裏切り
時は現在に戻る
二人は龍宮城に着く
龍宮城門番は二人の姿を確認し、少し焦り出した
「レイ様、逢魔天使を探しに行ったと聴きましたが、いや、そんな事より、まさかそのお方は」
「それについてだが、今は訳あって時間が無い、門を開けてくれ、馬噛に話をしたい」
「畏まりました」
門番は事情を聞こうとしたかった
浦太郎は流峯の所へ行くと言い
しばし二人は別れた
レイは馬噛の元へ駆け寄り、彼らが、竜が
逢魔天使を連れ去った事を話した
彼はすぐに、逢魔天使の奪還の準備を始めた
レイは聞いた
「私以外に逢魔天使を探していた者はいたのですか」
と
「突然すみません、ですが私の他に探している者がいたのならば、今すぐにでも連れ戻すべきだと判断しました」
レイは少し違和感を持っていた
そもそも自分が、刺されたとき
どうやって向こう側は
彼女が逢魔天使だと気付いたのか
彼女は羽が切り落とされていたのだ
見た所でわかるはずもない
レイは少し嫌な予感をしていた
何故ならとある事で説明が付いてしまうからだ
龍宮城に内通者がいる、その者は竜の刺客に私を監視させて、彼女を攫うチャンスを伺っていたのでは
そして、もし、逢魔天使を探せと命じられたのが
自分だけなら、よりその信憑性が高まる
何故なら、逢魔天使が居なくとも
私が居れば、乙姫を治されるかもしれず
彼らに不利益となるからだ
レイは、躊躇うのを辞めた
「もしかして、馬噛さんが内通者だったりしますか?」
は答えた
「ああ・・・そうさ」
レイは同様していた、まさか、本当に、裏切られていたとは
「何故明かした、嘘を吐き誤魔化すことも出来たはず」
「その必要がないからさ、ありがちだが、貴様が逢魔天使を連れてきたおかげで、そいつの力を私自身の力へと変える事が出来た、あえて予告しよう、これから貴様らは滅ぶ」
馬噛は溶け出した
笑いながら体が溶け出してゆく
塩をかけられた蛞蝓の如く
海の底に伏せる鯨の屍の如く
体が溶け、朽ち、跡形もなく消えた
同刻、龍宮城の城下町に竜が現れた




