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悠遠の人  作者: 古池はる
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モンシェル

モンシェル2263起動します。赤いボタンを押してください。繰り返します。赤いボタンを押してください。



「起動しました。お名前を音声入力してください。」


親友から届いたプレゼントはロボットだった。ロボットと言ってもアレクサとかSiriとかそういうやつじゃない、人型ロボット。細かいところまでリアルに再現されてるやつ。

一緒についてきた手紙には“君が寂しくならないように、僕そっくりにしてみたよ”なんてふざけたことが書いてあったけど、これはもうリアルなんてもんじゃない。


「俺の名前は北上悠です。」

「キタカミユウさん、ですね?確認いたしました。私の名前はモンシェル2263です。他に要望がございましたら、音声入力にて、承っております。」


ほほう、声もそっくりときた。だけどあいつはこんなやつじゃないんだよな。敬語なんてまともに使えないし、俺のことさん付けなんてしたことない。


「ご要望はございませんでしょうか。無いようでしたら、これから宮村圭様からのご希望で二年ほど一緒に私と一緒に暮らしていただきます。」

「え、は、二年?俺の希望は?え通らないの?一緒に暮らさなきゃなの?」

「私の第一位司令塔は宮村圭様となっております。このご要望に関しては宮村圭様ご本人にご確認ください。」

「いや本人に確認て。俺ら住んでるとこむっちゃ離れてるから無理だよ。」

「では、ご了承ください。しかし、一応お手伝いロボということになっておりますので、お役に立てるかと存じます。」

「えぇ〜。嘘だろ」


そんなこんなでモン……わかんないけどロボットと俺との共同生活が始まった。

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