はらから
平等じゃない
対等になれない
同じ腹から生まれてきた筈なのに
埋められない
追い付けない
隙を埋めるのは甚だ無理だ
何も知らないころ
いつも隣で一緒に笑ってた君に
端から嗤われるのは、考えるに難くない
生きていたい
死んでみたい
謀ることさえも許されず
いつからかずっと
いつまでもずっと
春からもまた、変わり映えの無い部屋を
離れることができないのは
僕の所為だろうか
かつて同胞だった
名前も忘れてしまったあなたへ送る
無念を孕んだ手紙は
腸が煮えくり返るほど
どうしようもなく、どうでもいいと思うのだろうけど。