大晦日特別編 大晦日からの元旦
今年もやって来てしまったのか、大抵の人ならばあまり気が進まないであろう大晦日、正しく言えば大掃除。だが、僕からすれば掃除は楽しい。変に聞こえたかもしれないが僕はマメな作業が大好きです。
まぁ相に合っているんだろうし、あとはやったらやった分だけの成果が出てくれるので、やって居ると楽しくなる。それに大掃除なので結構隅々までやれるのは嬉しい。
と言う訳で大掃除を始めて行きますか。
丁度お昼も食べ終わり、ある程度の時間も経ったので時間的にはかなり良い。なので絶対的に楽しめるのが確定している。取り敢えず先ず何処からやるのかを決めて行く。
とは言っても床や壁、窓に物の下や隙間何かをやれば掃除などは終わってしまう。次に風呂をやって、そのあとが地獄だな。夏美と秋葉姉さんは自分で出来る……あぁやってくれるだろうが、母さんは多分出来るのにやらないだろう。それで手伝うのならまだ良いんだが母さんは掃除をする事よりも、何かと抱き付いて来るので作業が進まない。と言うか始めから分かっている、なのにやらなきゃ事が進まないんだよ。
何か泣きたくなるけど、頑張ります。
で、先ず水を溜めたバケツに雑巾掛けを入れ、雑巾を絞ってから床に雑巾掛けをして行き、それが終わって次は掃除機を愧から掛けて行く。正直ベットの下や隙間は掃除機を掛ければ出来るので作業としては直ぐに終わった。
そして壁にスプレーの除菌剤を拭き掛け、乾いた布で拭く。こうすると汚れや匂い何かが落ちるので楽ですよ。あとは窓だが、ガラススプレーを窓と枠組みに掛け暫く置いてから布で拭いて行く。こうする事で窓は綺麗になるし、枠組みの汚れが無くなり滑りも良くなる。拭き終わったあとは新聞を結構揉んでからそれで拭く。すると新聞のインクで窓をコーティングし、新聞紙の線維は細かいので揉んだ事でゴミをよく取る様に出来る。これをやるだけで結構窓は綺麗に成るので、窓を掃除する場合はこっちの方が良いです。
それじゃあ部屋の掃除はえーと窓と壁で大分時間を喰ったのか、1時間30分も掛かったが終わった。その分何時もよりも手間暇を掛けたからかなり綺麗だし、良い事だけど。
では、部屋の掃除は終わったし次は風呂場の掃除か。まぁ必要なのは金だわしと洗剤ぐらいかな?あと浴槽をやる場合は普通のタワシでやると傷付くので、絶対金だわしですよ!
じゃあ部屋の時とは違って動きやすいジャージに着替えて、多分2時間ぐらい掛けてやりますか。
風呂場の大きさは結構あるが、効率良くやればそこまで時間が掛かる訳ではない。
シャワーで軽く浴槽のゴミを落とし、そして金だわしで洗剤を撒いた、もしくは掛けた場所を細かく擦って行く。すると水垢や汚れ何かで少し黄ばんだ浴槽が白く綺麗になり、徐々にだが落とされて居るのが分かる。これで浴槽はまた真っ白に戻って行きますが、同時に体力と時間を多忙なまでに消費するのが痛い。
兎に角、浴槽に至っては何か特殊なやり方がある訳では無いので擦る、汚れる、綺麗になるが続くだけ。
大体2時間程で予定道理浴槽は全て真っ白と綺麗になり、僕は腰と腕が疲れた。腰は普段格闘技で鍛えているからまだ増しだけど、腕。細かく言えば指やら手首やら腕全体は流石にこう言った筋肉、速いでも持久力のある筋肉など都合のいい筋肉を鍛えられはしない。だから疲れた、まだ慣れているし鍛えているから大丈夫な方何だろうけどね。
ここまで4時間無いぐらい、何か楽しい反面持って行かれた体力は凄い。その成果として綺麗になったから、これはあれだ。一番風呂に入りたい。
そう考えながら金だわしは汚れたので捨て、洗剤は元の位置に戻した。
