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Episode39 "泊まり木"

日常回よりも戦闘したい!瀬名がいたぶられのを見たい!イケメンには死ではなく痛みこそ必要なのです!

静かな深淵の中、ゆらりと揺れる影。上半身は人の形をした異形達の母。英雄と呼ばれた勇士達が討伐した化物達は殆どの物が彼女から生まれた物だ。


闇の中、二つの鋭い光がゆらりゆらりと揺れる。何かを待つ様に、何かを求める様に。


「あぁ.....新たな贄......」


美しくもあり儚げな声が闇へと木霊する。そして二つの光が奥へ奥へと消えていく。


「もう.....少し...」





瀬名は案内された部屋でくつろいでいた、いやくつろぎたかった。


「ちょっと二人とも何してるの!」


様子を見ると花嫁達は何処から出したのか天蓋付きのキングベッドを部屋へと構築し内装までもが洋風のゴスロリめいた部屋になっていた。


「アルセイド、セナ、ラブラブ」


いったい何処でその様な言葉を知ったのだろうか。ああ、記憶を共有したんでしたね。


「な、何を言っているんですか、このベッドは、わ、私とジョン君のあ、あ、あ、愛の巣!な、な、なんです、アルセイドちゃんは、ち、違う部屋でも、か、借りて下さい!」


二人は口論を繰り返すと取っ組み合いになった。


「ダメダメ、喧嘩しちゃあ!みんな一緒でいいだろ?もし二部屋借りるとしてもその場合はオレが一人で寝るからな!」


「うっ、分かった。」


「じょ、ジョン君、夜這い、ゴクリ」


ネーレーイスちゃん......


「まぁ、取り敢えずこうして落ち着く事も出来たし良いんだけど、せっかくだし親睦を深める形でお話をしようか!」


そもそもこうでも言わないとこの二人とは会話が出来ない。いや会ってきた神様全般か。師匠も最初は会話が成立してたけど途中からおかしくなったし。


「セナ、私達記憶を共有した、互いの事を知り尽くしてる、もう夫婦」ボフ


あぐらをかいて座る自分の膝に腰を下ろすアルセイド。そしてアルセイドは勝ち誇った顔でネーレーイスの方へと顔を向けていた。ネーレーイスはキイイと唇を噛んで悔しそうにする。地団駄を踏むと小さな水流が踏んだ箇所から現れ回転して四散していた。


「ず、ずるいよぉ、アルセイドちゃん!じょ、ジョン君、わ、私達もし、シよ !しましょう!しなさい!」


ガバッと背後から抱きつき額を合わされると記憶が流れ混んでくる。


(うわっ、何だこの娘!アルセイド並にいや下手したらそれ以上のバケモンじゃねぇーか!っ!?いたい....痛い?痛い、いや死ぬ!!痛い痛い痛い痛い痛い!!頭が割れるっ)


ネーレーイスの頭を掴み自分から離す。ネーレーイスは顔を紅く染めオレの瞳を眺めていた。若干息が荒い気がするが無視だ。それよりも彼女達の規格外の存在性に瀬名は若干引きつっていた。


「もしかして花嫁さん達ってオリュンポスに反旗を翻えそうと思えば出来るんじゃないのか?いや、オリュンポスの力がどれだけ凄いか分からんけどさ。」


アルセイド達が仮に神としての力の全解放を行えばオレは二人の前で蒸発、いや解放したと同時に肉塊一つ残さず消し飛ぶだろう。


人と言う種では勝てない程の圧倒的な“力”。ある一握りの英雄と呼ばれる英傑達はもしかしたら、いや眼の前にいる花嫁達では桁が違いすぎてそれすらも通じるのかどうか分からない。強いて弱点を言うなら圧倒的な経験不足、そして遊び癖だ。慢心に近いのだろうが無邪気と言った方が正しい気がする。


「ふふふ、ジョン君にほ、褒め、褒められました//ふひ、ふひひ、あぁ、あ、アルセイドちゃん、オリュンポスの無能、鬼畜、畜生達に、ふふ、け、喧嘩売りますかぁ?わ、私、今なら何者でもあ、相手をりょ、凌駕する、することか、でき、でき、できる気がします、ふふふ。」


「うん、殺そう。セナに私のカッコ良い所見て貰いたい。」


全く持って質問の回答になってないしこのままでは本当にこの二人は戦争を起こかねない気がした。


「いや、た、例え話だけど一応倒せるの?」


「うん、でも二人だけだとちょっとキツい。と言うよりもこっちが殺される。」


おお、会話が成立した。興奮状態が一周したのだろう。


「いやでもさっき「六人いれば確実に勝てる。」


ネーレーイスもそのアルセイドの言葉に賛同する様に頷く。


「私とネーレーイスで戦ったら多分、オリュンポス12神の内、四人は道連れに出来る。でも私達も死ぬ。」


す、凄いな。一応、ギリシアの頂点に立つであろう内の四神を殺してみせると言うのだ。


「単体で戦えば、ゼウス、ポセードン、ハーデス....アテーナもかな?以外は何とかなる「ま、待って下さい!わ、私はあんな老海に何か手こずりませんよぉ!それにア、アポローンはアルセイドちゃんにとっては災害じゃないですかぁ!」


