お祭りの計画。
「まぁ大体分かった気がするわ。シャルルちゃんが意外とチョロインだったのもね〜」
チョロインて……
「俺が頑張ったんですって」
「はいはい、女嫌いがねぇ?世の女が嘆くわね。男もだわね〜!ビッグカップル誕生だもの〜!で、ジークあなたお祭りに家は帰らないの?」
「それこそ今更ですね。何年祭りに帰ってないんだか」
ん?お祭りって、家族で過ごすものなのかな?
「お祭りって、何するんですか?」
「あら、シャルルちゃんは知らない?夏のお祭りは、神様に感謝を捧げ、今後の安寧や五穀豊穣とか、アレコレお願いするのよ〜。大体家族で過ごすわね」
まじか!!
「シャルルちゃんのお家もそうでしょ?」
「わたしはひとりなんで」
「「「えっ!?」」」
「え?あれ?言ってませんでした?あれ?ヘルベスさんには言った、よ?あれ?聞いてません?」
ラシードさんとゴードンさんが同時に立ち上がり、がばっ!と腕を伸ばし、すかっ!と空を切った。
わたしはジークの膝の上だ。
いつの間に!?
「ちょっとジーク!横取りしないでよ!」
「シャルル、それ本当に?俺聞いてないよ」
「え、あーうん、言う機会がなくて」
うおおおん!と雄叫び!?
違った!ゴードンさんが泣いてる!?
「もしかして、この間の嵐もひとりで居たのぉぉぉぉ!?」
「はい。あ、でも色々作ってたんで!」
「そんなこたぁいいのよ!なんて不憫なのぉぉぉぉ」
うぉぉぉぉんおろろーんずびずび
えー……何で?
ぐぇっ!!
「じーぐぐるじぃ」
「もう俺が寂しい思いさせないからな」
ぎゅうぎゅう抱きしめるけど、今まで大丈夫だったよ?
「ご両親は……その、あぁ聞かないわ、聞いたらダメよね。大丈夫!アタシがお姉さんになってあげるから!」
ふふっ
得意の!笑誤魔!!(笑って誤魔化せ)
「それなら!お祭りはアタシはシャルルちゃんと過ごすわ!アタシだってひとりで過ごすつもりだったし!」
「え!?俺!シャルルとふたりで……」
ごにょごにょ
「黙れ小僧!アタシが一緒に居てあげるのよ!」
「俺!俺は!?俺も交ぜて!」
「「ギルマスは仕事でしょ?」」
「ええぇぇぇぇ!!!」
えーと、何か、変な事になって来たなー。
「なら、いっその事ウチに来ません?最終日ジークとちっちゃなパーティーしようと思ってたんで」
ジーク、がーーーーーん
ラシードさん、ゴードンさん、ぱぁぁ!
「パーティー!!素敵!!最終日って事は魔法花ね?」
「一緒に見ようって、え!?項垂れてる!?」
「シャルルと、ふたりで、初めての、魔法花だと……」
しょんもり。
「はわわわ!!ごめん!!あ、ほら!ジークは泊まっていけば?ね?」
ジーク、ぱぁぁ!
ラシードさん、がーーーーーん
ゴードンさん、ニヤニヤ。
もう!
「やだわぁ〜、うふふふふふ!そうね、なら何か作って持っていくわ!いやん!楽しみね!あと一月後ね〜!お洒落して行かなくちゃ!」
「え?普段着でいいですよ?」
「パーティーよ!お洒落するでしょう!決定事項よ!」
うわ、めんd げふんげふん
「こうなったら、ヘルベスさんとか、マリアーナさんとか、ガルボさんも呼んじゃいます。ドレスコードは作りませんからね!」
「ねぇ、何気に大物揃いね……現Sランカーに元Sランカー、ギルマスサブマス……。大衆紙に載せる位よね」
わたしが、がーーーーーん
「本当だ……え、まずいですか?」
「こうなったら、サラナも呼ばないと暴れるわよ」
ぎょ!
「呼びます!」
あぁ、何だか大袈裟になっちゃったなぁ。とほほ。
「シャルルは大丈夫か?」
「もう腹括ったわ。パーティー用の料理もバンバン考える!」
ジーク、ラシードさん、ゴードンさん、揃って
ぱぁぁぁ!!
「リクエストしたい!ハンバーグ!」
「任せて!」
やったるわ!!ふんすっ!!




