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Episode13 "合流と変態"

三章始まります!

冒険、そんな言葉に幼き日の貴方は夢と希望を乗せたでしょう?現実はそう甘くはありません。


大人になって子供の様にはしゃげばお巡りさんと言う偉大な勇者が僕達を刑務所という名の魔王城に冒険の旅に連れて行ってくれる様に三次元では冒険と言うものが難しくなっている。新卒の若者に先達方が冒険しようじゃないかと言って風俗に連れて行くなんて事ははよくある事だけど、それを'冒険だ!'と胸を張って言えるか言えないかは考えるまでも無く否だろう。


冒険物語にはヒロインが必須だと思うか?と問われれば半数以上の人はYESと答えると思います。ですがNTRは必要ですかと問われれば殆どの人はNoと答えるでしょう。しかし主人公が寝取る側だったら?と聞けば皆は困らせた顔を作ると勝手に想像して見ます。ちなみに僕は有りだと思います、いえします。


特訓のシーンって嫌われがちですが僕は結構好きですよ。漢なら燃えるし女性なら萌える、ってかエロいっス!


目の前でハーレムもどきを見ると、少しイラっとしませんか?主人公の親友は正直な話、玉無かゲイ以外は務まりません。断言します、そいつはゲイかキチガイの二択です。


メンヘラとヤンデレはどっちが良いか?と問われればヤンデレを選びますがメンヘラにはメンヘラで良い所は必ずある筈なんです。何たって性欲が物凄く強いんですから。束縛強い女の子は凄く良いと思うんですが男が束縛系だと物凄く気色悪く犯罪臭が強いのは何故なのでしょうか?


イケメンに限るとは言いますけど本当にその通りです。逆もまた然り、所詮世の中は容姿が一番と言う風潮は拭い切れない。たまに性格がよければ良いとか言う女の子がいますが付き合う男性は某ジャ◯系の系統のイケメンばかりで説得力がありません。


⚠︎ただし、金を持っていれば別ですよ皆さん。金はどんなブサイクでも上玉を手に入れる事が出来る。愛があるかは別ですが。


ちなみに語りで一人称が僕なのは外面で一人称を使い分けてる社会のアレと同じです。と言うわけでそろそろ頭の中の思考をOffにして外界の言葉に耳を傾け様と思います。


「殺しはしない、大人しくしていろ。」


おっとぉ?いきなり物騒な事が聞こえるぞぉ?


「お前以外にこの家には誰が住んでいる?」


「妻と私だけです!!どうか妻だけの命はぁご勘弁を!!ご慈悲を!!」


バルトロメウスさん、貴方は何をしているのでしょうか。


「隠れても無駄よ、早く降りなさい。」


「ごめん父さん、」


二階から息子らしき男と共にリディアが姿を表す。


(リディアさん、貴方は納得です。普段からやってそうだもん。)


ヒュン ザク


「あら、手が滑ったわ」


頰から血が出る。剣は丁度オレの頭部スレスレの位置に突き刺さる。


「殺す気かな?」


「ええ」


「せめて否定しろ!!」


ぷっと笑うリディア。如何やらこの漫才のやり取りがお気に召したようで時折自分にツッコミをさせ恥を掻かせる事が多くなった。迷惑きわまりないし命に関わるような事は流石に勘弁してほしい。


現在、オレ達は星鴉とか言うバルトロメウスの使い魔から報告に会った民家にいる。雑木林と共にソバの花が広がる幻想的な家なのだが、一家しかない。水車の様な物もあり本格的に此処に単家で住んでいたのだろう。


「しかし珍しいな、北の国境に面する位置に家を建てるとは。」


バルトロメウスは椅子に座らせる老齢の男へと言葉をかけるが老齢の男はその横に座る妻の肩へと手をかけ震えていた。


「なぁ?北と南って危ないのにその近くに住むって危ないんじゃないのか?」


道中の途中、瀬名はいかにこれから進むであろう旅先が危険であるのかを説明されていた。


「ああ、それなら心配は要らない。西と東はそれについてだけは同盟関係にあるのだからな。」


「同盟関係?」


瀬名がそう疑問を口にするとこの家の息子さんである若い男を引き連れて降りてきたリディアが答えた。


「ええ、貴方は異世界(笑)からきた男色趣味の変態さんだから知らないでしょうけど西と東は協力して両国の全面を三重による障壁を張っているのよ。ほら試しに外に出て触れて見れば分かるわよ。この家を出て左手に進んで見なさい。」


「地味にオレを貶すのを止めてくれない?まぁ一応、興味はあるし確認して来るよ。」


そう言うと瀬名は玄関へと向かおうとするがリディアが小声で逃げたら殺すと脅迫して来たので玄関の扉を開けながら逃げねぇよと言い放ち扉を閉める。ソバの花広がる白い花畑は既に日没に近い時間帯で先程美しく日差しを受け白みを輝かせていたソバの花々は今は夕日とのコントラストにより紅く染まり何とも神秘的な景色を現しており感動を受けた。


「はあ、長い一日だった。」


背筋を伸ばし深呼吸をした瀬名は国境があると言う方向に進んでみる事にする。


ガンッ!!