要するにオリュンポスと対峙する場合、花嫁達にも相性があると言う事だ。


「あんな太陽、枯らしてやる」


「あ〜でも喧嘩何か吹っ掛けなくて良いんだぞ。」


「「?」」


いや、何でって顔すんなよ。第一聞いたのは例えばの話だからな。


「二人には傷ついて欲しくないし、楽しく暮らせれば良いんじゃないの?」


マイルドに笑顔にスマイルで心配をする主人公!一度はこう言うシチュで言ってみたいよね。あれ?何か二人とも瞳に涙がぁ.....


「うん.....うん、そうだね。わ、私はた、戦わない、ジョン君といつまでも、いつまでも、いつまでも、いつまでも、いつまでも、いつまでも一緒に入られれば幸福なんだから。ただ、私達の邪魔をする、する者達は皆殺し、殺し、殺し、殺し尽くしマス、ふふ、ふふふ。」


あれ?


「嬉しい、セナ、アイシテル。ずっと一緒だね?でも害虫が私達の至福の時間を妨害した時は....」


おかしい、これは非常にまずい。


(ネーレーイスちゃんの愛が重いしそもそも会ってから24時間も経ってないよ?アルセイド、もう君は純粋に怖い!)


「いや今のは後で俺たちが別れたらって.........聞いてないし.....」


二人とも自分から離れベッドで身体をゴロゴロと動かし悶えていた。凄く嬉しそうに。ネーレーイスちゃんはヨダレを拭いてください。そんな感じにまったり(重愛)と過ごしていると戸からノック音が聞こえてきた。


「あ、開けます!」


瀬名は急いで戸に向かい戸を開けると複数人の仲居さん達が料理を手に待機していた。


「お食事の用意が出来ましたのでお持ちしましたが、広間でにてお食事にしますか?」


「いえ、此処で大丈夫です。」


「かしこまりました。それでは失礼致します。」


そう言うと仲居さん達が部屋へと入っていく。勿論皆さんは中に入る時、一礼をするのだが部屋に入ると同時に驚きの表情を見せていた。それもそうだ和風から洋風の部屋に変わっていれば誰だって驚く。


「それでは此方に火を付けますので、お客様のお好きな時にお召し上がりください。食事が終わりましたら戸の横に掛けてある竹の飾り物を外におかけになされば私方がお客様方が熱湯に入る間に下がらせおくので。」


「熱湯って温泉の事ですか?」


「オンセン?申し訳ありません。私の知識不足で「いや、こちらこそゴメンなさい。えっと、浴場の事ですよね?」


「はい、いつでもご利用可能ですよ!是非ともお食事の後にお入りになられては如何でしょうか。」


「.....分かりました、そうさせて頂きます。」


ちなみに自分がこの仲居さんと話している間、アルセイドとネーレイスはべッドの上で猫が威嚇をするようにシャアと背中を伸ばしオレの話相手の仲居さんへと視線を....軽い殺意を向けていた。


「それでは失礼致しました。」


「ど、どうもです!」


仲居さんに無理矢理握手をさせられたのだが、メモ用紙見たいなものを渡された瀬名。中身が気になり開けてみると、


(.....住所?........)


コンビニの店員さんが可愛い女の子で知らない男が電話番号とLI○NのIDを書いた紙を渡された時の感情と気持ち悪さを瀬名は感じた。


「セナ、ナニそれ?」


「住所かな?さっきの人の...多分」


アルセイドがちょっと怖いので素直に答えるとネーレイスが立ち上がった。


「ちょ、ちょっと、トイレにイってきますね、ふふふ」


戸に向かい歩く度に小さな水流の渦が出来、眼からはハイライトが消えていた。


「ちょっーと待てぇー!それよりもご飯にしよう!!」


わかっているぞネーレイスちゃん、この住所の場所に行く気だろ!取り敢えず抱きしめて止めると渦は止まり身体を此方に向け抱き返しきた。そもそもの話、神様はトイレに行く必要がないだろう。


「ふふふ、ふひ//」


もう抱きしめたまま彼女を席へと座らせるとアルセイドがジト眼だったので抱きしめたら直った。


(はぁ、疲れる.....)


