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この手は幸せすら掴めない  作者: ゆぅたる
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生き返ってもなにもできない。それが現実。

ゆっくり書いていきます。

失踪しても許してニャン

俺は1度だけ死んだことがある。死にかけたとかじゃなくて正真正銘の「死亡」だ。

まだ学生の身分だったし、好きな人には告ってないし、まだ童貞だし。やりたいことは沢山あるのだが死んでしまったなら仕方ない。

しかし、

この世の中不思議な事があるようで────


「神は言っている、ここで死ぬ運命さだめではないと…」

「は?」

「『神』 は言っている、死ぬ運命(さだめ)ではないと」

「いや、2回言わなくていいし、2回目若干神のところ強調したよね?」

「…だって…大事なこと…。だよ?」


いいからその上目遣いをやめろ…。

あと、神様ってなに?ロリなの?ねぇロリなの?普通ヒゲ生やして白髪のじーさんじゃないの?


「私、おじーちゃんじゃないよ?(きゃぴーん☆)」

「人の心を読むなぁぁぁぁぁぁああ!!!」


────────


「つまり、肉体の機能が終わっただけで魂はまだ生きてると?若いのに事故で死んじゃうなんて可哀想だけど、俺が死んだ世界に生き返らせるのは駄目だから別世界で生き返らせてあげるよってこと?」

「うん。しかも外見はイケメンにしたげるよ!お兄さんブサイクだし!」

「…っゔ。それを言われるとどうも否定できないが…ありがとう。」

「あっちの世界では魔法とかあるけどそこら辺のステータスはいじらないから気を付けてね!俺TUEEEEとかできないからねっ!魔法適性9999とかじゃないならねっっ!!」


数日後…


それなりに覚悟はしてたが割とキツイなぁ…

飛ばされた世界では魔法が存在し、「スキル」がある。

「スキル」は人それぞれ異なり誰もが最低一つは持っている。

判明してる「スキル」ごとにランク分けされ、上からEX、S、A、B、CそしてDがある。C、Dに関しては誰でもできるようになる簡単な魔法や、生活する上で少し便利になるような技(計算の答えが一瞬でできる程度とか)が扱える。


そんな世界で俺が手にした「スキル」は

〈盗む(スティール)〉だ。ランクはEX。しかし、この「スキル」完全に欠陥品である。何故ならハッピーな展開なるようなサービス精神が皆無だからだ!!!!


例えば、爆裂魔法少女に向かって使っても黒のパンツなんて盗れやしないし、使ったところで任意のものなんか取れやしない欠陥品。

なのにランクEXの肩書きだけで群がってくる輩は多数。それに加え事実を伝えると去ってく輩も多数。

俺自身にはもう一つ「スキル」があるらしいけど今は知らないし、あてにしてない。


魔法とかある世界で俺だけ「無能」ってなんなんだよぉ!!

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