さぁて終わったので母さんの所に行ってみると、何と言うのかな。言葉を失った。まぁあれだ、他にも沢山の部屋をやっていたんだろう。責めてそう思わせてくれ…………何で一切手が付けられていないんだよ!全く進んでいない、と言うか母さんのやる気は旗から見た感じゼロだな。
無視出来るのならしているが、生憎やらなきゃいけない仕事なので行動に出る。
「母さん、部屋と風呂場の掃除終わったから手伝う?」何時もと同じく口調、ただ母さんは少し違う。直ぐに、まるで愛しい物を引き寄せる様に身を寄せ、体に伝わる柔らかい感触、そして満面の笑みで首に手を回しながら「ママって呼んで。それと今日は全然構ってくれなかったから、ママは寂しいよぉ。兎は寂しくなると死んじゃうので、私も死んじゃいます。だから構って恋ちゃん」あー、ただの構ってちゃんか。
そう言えば毎年これだから、掃除中にもペタペタして来てたわ。あと兎は寂しくなるとじゃなくて、誰かが居ないとストレスが溜まって自殺するだけだよ。だけじゃないけど、一様そんな感じだから。
取り敢えず掃除をしなきゃいけないのに母さんがコレじゃあ出来ないので、荒療治かもしれないがやる……か。
「春香ママ、ここ掃除し終わったらご褒美上げるから頑張って♡」普通に言えてる感じだけど、もの凄く恥ずかしい。特に最初のやつ。
でも効果は覿面のようだ。母さんは顔を真っ赤にさせながら「じゃあじゃあ、掃除して綺麗になったら一緒に寝てくれる?」と聞いて来た。一瞬だけ何時もしているじゃん、と思ったが少し違った。『一緒に』と言う事は多分2人だけでって事だろうし、あとしっかりと僕の了承した上で、甘えたいみたいな事何だろう。
「言ったでしょ、ご褒美だって。だから好きな事やってあげるよ」何時も迷惑掛けているし、親孝行と思えば安いしね。
すると母さんは僕の返事に満足したのか、まだ頬を少し赤くさせ「じゃあ、恋ちゃん一緒にやってね」そう言い、掃除が始まった。
とは言っても、母さんの部屋には布団が一枚と衣装タンスが在るくらいで比較的掃除は楽だ。あと何か知らないけど、僕以外の皆には2つ目の部屋があってそこには写真がいっぱい在るらしい。因みにこれはどっかの誰かから流れて来た情報。別にそれがズルいとかは思わないが、空き部屋が多過ぎて部屋の場所が把握出来ない。
分からない事は多いので気にする事なく掃除、掃除機を掛けていく。
これは母さんが一緒に持ち、凄く密着されながらの掃除機だった。ただ本当に物凄く恥ずかしかった。甘える訳には行かないから、何か余計に辛い感じで。
それ以外にも雑巾を一緒に手を重ねて絞ったり、後ろから抱き締めて来ながら壁を拭いたりとで、恥ずかしいし精神的な物が疲れたよ。
終わったから良しとしたいけど無理だよ。だって疲れたし、もう体が持たない。
そんな事を思いながらも時間は進んで行き、掃除をしたあとに母さんと秋葉姉さん、夏海、それと父さんと一緒に年越し蕎麦を作り、今は年越し蕎麦を食べています。
蕎麦はその日の気温や湿度で水や練り方を変える程に繊細な料理で、たった一滴の水だけでも味を大きく変えるらしい。家族皆で作ったが、夏海はまだ苦手なのか少しバラツキがあり、母さんや父さん、秋葉姉さんと僕は慣れて居るから綺麗に切れている。でも切り方一つで味は変わるんだろう。母さんと父さん、姉さんのは凄く美味しいけど僕のは普通過ぎるよ。何だか苦手じゃない筈なのにこれだけ味の差が出ると、何か心が虚しい。
だけど流石に蕎麦を食べて居る時は何かが出来る訳ではないらしく、久しぶりに楽に食事が出来る。
