帰宅。
毒消し草も無事採取出来たし、帰ろ帰ろ〜!
またうさぎに絡まれるとめんどくさいので、街道まで走るぜぇ!
街道着いたら、ゴレくん乗るぜぇ!
ゴレくんや、王都の家までいっちょやってくんな!
あ、安全運転でお願いします。
うとうとしながら王都の大門で、簡単な検問受けて、第2門で、お帰りなさいと言われて、お家に帰りついた。
既に時間は7の鐘。pm17:00
めっちゃ働いたわ!
てか、さっきの人達、今夜中に辿り着けるかな。
どこかで野営とかするのかな。
それよりも動けるようになったかな。
うーむ……
でも、ハンターの仕事だしなぁ。
ハンターにならないのに、ハンターの仕事取ったらダメだよね。
うんうん。
ま、やれる事はやったし、いい事にしよう。
よしっ!
疲れてるけど、ディアの煮込みだけ支度しちゃおう!
あ、とりあえず聖域帰ろう。
◇◇◇
玄関で、とりあえずクリーン。
キッチンでディア肉を取り出す。
うーん、沢山あるなぁ。
大きい寸胴で、どっかり煮込むか。
寸胴に玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくをみじん切りを入れて、バターで炒めて、そのまま攪拌。
大きめに切ったお肉に塩コショウして、粉をまぶしたらフライパンで、こんがり焼き色を付けて寸胴に入れて〜。
コンソメと赤ワイン、完熟トマトを潰しながらどーーん!
ローリエも入れて、灰汁を取りながら、コトコト。
あー、こんな時ペチカを使ってたらペチカで煮込むのになぁ。
そろそろ夏だっつーの。
よし、お風呂の用意して、煮込んでるうちに入ってしまおう。
水分多いし、焦げないよね?
……いや安全第一。
入ってる間は火を止めよう。
とりあえずはまだコトコト。
うさぎはどうしようかなぁ。
どんな風にしたらいいのか、明日王都のお家でデンタツくんで調べよう。
サラナさんにクリームチーズも持っていかないと。
そこで聞いてもいいかもしれない。
うさぎ皮の鞣しはクリエイトで出来るだろうし、汎用性高いみたいだから、鞣したら、冬の備えに取っておこう。
コトコトコトコトコトコトコトコト。
8の鐘がなる頃には、時停棚に入れないとね。
だってもう眠い。
すぴー……
はっ!!
やばいやばい!
火を止めて時停棚!!!
そしてお風呂お風呂!
さっぱりした所で、おやすみなさい。
すぴー
◇◇◇
王都から離れた場所での調査だったから、俺達は野営した。
魔獣避けをガッツリ設置してある。
正直、怖くて仕方なかったけど。
「なぁ、まだ起きてるか?」
「あぁ」
「今日のって夢じゃなかったよな」
「自分を見たら、嫌でも現実だと分かるよ。助かったんだなぁ……。本当に助かったんだ」
「だよな……未だに信じられないんだよなぁ」
血で汚れた服、髪、身体。
なのにケガが1つもない。
クリーンしたらいいんだろうけど、ギルドで信じて貰うために、綺麗にするのを我慢してる。
鑑定してもらったら、自分の血だって証明出来るから。
だって、眉唾だとか、集団洗脳とか、そんな事言われたら、妖精さんに申し訳なさすぎる。
マナポも持ってるし、ちゃんと説明しなくちゃ。
きっとゴブリンの巣もある。
早く何とかしなくちゃな。




