表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

272/386

マリアージュ。〜計画その17 ブーケ〜

 とりあえず監視は外せたみたいだ。

 フランシア家から帰る時には何も感じなかったし、カーちゃんトーちゃんも何も反応しなかった。

 しかし、まだ気を緩めるには早い。

 誰が何を企んでいるのか分からないから。


 つーか、許さんぞー!

 わたしの大事な日を穢す気でいるなら覚悟しやがれ!

 あの世の対岸見せてやる!

 ふんがー!


「シャルル?鼻広がってる」

 あはははは!


「えっ!?うそっ!!」


 キキキキキ!

 キキキ!


「ちょ!ふたりも笑うの!?酷いじゃん!」


「シャルルだけ張り切ってなくても大丈夫だよ?俺も居るんだ」


「うん。分かってるんだけど、落ち着かないぃぃぃぃ!」


 あははは!

「なら集中出来るように、ブーケを作りましょう?お嬢様?」


 ぶはっ!

「それやめてぇ!」


 あはははは!





 ◇◇◇


 まずは腹ごしらえ!

 夜ごはんは、カーちゃんトーちゃんも一緒に食べた。

 今日はハンバーグだ。

 えぇ抑えられない衝動を、お肉に叩きつけるにはもってこいでしょ?

 叩いて叩いて叩きまくって、それはそれはジューシーなハンバーグが出来上がりましたよ。


 カーちゃんトーちゃんのハンバーグもちゃんと作ったよ。

 ハート型♡と星型☆

 わたしとジークは通常サイズの目玉焼き乗せ。

 カーちゃんトーちゃんは、うずらの目玉焼き。


 えぇ、うずらはこの世界の物じゃありません。

 が、もうジークは知ってるので構うもんか。


「うんまぁぁい!やっぱりハンバーグが優勝!」


 キキィ!

 キキィ!


 うんうん、ハンバーグ美味しいよね!

 やっぱりミンサー欲しいけど、ガルボさんが多忙になったので注文しにくい。

 ま、わたしのせいなんだけども。


「えっ!?カーちゃんおかわりするの?凄いね。トーちゃんはマッシュホクリ(ポテト)?はいはい、待っててね」


 ジークの食欲も凄いが、このふたりも凄い。

 自分の体積よりも食べるのか!?

 ……ノームもそうだったな。

 四次元胃袋か。


「まだ熱いからね?ふーふーしてね?」


 そう言ったら、なんと!冷却魔法で適温まで冷ましてるよ!

 流石!食欲の権化!


「カーちゃんトーちゃん、おいでー、クリーンしようね」

 ふたりにクリーン。

 手掴みで食べるから、食前食後は必須なのだ。


 キキィ!

 キキィ!


「ん?そう言えば自分で出来るんじゃないの?」


 キィキキィ!

 キキィ!


 はははっ

「これは分かった!やってもらいたいんだって!甘えんぼだなー」


 キィ!

 キィ!


 ふふっ

「いいよー」

 よしよしもふもふ


 食べたら籠に入って丸くなる。

 うん、いつも通りだね。





 ◇◇◇


「さて、ブーケ作る?」


「お花の選定だけして、組むのは明日にしようか。お花選ぶだけで時間掛かりそう」

 くすくすっ


 さーて!お花山盛りだよー!

 とりあえず種類別に、どかん!どかん!


「確かに。これは選ぶだけで時間掛かりそうだ」


「このまま出してると萎れちゃうから、保存魔法掛けとくね」

 ”キープ”


「作りながら選んでも大丈夫?」


「もちろん!じゃあわたしもそうしよう。何個作ってもいいもんね」


 レースにリボン、紐にハサミ、ブーケに使えそうな道具も用意して、れっつ!”クリエイト”!


 赤基準で、ラナンキュラスの丸くこんもりとしたラウンドブーケ。

 チューリップの茎の長さを利用して、スラリとしたスタイリッシュなクラッチブーケ。

 様々な花を混ぜて、縦長に垂れるようなキャスケードブーケ。

 お花を選ぶのは自分だが、流石のクリエイトスキル、そつなく綺麗に仕上げてくれる。

 ジークを見ると、顔が真剣そのもの!

 楽しんでる?難しい?


「どぉ?」


「花を選ぶのが難しい」


「色は赤に限らず何でもいいよ?直感でいいなと思ったのを使ってクリエイトするの」


「赤くなくてもいいの?」


「もちろん!ジークが選んで?」


「分かった!」


 それなら……と、ちゃきちゃき作り始めた。

 ふむ?ピンク系なんですね?

 わたしは手を止めて、ジークが作るブーケを見てた。


「ドレスがあの形だから……」


 おぉ!?ドレスの形か!考えずに作ってたわ!

 確かにプリンセスラインだから、クラッチブーケじゃないよな。

 あれはもっと大人っぽいデザインの方が似合う。

 そう考えたらキャスケードブーケも流れるデザインだから、Aラインかマーメイドの方がいい感じ。

 ジーク凄いな!


「こんな感じ?」


 ピンクのシャクヤクがベースのラウンドブーケ。

 可愛らしい!


「ジーク凄い!これがいい!これにする!」


「え!?赤くないよ!?」


「赤はブーケじゃない所に付ける!ジークもお揃いでブローチ作るから、ブーケはこれにしたい!いい?」


 はははっ

「光栄です!」


 新郎がブーケを作るって、何だか新しいな?

 ってか、ブーケがこの世界、いや、この国初なのか。


「ありがとう。凄く可愛いね!これを持ってドレス着るね!」


「楽しみだね」

 にっこり




 式まで、後7日。






 ◇◇◇


 その頃、とある場所で……。


 ぽん!ぽぽぽぽん!ぽんぽん!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新連載始めました! この世界の片隅で。〜新しい人生楽しみます!〜もよろしくお願いします♪
― 新着の感想 ―
あの世の対岸はこの世なのでは 死者蘇生してまう
[気になる点] 毎日更新お疲れ様です。またありがとうございます。 最初の感想で指摘するのもなんですが、会話以外の部分で「ぶはっ」や「あははは!」みたいなのを見ると文章がチープに感じるというかなんという…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