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歯磨きの後はBパート。

森に響く魔物を呼ぶ声、鬨の声は上り少女達は剣を持つ。

「ふぁっ!あっ・・んっっ」

 少女の太股の上で、だらしなく口を開けて悶える少女は目をとろんっと潤ませて私の顔を見上げ嬌声を上げている。


 細く柔らかいブラシは彼女の大事な場所を何度も刺激し、その度に少女は唾液を口に溜め苦しそうに呻く。

 普段、他人が触る事の無い場所は綺麗なピンク色の粘膜に包まれ、私は彼女の内側のその場所に容赦なく細い器具を差し込んで動かした。


「んっ、んぁっ!あっ!」

「ハイハイ、動かないで下さいね」

 ルージュの歯は真っ白な象牙色で、驚くほど歯並びが良かった。


 彼女が貴族の子だからだろうか、幼くても綺麗な輪郭と整った鼻筋、赤くて小さい唇、オレが大人じゃなかったら危なかったぞ。


 両親が美人ならその子供も美人、きっとご両親も美人さんなんだろうなぁ・・っって。


 そう言えば、あっちの世界の貴族は血族婚のせいでおかしな事になった一族もあったらしいが、こっちの世界でも貴族主義が続けばそうなるんだろうか。


「ん!んっ~~~~!!」

 太股の上の少女が声にならない声を上げ、悶えながら身体を反らす。

 

「っ!と、すみません少し考え事を。・・もう良いですよ、歯は全部綺麗になりましたから」


 身体を起こして上げてからコップを差し出し、水で口を濯がせる。

「もう・・・酷いです、アルシア様」ようやく自由になった彼女は口を濯ぎ、力無く倒れるように私に身体を預け、頭を胸に当て顔を隠すようにそう言った。


「ハイハイ、でも自分で歯を綺麗に磨けるようになれば、こんな事にはならないんですから」

 怒るなら自分で磨けるようになって下さいね。


「酷いです・・・私、もう自分で歯を磨けない身体にされてしまいましたのに」

 とか聞こえましたが、そこは聞こえ無かった事にしましょう。

 

 少し乱れた彼女の髪を撫でながら整え、落ち着き始めた辺りで獣共の声が。


「・・・いい加減お腹がすいたんだけど」

「うむ、空腹である、食事を所望するのである」

 ハリネズミとペリカンが人語を話し、暗い目でこちらを向いていた。


(お互いで食い合っていなさいよ、まったく)


「そうですね、ルージュ・・いえ、キュア レイピア、パートナーが飢えて暴れるまえに行きましょう」1狩り行きましょう、モンスターハンターの時間です。

 もしくはキュアキュアBパート。


  ☆★☆キラッ! スレイヤーs’ キュアキュア♪ ☆★☆


 アイキャッチを挟みつつ狩り場へ移動、場所は私達のベースキャンプである湧水の場所から走って10分、キュア状態で走ったので大体4㎞くらい離れた場所です。


「昨日は西でしたので今日は東に来ましたが、ペリー、準備は出来ましたか」

「まかせるのだ!行くぞ」


 すぅ・・・『ぐぇぇぇぇぇ!!!!!!』

 周囲に響くのは、吐き気のする嘔吐しているような怪音、邪悪なペリカンの使う[魔物を呼ぶ声]周囲約100m内の獣と魔物を呼び寄せ攻撃的にさせる(魔物を呼ぶ声だろう)


 草が茂る平地を狩り場にした私達は、少し離れた場所で草群に潜み、魔物が集まるまで待機、こちらが勝てそうにない魔物がいればそのまま逃げる計画です。


「まずは勝つこと」

 その為には安全に戦い、必ず退路は幾つか確保する事が重要、自分より強い敵とは正面から戦わず、勝てる時・勝てる状況を作って戦う、それが戦闘の基本。


 キュアレイピア、彼女と出会った時、彼女は森の中で無数のゴブリンに囲まれて居ました。

 レイピアは基本決闘の武器、一対一で戦う為の物、森の中での乱戦には向いていない武器です。

 不利な状況と不利な場所で戦っては、キュアレイピアに勝ち目はありませんでした。


「空が騒がしくなってきましたわ」

「先日と同じです、最初は飛行できる魔物を減らしましょう、まずは落ち着いて魔力を高めて下さい」

 空を飛ぶモンスターは移動速度が速い、当然[魔物を呼ぶ声]で呼ばれる事も多い。


 魔物との距離約200・・100・・50・・30!


「今です」「ハイ!」魔力を高め自らの剣に集中!

 より早く!より鋭く![火刃]FIRE、EDGE!

 魔力を込めた炎の斬撃が飛ぶ!


 ゲャ!ギャァ!空に浮いていた魔物が悲鳴を上げて墜落する!

「二匹命中!続けて下さい」「ハイ!」


 魔物共は草原に飛び出した獲物・私達を目にし、速度を上げて降下してくる。

「ハァァァ・・イャァ!」二刀目の[火刃]!横薙ぎの剣閃が降下する鳥の魔物の羽根を焼く。


 まだ威力は低いが[火刃]が中たればその皮膚を焼く、その痛みで筋肉が硬直し羽ばたきを止めた魔物は地に落ちる、地面に落ちた魔物は身体を地面に打ち付けダメージを負う。


(地面に落ちた魔物の相手は私が)

 手の平に掴んだ無数の小石、そこに魔力を込めて

 (闘気もちょっと加えまして・・・)

 [投擲!]強化した小石に混ぜた気弾を飛ばす。


 バッツ!散弾を撃ち込んだような音!

 石と気弾が墜落した魔物をグズクズの肉塊に変えた。


 やっぱり魔力を飛ばすより、実弾を強化してあてた方が威力はありますが。

 キュアキュア的にはちょっと・・・ね。




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