すると横に座っている姉さんが「ねぇ恋ちゃん、今日は掃除で忙しかったから抱き付いてもいい?」そう聞いて来て、逆の方に座っている夏海は何か喋ろうとしたが、口に蕎麦が入って居るので僕の指を唇に当てて、マナー違反と言う事を教える。すると聞いて来た姉さんは返事を待たずに腕に抱きついてきて、夏海は頬を赤くして指先に舌を付けて舐めた。
何か収集が付かない。と言うかこのピンク色の雰囲気が漂った場所から、僕を助け出して。あと母さんあからさまに何かを出さないで。
長かった。今日だけの評価にすらもそんな言葉が付いてしまう程に色々と密度の濃い1日、そしてそれの繰り返しの1年。ここで豆知識を言えばトランプの数字を全て足した数、それは364。この数字を見て気づくかもしれないが1年と1つ違い。だが、もっと正解に数えれば違う。ジョーカーで足りない1日、それとエクストラジョーカーで閏年の日付けが加わり、丁度1年である。しかもトランプのマークのスペードは死を表して居り、確実に全てのカードでキング、クイーン、ジャックはスペードの方を向いて居ない。と、確か何処かのテレビで言っていた。
因みに確かめてみたら本当にそうだったので驚きだ。
大分話がズレたが、今から僕達は何か舞川家が所有している神社に行って、年明けを行います。
何故に所有しているのかは知らないけど、毎年行って居て分かったのは凄く初日の出が綺麗に見えると言うこと。
時刻は10時12分、歩いて行っても30分も掛からない所だから早い気もするが、舞川家の護衛さんとかがたこ焼きや綿飴、フランクフルト何かの出店をやっているので何だ感やしたら良い時間帯になる。
僕と父さんは冬用の白と黒で分かれたコートを羽織って、動きやすいジーンズを履いて向かって居るが、女性陣は海斗や天音姉さんを含めて着物を着て来るので先に向う。
外は昼間の様な慌ただしい静けさではなく、冷んやりとした夜風が気持ち良い心落ち着く夜だ。
僕の趣味に散歩があるが、夜の散歩は湯上がりが1番良いよね。火照った身体に夜風が凄く気持ち良くて、のんびりゆったりと難しい言葉で表現出来ない感じになる。父さんもそれを分かっているのか、僕に話し掛ける事なくただゆっくり、ぼんやりとした感じで歩き、そして何時の間にか神社に着いていた。
大きさは普通の神社よりも大きい、何と言うか有名所よりかは小さいが決して普通の神社より小さい訳ではなく、街に一つはあるであろう神社程度のお起きさだ。
そんな神社の道には沢山の出店が並んで居り、かなり良い匂いを漂わせて居る。出店の中を見てみれば顔の良い人達が笑顔で料理を作って居るのが分かり、パッと見ただけでは裏の人間とは分からないだろう。
だが、一様この辺り全てで舞川の名前は強い。反乱を起こす者やイザコザが無く、基本的にそっち関係の犯罪もほぼ皆無に等しい程だ。その為、この辺りのお偉いさんが学校何かでそっち側に行くとよく話し掛けてくる。
だけど母さん達が来ていないので、取り敢えず神社の神主さんに挨拶をしに行く。
人当たりが良く、何時も何処かの老人ホーム何かで悟り開いている神主さん。だが舞川家の幹部さんらしく、神主さん曰く自分はクリスチャン的な存在らしい。でも義理と人情が強い舞川なら居ても肩身が狭くない、との事。
「いやー、それにしても若も大そうな腕前になって。始めた頃はただ闇雲にやっていたのに」僕の作った緑茶を飲み、そう評価してくれた。一様神社だし、日本だからね。普通に御茶葉を炒る所から混ぜる所まで一通りの事は神主さんに教えて貰った。
まぁ最初作ったのは凄く苦かったけど、始めて会った時に神主さんが淹れてくれたのは何か心が暖まった。それから家にある茶道道具で作っては飲んでを繰り返してたな。
