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ーおぱよっ!ー
知らない女の人の声だった。突然耳元で聞こえた声に私は飛び起きる。「おぱよっ!」目が覚める。
【こころについて】
私は自他ともに認める最強のメンタルの持ち主だ。暖簾に腕押し、糠に釘、私の心は大抵のことでは揺らがない。それは何故か改めて考える。私は人と比べること、比べられることが嫌いだ。何故なら、自分は自分だし、他人は他人だからだ。私のこころに、この言葉が刻まれているとするならば、自分は自分でしかない、ということを誠の意味で理解、実行していることになる。そういうことならば納得はいく。何故なら私は、最強の自己肯定感も併せ持っているからだ。なるべくしてなった。