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作者: ひいらぎ

「音楽しようぜ!」

直射日光が肌を焼く季節。クソ暑いので友人Aと冷たい水と戯れにきた時のことだ。

「なんだよ、そのゲームにありそうなフレーズは。」

プールの更衣室でなにをどう考えたらそこに至るのか僕に教えて欲しい。

そもそも音楽をやるってなにをするんだ?

「そもそも音楽やるってなにするんだよ?」

”音楽する”の定義が広すぎる。

「ほら!あれだよ!あれ!」

Aは大阪のおばちゃんみたいに手を振り”あれ”と連呼する。言葉とは裏腹に情報はなに一つ入ってこない。

「あれだ!作詞だ!」

この男にとっての音楽とは歌うことではなく歌詞をつくることらしい。自己満なポエムを世に晒すなど僕には耐えられない。

「思い立ったらすぐ行動だ!行くぞ相棒!」

僕はいつの間に相棒になったのだろう…。Aは強引に僕の手を引きすごい勢いで更衣室を出た。…………。

出たじゃねぇよ!!!プールに来たのに入らずに帰ってどうするんだよ!

「まて!止まって!!ストップ!!!」

僕の叫びを無視して友人Aは進む。

「少年よ大志を抱け!」

その目には一点の曇りもなかった。

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