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わたしのゆめにっき  作者: ゆめみるいぶき
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ーくらしのすすめー

私は自宅からほど近いスーパーにいる。まわりにお客さんは居ない。スーパーの電気も付いてない。今日でZ法の適用から1週間になる。無理もないと思う。買い物カゴの中に、シーチキンやコーンの缶詰、干物やふりかけ等の乾物。とにかく日持ちしそうなものを入れていく。ドラッグの販売場所では、栄養サプリを見境なく手に取る。まわりを見渡し、代わりなく何も居ないことを確認し、ビタミン、亜鉛、マカのサプリを開封する。それぞれ3錠程度取り口に入れ、売り場の水と共に流し込む。開封した栄養剤はポケットへ入れる。店内の少し離れた所から物音がする。ゆっくりとこちらへ向かって定期的に聞こえるその音は、足音のように聞こえる。私は慎重にかつ素早く、カゴの中の荷物をリュックに詰め込む。物音は近い。視界にチラリとそれが映る。私は動かずに居る。近づいてくる。4〜5M程の距離感を保ちながら、私はスーパーのレジへ向かう。サッカー台の上に荷物を起き登る。木製のバットを持ち構える。それはサッカー台には登ってこれず、こちらへ見て手を伸ばしている。私は思い切り、それの頭へ向かってバットを振りかぶった。目が覚める。日課のビタミン剤を、今日はまだ服用してないことを思い出す。

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