詩 普通の体
掲載日:2026/03/14
我慢すると、お腹にくる。
いつもそうだった。
緊張したり、心配だと思うと、あまり食べていないのに、出てしまう。
自分の体を呪うこともあった。
「何で自分だけ」という思いも、強かった。
「普通の体が欲しい」
願いはただ、それだけなのに、誰も叶えてくれない。
神を信じないわけではない。
むしろ「お願いします」と手を合わせてきたのだった。
でも結局は届かず、どんどんと酷くなっていく。
何故? 何故、願いを聞いてくれない?
何故、自分だけが苦しむ。
「あの人はいいな」「こっちの人もいいな」
皆の笑顔を見る度、胸に突き刺さる。
自分の笑顔を失ったのは、いつだろうかと。
元々、クールな性格なので、泣くことはないが、それでも将来を考えると、「このままではいけない」と危ぶんでしまう。
早く何とかしないと、早く!!
焦るばかりだが、何の解決策にもならない。
誰を恨めばいいんだ?
親か? 自分か?
怒りの矛先を向けたいが、虚しいだけだった。
小さく生きようと丸くなるが、何も変わらない。
人生、そんなものだと、わりきるしかなかった。




