何でわざわざ学年分けした行事なのに、3年生である貴方が「その件なら大丈夫ですよ」サクラさん、それどう言う意味?
一瞬でめちゃくちゃ頭が痛くなり、激痛とまでは行かないがかなりの痛みをもたらした。
「私の方で、生徒会が今年の高等部全旅行的行事を仕切り、より良い物にします、と言っておいたので。もう許可はおりてますよ」何か疲れたよ。
すると飛鳥さんが質問をしたが、凄く意識が朦朧としてる。「生徒会で行くって事は、旅費は全て学園持ちなの?」以外にまともな質問だけど、考えるのも無理なくらいグロッキーだよ。
するとサクラさんの手が僕の頭の上に乗り、『よしよし』とやる様に頭を撫でながらサクラさんは「多分おりると思いますが、明日には正確な資料が届くのでそれを見ていただいた方が良いかと」と答えた。
気恥ずかしい気持ちが有るには有るが、癒されるので嬉しい。
それでも何かはコッチに飛んで来る殺気が凄い。
「むっ、まぁ良いわ」姉さんの周りの空気や雰囲気グラグラと言うのか、ガラスが割れたと言うのか、細かく。だが確かに大きく揺れている。
そんな異様を纏わせながら姉さんは再度口を開いた。
「そうだ、ねぇ恋ちゃん。旅行が近づいて来たら一緒に買い物に行こ。勿論私と恋ちゃんの2人で♡」姉さんはそう言いながら手を伸ばして握ろうとして来たが、副会長さんの声でそれは崩れ落ちてしまった。
「あ、それは私も行くだにゃぁ。恋ちゃんのもう一人の姉である私が行かなくて、誰が行くだにゃぁ」周りが、特に姉さんが「「「「なっ!」」」」と声を上げ、飛鳥さんが「なら、私も行こうかしら」と話しに乗り、サクラさんも「私も途中編入で詳しく準備する物が分からないので、お願いします」としてやったり感満載で2人の笑顔が輝いた。
2人に続く様にと九条先生が僕以外を見ながら「それじゃあ、私が引率でも」と言ったが、四人に「「「「いえ、入りません」」」」と言われ九条先生は字の如く、抜けた様な声を出して暫く放心状態に陥った。
まだまだ会議が続くのか、と僕は疲れながらもまた前を見てるとこ僕らしいよ。
姉さんが綺麗な笑みを浮かべ、一瞬僕と目が合い軽く笑顔で返しすと、頬を赤くさせながら「もう1つの議題は部活製作届けの処理よ」そう言った。
確かにこの学校は4人から部と名乗れ、逆に言えば4人以下だと同好会や愛好会などの示しが無い物になる。だがしかし、別に教員が居なくとも定期的に生徒会と風紀委員会に活動内容を報告すれば良く、同好会に成って来るとただ教室を借りてるだけだ。
で、かなり作り易い環境に在る上に自ずと入学式が行われた今日は誠意的に部活勧誘行い、同好会達が部費をもらうために頑張る。そのせいで結構な量の届けが出て来る訳で、それを処理基ナイナイする訳ね。
副会長さんが「えっと、一様判断は個人プラス私と秋葉がするんだよね。ああ、めんどくさいだにゃぁ。恋ちゃん、あとで肩揉んでぇ」嫌ですよ。ほらそこ、睨むな!
書類は軽く150枚は有るだろう、溜め息以外にも何かが出そうだが処理を始めた。
部活名、主な活動内容、目的/目標、希望教室、申し込み人数と必要最低限の事が記入出来る様に成って居る書類。コレを1枚1枚見て行くは以外と辛いよね。
『部活名「哲学 部/同好会/愛好会」
主な活動内容「上記に有る通り、様々な哲学について語り合い、議論し合いたいと思っています。」
目的/目標「この部に入り、例え将来の役に立たずとも、自分を見出せる様な哲学を学びたいです。」
希望教室「使えるのならば何処でも良いです。」
申し込み人数「10 人」
』
うーん、これなら大丈夫かな。
そう判断した僕は生徒会スタンプと呼ばれる生徒会メンバーがこう言った仕事、書類何かを作る時に押すスタンプを押した。
はぁ、あと何れぐらい掛かる事やら。
それから大体1時間後に漸く終り、やっと帰れる。と思ったが、結局は姉さん達が居るから変わらないんだよね。
ご覧頂きありがとうございます。
そして新キャラ紹介です。次回は小説本文とキャラ紹介を書きたいと思います。
では、生徒会メンバーです。
会長 舞川秋葉
17歳、全ての人を魅了する程に美しいがブラコンであり、恋ちゃんと呼ぶ。
学力や運動能力なども秀でており、言わば超人である。
副会長 沢城真弓
17歳、運動大好き!恋ちゃん大好き!と言った感じで、恋の為ならば99の犠牲おも厭わない。
語尾は時たま変わり『にゃぁ』や『キャハッ♪』などがある。
恋の事を弟にしたいと思っている。
書記 赤羽飛鳥
17歳、恋の事を可愛い後輩と思っており、キレれば凍る程の美しい笑みを浮かべる。
恋くんと読んでは居るが、気持ち的には挨拶はキス、言わずとも分かると言った相思相愛を目指している。
会計 椎名サクラ
15歳、生徒会唯一の2学年で、ハーフの為金色の美しい髪が特徴。
恋を『恋くん』と呼び、少し幼い気持ちからか兄の様に優しくされたいと願っている。
今回はここで終わりたいと思います。後日詳しいのも投稿すれのでお待ち下さい。




