ジャンルが『異世界[恋愛]』になっていても恋愛要素がないわけ
前々から気になっていたことを書きました。
ジャンル選択って難しい。
こんにちは。
しがない物書き緋水晶でございます。
今回は『異世界〔恋愛〕』を例に、なろうの小説ジャンルについてちょっと書かせていただきます。
さて、皆様は小説のジャンルが『異世界〔恋愛〕』になっていたら「絶対に恋愛要素があるはず!」と思われますよね?
私も小説を投稿するようになるまではそう思っていました。
しかしいざ小説を書いて投稿ボタンを押し、ジャンルを設定するとなった際、恋愛要素がなくてもこのジャンルを選ばなければならない場面に遭遇しました。
それは『乙女ゲーム転生』ものです。
小説を投稿するとジャンルを設定する前におすすめキーワードを選ぶことになるのですが、その際『乙女ゲーム』『悪役令嬢』を選ぶとジャンル選択時に『恋愛』カテゴリーの『異世界』ジャンルのところに選べと言わんばかりに青色のマーカーがされます。
もちろんその状態でもそれを選ばなければいけないわけではありません。
では他に何のジャンルがあるのか。
下に進むと今度は『ファンタジー』のカテゴリーがあり、『ハイファンタジー』と『ローファンタジー』にわけられています。
異世界転生ものならハイファンタジーと説明にあるので、ならばハイファンタジーかと思いますが、でもファンタジーと言えば剣と魔法の世界というイメージ。
そういう要素がある乙女ゲームに転生したならいいかもしれませんが、そうではない場合、このジャンルはしっくりきません。
同様に『文芸』『SF』のカテゴリーにもしっくりくるものはなく、最早『その他』カテゴリーの『その他』ジャンルにするしかないように思います。
何なの、『その他』て。
地元のT○UTAYAでは特設コーナーまであるほど今や人気のジャンルである乙女ゲーム転生が『その他』?
そんなわけないでしょ。
と、私は思ってしまいました。
だから結局「なろうさんのシステムで『異世界〔恋愛〕』を選べって言ってんだから、いいよね?」と言い訳しながら恋愛要素がないのに恋愛ジャンルを選ぶという暴挙に出る他ないわけです。
なので「え?恋愛要素皆無ですけど??」と言われても「はい、ありませんけど?」と返さざるを得ません。
というわけで、恋愛要素がなくても『異世界〔恋愛〕』を選ぶ場合があります。
そうしているとたまに「恋愛要素ないのに恋愛ジャンル選ぶな」っていう意見をいただくのですが、じゃあジャンルを何に変えたらいいのか私にはわからないのです。
いっそなろうさんの方で『異世界〔恋愛なし〕』っていうジャンルを作ってくれればいいのですけれど…。
『異世界〔恋愛〕』のジャンルに関わらず、皆様が誰かに「それジャンル違いだよ」と仰りたい時には「○〇や○○の要素があるならこのジャンルでは?」みたいな言い方をしていただければと思います。
ジャンルの選択って想像以上に迷うものですから。
読了ありがとうございました。
これを投稿した後に「そもそも乙女ゲームは恋愛シミュレーションゲームだから、それが舞台なら恋愛ジャンルでもいいのかもしれない?」と思いました。