表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

375/386

お披露目式。〜その16 舞踏会〜

「皆の者!この国を孤立から救いしSSランクのジークフリードとシャルルが春に婚姻の儀を挙げた!披露目式が秋になった事には事情がある。しかし、目出度い事に変わりはない!存分に言祝ぎ、祝いの杯を掲げようぞ!」


 \わああああああ!/


 ”おめでとうございます!”

 ”おめでとうございます!”


 うわぁ!おめでとうの嵐だ!

 こりゃ凄い!って、わたし達の事だ!ひぇー!


「シャルル、びっくり顔」

 コソコソ


 やば!女優の仮面外れたか!

 慌ててにっこり。へへっ





 その後は貴族の王族への挨拶が始まる。

 わたし達の所には、市井の招待した方々。


 まずは各ギルマス達。


「この度はおめでとうございます。ご招待頂きまして恐悦至極でございます」


「うむ。……存分に飲み食い、楽しんでくれ」


「来てくれて嬉しいです!ありがとうござ……ありがとう」

 おっと……ございます は要らんのだった。


 言祝ぎはヘルベスさんが担当なのね!

 うん、適任!


「「この度は、おめでとうございます」」


「うむ。……いい酒ありますよ」

 コソコソ


 んんっ!!コホンコホン!

 危っ!吹き出す所だったよ!

 お酒好きのガルボさんとデルタさんだものね!


 そしてSランクの4人。


「この度は、おめでとうございます!また、ご招待ありがとうございます!」


「うむ。……楽しんで行ってくれ。アレクは頑張れ。色々と」


「……そこそこに」

 にっこり


 ん?何を頑張るの?


「嫁探し」

 コソコソ


 んんんんっ!んっ!コホンコホンコホン!!

 もう!吹き出しそうな要因作らないでってば!


 お次は5人組!


「おっ!おめでとうごだいばす!」


 ”ちょ!エアハルト!噛み噛みじゃんか!”


 はははっ

「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。美味いもん食ってけ」


「はひ!ありがとうごだいばす!」


 うわー、カッチンコッチンだ!

 無理もないね。たははー


 その他、わたしは見た事も聞いた事も無い名前の人達からの言祝ぎ。

 えーと、どちらさん?

 まぁいいか。笑顔笑顔〜!







 陛下の所の挨拶ラッシュも終わり、本格的にパーティーの始まりだ。

 王族ブースから、視線を感じるが、見たらいけない気がするので見ない。


 しかし、目の端に映るのは、こちらに突進して来そうな第2王子。

 第1王子に首根っこ掴まれて阻止されている。

 ……なるほど、15歳は幼児に毛が生えたくらいと言われる所以はこの辺りか……。


「シャルル、何か食べに行こうか。喉も乾いたろ?」


「行っていいの?」


「もちろん。みんなと話もしたいだろう?」


 ぱぁぁ!

「はい!」





 ジークにエスコートされて、ホールに降りる。

 視線の先にママが!光り輝いている!

 うん、美しい♡

 貴族に囲まれているが、満面の笑みだ。


 ”どうやらシャルル様ご考案のドレス、と話してる様子です”


 ちょ!!ママァァァァァ!!!

 そりゃデザイン売り出すとは言ったけど!!

 考案者は秘密にする筈がぁぁぁ!!

 ……。

 そしてカサンドラ優秀。この距離で聞こえるの!?


 ”読唇術でございます”


 ひぇ!!!凄い!!!

 そして、相変わらず顔読まれてる!!


「母さんのシャルル自慢は留まる事を知らないな……」


 ははは……は……はぁ……。


「ごめんな。ちゃんと言っておくよ……」


「ううん、先に話しておかなかったわたしのせいだし……」

 仕方ない。ドレスは名を出すか……。

 あ、お菓子も内緒って言っておこう。

 既に遅い気もするが……。






 ◇◇◇


 ドタン!……バタン!

「なんだよ!」


 ん?


 何と!こちらに向かって来ようとしてる第2王子が転びまくってる!


 よーく見ると、気配を殺したリリアが居る!

 しかも巧妙に足を引っ掛けて、こっちに来ようとしてるの阻止してる!

 えぇぇぇぇ!?


「……フォルスターは調子が悪いらしいので、下がらせるように」


「父上!そんな事はありません!ただちょっと何か変なんです!」


「ならん、下がりなさい」


 近衛にガシッと腕を取られ、


「父上!母上ぇぇぇぇぇぇ!!!」…………


「陛下!何も下がらせなくとも!」


「まだ早かったようだからな。成人の儀まで社交界はお預けだ」


「んまぁ!!」

 ぷんすか!


 ザワザワザワ……


「ま、賢明だな」

 にやり


 したり顔のジーク。

 何があったの?


「シャルルに声を掛けたくて突進してたみたいだよ」


 えっ?


「まぁ来たら返り討ちだけどな」

 はははっ


 ……うん、第2王子は帰って正解ですね。

 危うく血を見るかもしれない事態になるトコだった。

 そりゃ言い過ぎか。






 ◇◇◇


 ホールでは、この国の民族舞踊のようなダンスが踊られている。

 軽快な音楽と、翻るドレスがなかなか綺麗。


「シャルル、踊れる?」


「えっ?いえ、踊った事ないんだけど!?」


「大丈夫!俺に任せて!」


 ちょ!任せてったって!

 って、あぁ!待って待ってーーー!!!


 と思っていた時もありました。

 15歳の常識凄い!!ダンスも踊れてる!!

 この踊りは市井から貴族まで、子供の時からお祭り等で踊られるダンスなんだ。

 あぁ、そう言えばフェスタリオスの時、3区のラウンドアバウトでも踊ってたね!


「楽しい!」


「凄いね!ちゃんと踊れてる!」


 手を取り合って、ステップ踏んで、くるりと回る。

 気がつけばホールには、ジークと2人だ。

 みんな手拍子してる。


 ジャジャン!


 音楽が終わり礼をする。

 すると大喝采!!


 またホールには人が集まり、別のダンスが始まる。

 流石に続けては踊らなかったが、かなり楽しかった!


「何か飲もう、喉カラカラ!」


「うん!食べ物も!」


「よしきた!」





 食事ブースに行って、飲み物を貰った。

 まぁわたしはジュース、ジークはワインだ。

 程よく冷えてるピルリアジュース最高!

 キンキン過ぎない方がいいんだよねー。


 さて、何を食べようかな?と、お料理を眺めていたら、隅っこの方で固まってる5人組。


「あら?」


「「「「「あっ」」」」ジークさんとシャルルさん!様!」


 さん様って!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新連載始めました! この世界の片隅で。〜新しい人生楽しみます!〜もよろしくお願いします♪
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