「痛てっ!?」


瀬名は何かにぶつかるが前方には特に何も無く、はてなマークが瀬名の頭上に上がる。手をゆっくりとぶつけた場所に触れて見ると壁の様に強固な感触が肌に伝わる。と同時に吐き気が瀬名を襲った。


(何かパントマイムしてる見たいだけど.....長時間触れると吐き気を催す様にできてんのか。)


「そこの君、何をしている?」


背後から女性の声が聞こえ恐る恐る振り向くとそこには背に美少女を乗せた美女がいた。ただし女性は鎧を纏っている事もあり騎士だと推測する。


「あ〜えっと、」


「君はそこの家に住む住人か?」


「あ、ああ、そうだけど。」


「そうか.....レシ」


「ん.....起きて.....る」


背から降りる14-6くらいに見える少女は此方を見た後、何かを呟いた。それを聞き終えた隣の紫色の髪をした騎士は此方へと近づく。近づくと共に手元から淡い粒子を放ち蒼き刃を出現させる。それは布が巻かれたパルチザン槍の形をとっており、刃は此方へと向いた。


「早速だが、君には死んで貰おう。」


そう紫の騎士が言葉にした途端、瀬名は全速力で家へと向かう為足を踏み出そうとするが。


「は?」


その場から身体を1ミリたりとも動かす事が出来なかった。


(何で動かない!!)


そう心の中で叫ぶが決して表の表情へは出さない。


「へぇ、レシ殿が固定魔術を君にかけたのに気づいてなお笑うか!」


こう言った類には漫画の予備知識として余裕を持って対応するのが一番の時間稼ぎなのだ。とりあえず意味深な笑みを浮かべることにする。


(まずい、笑みを浮かべたは良いけど声が出せない!表情筋使えて声帯使えんとか!!)


ザクッ


「うっ、」


腹から血が出る。パルチザン型の剣を腹部へと差し込んだのだ。


「さて、君の家は私達が貰うが家の中にあと何人いる?答えなければこの刃は上へと抉ることになるぞ。」


散々痛みを味わって来た瀬名だが身体内を意識があるまま抉られるのは想像以上の苦痛を味わう事になるだろうと覚悟した。


「レシ 。」


「う....ん」


可愛らしい声を出すレシに静かに興奮する瀬名。 紫の騎士も凛とした顔立ちをしており美人なのだが今は剣が腹部に刺さりそんな眼で見れなかったが小柄な方の美少女は物凄く可愛い。ロリアニメを嗜む程度に見ている瀬名には刺激が強すぎる程、可愛いかったのだ。


(可愛らしい唇舐めたいよね....ジュルリ....胸も良いがその美しき腋が美点だな、是非ともクンカクンカしたあとペロリと味わいたい。」


余りの痛みに瀬名の思考は麻痺し痛みから逃げる様に欲が口から零れ落ちる。


(.........あれ、何でさっきまで声が出なかったのに声が出てるんだ?.....ヤバい、物凄い殺意を感じる。)


「えーとですね、」


(言い訳が思いつかねえ!)


「こいつ......変態.......殺そう......」


眼からハイライトを消したレシと呼ばれる少女が此方へと歩いてくる。


「待て待て、まだ殺すには早いだろう!」


「どいて......殺せない.....」


紫の騎士がレシと呼ばれる少女を押さえつけ説得を始めた。身体は動かず腹には槍が突き刺さった状態、万事休すか半分諦めていた瀬名達の前にリディアが現れた。


「貴方は何度死に面すれば満足なのかしら。」


リディアはヤレヤレとした表情で瀬名を見下す。


「満足したくて、死にかけた訳じゃないわ!!」


リディアへとツッコミを出す瀬名。そのツッコミを受けたリディアは満足そうな笑みを浮かべそのまま家へと戻る。バルトロメウスも玄関の扉から顔を覗かせてはいたが自分の無事を確認すると家の中へと戻っていった。


「立てるか?」


セレナが手を伸ばしそれに捕まる。既にリディアにより腹の治療は終え身体に異常はない。


「ああ、」


起き上がり服へ着いた土などを払い血の確認をする。


(はあ、洗わないとなぁ、)


深いため息が無意識に出る瀬名を見てセレナは申し訳そうな顔をする。


「本当にすまなかった、私はてっきりこの家の主人かと思い君を殺そうとしてしまった。」


セレナは頭を下げようとしたのだが、


「痛ッ!!」


下げようとした頭が自分の頭部へと当たり赤みを帯びていく。


「す、すまない!!」


今度は距離を離し何度も頭をペコリとし謝罪をしてきた。隣にいるレシは自分の事を先程から虫を見るような眼で見てくるがそれは今は放置だ。


「いや、大丈夫だから頭を上げてくれ。」


「あ、ああ、かたじけない。」


頭を上げたセレナにレシは眠たそうな顔を浮かべ裾を引っ張る。


「家....行こ?....疲れた....」


するとレシは此方へと視線を移しジト目になり一言申して来た。


「変態」


分かっていました、出会いは必ず最悪な形で成されるのだと。


(チョロインって何処に居るんですかね?)


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