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リソルセ。

 世界樹を後にして、転移でガラディアの拠点、リソルセに来ました!

 どの街の拠点も、その領地の1番大きな街にある。

 便利だ。とても便利だ。

 前回来た時は、カーちゃんの保護とお醤油、お味噌を買っただけで終わったので、本格的に観光するのは初めて。

 何やら朝市が有名なんだとか。

 今日は既に夕方なので、サンセットビーチだけ見に行く事にした。


「おおお!夕日でっかい!」


 何もかもをオレンジに染める夕日が、もうすぐ水平線に掛かる所。

 ビーチと言っても広い遠浅の小砂利の浜だ。

 白っぽい石が多いので、浜もオレンジ色になっている。


「ここの夕日も観光の目玉なんだよ。中々壮大だよね」


「へぇ!だから人もそこそこ多いのね」


 家族連れ、カップル、数人の友達?グループ。

 水際でパチャパチャしたり、浜に座っておしゃべりしたり、思い思いに過ごしている。

 うん、こういうのいいなー。


 夕日が海に溶けて、空は群青とオレンジが混じり合う。

 一番星が輝き始める。


「キレイ」


 願わくば、この景色がずっとこのままありますように。


「さ、帰ろうか」


「うん!晩ごはんは外食したいなー」


「OK、なら海鮮焼き行くか!」


「行こう行こう!」





 行った海鮮焼きのお店は、モーリェで行けなかった手掴みでモリモリ食べる系!浜焼きって言うの?

 とにかく貝が美味しい!


「あぁやっぱりフルンソースで食べる海鮮焼き最高!」


「香ばしくて食欲唆るな!うん、美味い!」


 横には貝殻を捨てるバケツ。

 既にいっぱいになりそうだ。

 だって美味しいんだもん!


「モーリェは魚、リソルセは貝なんだよな。リソルセが貝なのは岩場が多いからだって聞いた事がある」


「なるほど。貝を採る人って、よく岩と間違えないよねぇ。流石です」


 はははっ

「そりゃ経験がものを言うんだろ」


「確かに」

 ふふふっ



 お腹いっぱい浜焼きを堪能して帰宅。

 明日は朝市だ!!







 ◇◇◇


 ”いらっしぇい!安いよ!オマケしちゃうよー!”


 ”寄ってって!見てって!新鮮だよ!”



「おぉ、活気あるね!」


 王都よりも大きい市場は活気に溢れていて、あっちこっちで呼び込み合戦!

 お客さんも、あっちこっちの呼び込みにキョロキョロしていた。

 当然、わたし達もキョロキョロ。


「逸れないように抱っ「しません」」


「じゃあ手は離さないで!」


 ふふっ

「離しませんよ」


 しかし、見た事のある食材が多い中、えっ!それ食べられるの!?って見た目の……あれは魚?なのかな。

 足が生えてんのよ。

 しかも、1.5m位ありそうな……


「あれも食べるの?」


「どれ?あぁあれはビショップフィッシュって魔獣だね。あのサイズは小さい方だけど……食べ方は知らんなぁ」


「おっ!お嬢ちゃん可愛いねぇ、これが気になるかい?淡白な白身でソテーに向いてるよ!どう?オマケするよ?」


 いや、丸ごとはちょっと……


「切り身もあるよ!どう?どう?」


「じゃ、じゃあ切り身を……」


「んまいどー!オマケしちゃうね!これも持って行きな!」


 と、オマケの方が嬉しいウニ!

 だけどジークは


「えっ!それ食うトコあんの!?トゲトゲじゃん!」


「大丈夫!これなら任せて!」


 がはははは!

「お嬢ちゃんすげぇな!こっちの方が見た目も怖いだろうに!」


 ふふっ

「美味しかったらまた買いに来ますね!」


「おう!味は保証するぜぇ!よろしくな!」





 その後も市場をウロウロして、見た目が変な魚介類にびっくりしつつ、調理の仕方を聞いてみたり、手のひら位ありそうな蛤みたいな貝や、ジークの握りこぶし位ありそうなサザエみたいな貝、よく分からないけど、”美味いよ!”と言われた貝を買ったり、その中で何となく気になる、大人の頭くらい大きい貝も買ったし、オイル漬けにする為のマグロ擬きを買ったり、当然屋台の串焼きも食べて、拠点に戻った。




「なぁ、このトゲトゲどうするの?」


「こうやって、割って、中のオレンジの所を食べるの!」


 下の口の所から、げしっ!と割って食べてみる。

 うん!甘〜い!

「食べてみて!」


 恐る恐る口にしたジークが目を真ん丸にして


「うわ!美味い!何これ!初めて食べた!」


「今度朝市行ったら、たくさん買っておく!そのまま食べたり塩漬けにしたりするんだよー」


「うわぁ、楽しみ!」


 ウニ丼とか、お寿司もいいな!パスタにも使える!

 あれ?パスタあったっけ?まぁいい。


「この貝、凄く気になったから買ってみたんだけど、調理法聞かなかったわ。ちょっと開けてみよっと」


 ガシガシガンガン

「ちょ!全然開く気配がないんだけどっ!!」


「どれ?あぁこれ、撫でてみて」


「え?撫でる?」


「そう、よしよししてみて」

 くすくす


 言われるままに、なでなでよしよし……


「うっそ!開いてきた!」


 あははははは!

「力任せに開けようとすると絶対開かないコンキリアって魔貝なんだよ」


 魔貝!!


「たまに真珠が入ってるから、食用と言うより、真珠目当てで採る事が多いかなー。でも手を挟まれると怪我するから気をつけなよ」


「へぇ!これにも入ってるかなー?」

 なでなでよしよし

 なーでなーでよーしよーし

 もうちょっと!


 ぱ、ぱ、ぱっかん!


「「開いた!!えっ!?」」





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新連載始めました! この世界の片隅で。〜新しい人生楽しみます!〜もよろしくお願いします♪
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