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第11話「記憶の対価」
夜。
優成はベッドに横になりながら、スマホを見つめていた。
アプリを開く。
新たな項目が増えている。
記憶ロック:アクティブ。
解除条件:未開示。
「……ふざけてるな」
思わず笑う。
だが、画面をスクロールすると、さらに続きが表示される。
代替手段:存在。
「……?」
詳細を開く。
条件:対価の再支払い。
「……もう一回払えってことか」
つまり。
何かを差し出せば、記憶は戻る。
「何をだよ」
画面には表示されない。
そのとき、別の通知が表示される。
新機能解放。
人間関係予測。
「……来たな」
優成は目を細める。




