2/5
はじまりのとき
歌詞を書いたのは初めてなのでそこは大目に見てください^^
それは、出会いだった――――――――。
「雲が月に隠れたとき 青い花は開いた
夜に染まった空の下 誰も照らしてはくれない
まだ 希望があるのならと
花はいく日も待ち続ける
空がほんのり赤く染まったとき 何か変わりそうな気がした
でもそれはただの幻想で――――――
明け方に消えてく 小さな青い花
“今日もまた だめだった”と
花の願いは叶わぬままに――――――………」
青く澄んだ空、葉が生い茂る大樹の下。
一人の少女の歌声が風にのって流れていく。
どこか悲しげで、それでいてどこか優しい声。
聞いたことはないはずなのに、何故か懐かしいと感じてしまう。そんな、歌。
しばらくし、少女は歌を歌い終える。
そして。
少女はある少年と出会った。
カチリ、と。
運命が廻りだす音がした。
まだ続くので、よろしければまた読んでください^^