「よし、それでは頂くとしましょうか!」


新鮮な魚介類をふんだんに取り入れた山海の四季彩鍋と和食会席や和牛しゃぶしゃぶなどとどれも豪華な食べ物だったのだが世界観大丈夫かと若干心配になる瀬名。そもそも素材は何処から調達されているのかとか色々思うが腹の虫には勝てない。食べ物を順番に口の中に運んでいく。


「美味しい!」


ホークやスプーンを器用に使い二人は食べていたがオレは箸だ。そんなオレを見たのか二人も箸を使い始めたがうまく食べれないようなので無理に使わなくていんだぞと言ったら二人は頬を膨らませて意地でも箸を使い食を進めた。


「やった!見て、セナ!」


いくらを一粒つまみながら喜ぶアルセイドを見て思わず頬が釣り上がる。何というか母性?自分の場合は父性をを掻き立てた。するとネーレイスも負けじと掴もうとするが落としてしまいしょぼくれる。


「しょうがないなぁネーレイスちゃん、はいあ〜ん」


オレはいくらちゃんを掴みネーレイスちゃんの口へと近づけるとネーレイスは箸を置き両手を胸に当てキスをする様に唇を前に差し出しオレの箸を口に含んだ。


「おいちいでしゅ、ちゅ、ジョン君の優しさ、痛みが、むちゅ、わらしを、ちゅ、包み込むような//」


「食事中まで変態行為ですか......しかも箸が口から離れない!?どんだけ強い顎してんだ変態!!」


瀬名はなるべく花嫁達を怒らせないように振舞っていたのだが本音が溢れてしまった。瀬名は焦るがそれは杞憂に終わった。


「はあああああああぁぁぁんんん//ふふふ、ひひ、ひひ、ねぇ、もっとちょうだい、ねぇ、ジョン君の、もっとちょうだい、もっと、私の口を、口を、口を、その心地の良い罵倒を下さい!私は、貴方の変態です、です、もっと罵って、イジメて、犯してぇ下さいぃぃ!」


ネーレイスはガバリと抱きついてきた。二人は椅子から転げ落ちネーレイスがのしかかっていた。


「離れろ、変態っ!ああ、もう興奮するなぁ!!」


犯してと懇願する海精だが犯そうとしるのはお前だろうと瀬名は思うのだった。しかも未だに瀬名自身の箸をチュパ○ャップス見たいに舐め続けるネーレイスに顔を引きづらせる瀬名。


「ネーレイス、邪魔」


アルセイドがネーレイスの襟首を掴みべッドへと投げ捨てる。瀬名は好機と思い立ち上がろうとするが押し倒された。アルセイドは馬乗りになり箸にじゃぶじゃぶの肉を乗せ自分の口につっこんできた。


「むっ!?」


じゃぶじゃぶの肉が口の中に運ばれるとアルセイドはオレの鼻を摘み息が出来なくする。


「ぷはっ」


そして口を開けるとアルセイドは自分の口を近づけ舌を入れてきた。


「むちゅっ、アルセちゅ、ちゅ、むちゅはぁ、ぶはっ、はぁはぁ」


口を離すとアルセイドは口をもごもごさせていた。


「これが、本当のじゃぶじゃぶ。」


どうやら口の中に入った肉を奪い自分の口で頬張っていたようだ。


(ヤバい、本当にこいつらといたらいつか確実に肉奴隷にされる.....)


瀬名はアルセイドを退け静かに椅子へと座り残りのご飯へと箸をつけていく。


(オレは絶対に見ないぞ、べッドで鼻血を垂らしながらいいなぁって指を咥える変態を)


その後は何事もなく食事をとる事が出来た。そして部屋を出る前に竹の飾りを掛け熱湯へ向かうことにする。


「ギリシア文字で男と女って書かれてるよね、二人共?「「うん(はい)!」」じゃあ女湯に行けぇー!!」


男湯の着替え室に入ろうとしたら二人も着いて来たので注意をするのだが一向に聞き入れてくれない。


「はぁ、誰にもお前たちの裸を見られたくないんだ(棒)」


儚げな顔で棒な台詞を適当に言う。すると彼女達に眼を向けると手を胸に当て頬を紅くしていた。


「アルセイドはセナのもの」


「わ、わたしも、で、です、ふひ」


二人はオレの手を握る。そして、


「「セナ(ジョン君)もアルセイド(わたし)のもの」」


二人は台詞をかぶせてしまい交互に視線をぶつけ火花を散らせる。


「「は?」」


またしても台詞が被り二人は取っ組み合いとなった。瀬名は溜息を吐き猫の掴み上げるように二人を女湯の更衣室前へと投げ捨て男湯の更衣室へと戻って行くのであった。


最近のマイブームがドラゴンボール超を見る事です!なんか童心に戻った気持ちで見れるから心が落ち着くし何より凄く面白い!

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