神社に到着してから大体30分ぐらいが経ち、綺麗な着物を身に纏い和、大和撫子と現代日本の美しさを混ぜた様に美しい女性陣が到着した。
そして出店の美味しい料理に舌鼓をしながら、薄い着物なのにも関わらず恥じらい一つ見せずに皆が抱きつき、冬なのに何処からか父さんが仕入れて来た片手でも出来る様な簡単な花火で楽しんだ?うん……楽しんだ筈。
色々凝縮された時間は飽きる事無く進んで行く、そのせいかもう直ぐで年明け。毎年起きる事なのに、本当に日本人は祭り事が好きだよね。まぁそのおかげで色んな行事があって面白いんだろうけど。
すると神主さんが「残り10秒!」そうカウントダウンを始め、父さんが「9!」そう続けて言い、全員が続けて行く。
「「8」」
1年が過ぎ去るのは早い
「「7」」
つい昨日今年が始まって
「「6」」
新しい学年にったと思ったら
「「5」」
もう残り数秒だし
「「4」」
約52週間って、1週間なんて本当直ぐじゃん
「「3」」
それでも、こんなに毎日が色々ある
「「2」」
そんな未来、そんな明日も捨てたもんじゃないのかな?
「「1」」
分からないのが世界なら、盛大に今を楽しみますか
「「 Happy! 」」
「「 New! 」」
「「 Year! 」」
世界何て大きな物より、今年一年が細やかな幸せで満ち溢れて居ます様に。
まさか一日でここまで疲れるとは思わなかったが、今から僕達は餅つきに入る事になる。つきたての餅を朝日を見ながらおせちと共に食べる、舞川家特有の物だがある意味伝統に近い物らしい。
その為女性陣は神社の料理場でおせちを作り、男性陣は6個の臼に18本の杵を使って全員分の餅をつく事になり、とても体力を消費する事になる。
だが全員が乗り気でやって居る事に水を指すのもどうかと思うので、去年同様父さんと神主さんとのペアで餅をついて行く。
毎年もち米の下準備は全て神主さんがして来れる。その為僕達の作業は一向に餅を殴打するだけ。と言うか『つく』を殴打にするだけで怖いな。
殴打かどうかはまぁどうでも良くは無いんだろうけど、どうでも良い。
それにしても杵は以外と軽いと思える。でもは臼の重量は滅茶苦茶重たい。あんなただの石で出来た奴の癖に、いや石だから重いんだろうけど、でも重過ぎるよ。
そう何か要らない事に愚痴りながらしっかりとリズム感を持ちながら殴打し、約一時間程でつき終わった。
次に出来上がった餅を母さん達が作ってくれたおぞうにに入れたり、あんこ餅を作ったりと色々まだやる事が残っている。
これは30分で終わり、女性陣のおせちも作り終わった。
だが、まだ食べる訳ではなくて一様神社だし絵馬で今年の願いを書いたり、お参りや御神籤、御守りの変えなどの一年の始めならではの行為をする。
因みに御神籤は大凶でした。どうやら僕には運が無い、と言うか一生回って来ないだろう。
一年のまさか初日から出鼻を挫かれるとは思わなかったが、まぁあれだ。おせちと餅は美味しかった。
やっと眠る事が出来る。そう思ったが違った。母さんとの約束、色々有り過ぎて忘れてしまっていたが母さんは忘れてはいなかった。
ベッドの中、背中には母さんの温もりなのだろうか?優しく包み込む様な暖かさがあり、それと同時に伝わる柔らかさ。
恥ずかしい気持ちが頭を支配して行く。なのに睡魔からか、それとも母さんが居ると言う安心感からなのか体は安らぎ、僕は深い眠りに着いた。
明日からは2週間を掛けて文を直したり、誤字脱字を直します。ですので次章の投稿も2週間後になるのはご了承下さい。
では皆様に幸ある一年、2013年がありますように。




