報告書と全員招集。
パーティーもお開きになり、またゴードンさんに送ってもらった。
「じゃあ報告書は明日提出で、内容確認してから全員招集でいいわよね?多分、明明後日位になるかしら」
「はい、それでいいです」
「あぁ素材は言われていた分は確保してあるわ、売却の値段もドえらい事になってたわよ〜!国が買うから当然だけれど!」
「おぉ!なら、それの確認も全員で集まった時にお願いします」
「分かったわ、用意しておくわね」
第1門を通り、家に着いた。
「今日は、ありがとうございました!楽しかったです!」
「また機会があったらパーティーしましょうね!それより先に結婚式かしら?」
うふふふふ
「決まり次第連絡しますね」
ははっ
じゃあ、と言ってゴードンさんは帰った。
◇◇◇
「ただいまー、おかえりー」
「自己完結!」
くすくすっ
「着替えて、お茶にしようか?」
「そうだね、暖かいのが飲みたい。カフェル淹れるよ」
「やった!ジークのカフェル飲みたかった!」
はははっ
「いつでも淹れるよ。ボタン外そうか?」
あ、そうだった!宣言されてた!
「……お願いします」
まぁ、うん。
今朝の流れ的にそうなるよね。
うん。
アレコレそれこれして、お茶飲むどころじゃなくなり、そのまま就寝。
カフェルぅ!
◇◇◇
翌日、ジークは報告書を提出しにハンターギルドに行き、その2日後に全員招集された。
「あー、その、確認したんだが、腑に落ちない点がいくつか……アンデッドの階層が全部浄化されていたと報告を受けているが、それが書いてないのと、中層階からの魔獣とか、厄介な魔法を使うイグアール系、全部キレーーイに首を斬られていたのは、やっぱ「たまたまです」」
「いやいや!たまたまで出来ないでしょ!?」
「「「「たまたまです」」」」
「……全員かよ」
……わたしは無言です。
流石に口笛は吹いたらダメよね。
いや、吹けないけど。
ぴゅーぷぴー
おっと、イカンイカン。
「そこの誰かさんは目を合わせないしな?」
じろり
見ませんよ。
見ませんたら!
はぁぁぁぁ……
「あと、メデューサとゴライアスの討伐方法な、これは使える。
今後行く奴に開示するな。素材は研究所から報告がまだなので、どんなモノかはまだ不明だ。
ジークとシャルルが2人で倒したヒュドラ、これは伝説級だったな。よく倒せたと思うよ……。首が焼き切れてたのは、驚きを通り越して失神するかと思ったわ」
おほほのほー
わたしもびっくりでした!
「プロミネンスなんてロストマジックだと思ってたよ」
「まぁ、俺インベントリも使えるんで、何とかなりましたよ」
「「「「「はっ!?インベントリ!?」」」」」
「え?ジークが?シャルルじゃなく?」
「俺ですね」
「はぁぁぁ!?ウソだろ!?マジかよ!!」
「ほら」
”インベントリ”
「……!!!」
ジークありがとう!!そしてごめん!!
全部引っ被ってくれたのね!
でもプロミネンス使える!?見せてみろとか言われない!?
大丈夫!?
「大丈夫」
にっこり
うぇ、顔読まれた!
「すげぇっす!!初めて見たっす!!うわ!俺感動してる!!」
と、震えるハンスさん。流石魔法職。
「ジークが俺を置いていくぅ!!」
アレクさんはブレない。うむ。
「ま、腐ってもSSランクなんで」
「……伝説級がここにも居たわ……。流石としか言えねぇな。それは報告書に書いてなかったけど?」
「こんな討伐に関係ないのは報告しませんよ」
「あぁ、まぁそうか。そうだよな。俺、混乱してたわ」
はははっ
「ま、まぁ報告書に戻るぞ。で、選定の結界を抜けて、世界樹の管理者が古代龍、と。これも何で通れたんだろうな?」
「分かりません。ドラゴンも教えてはくれませんでしたので」
「言葉を発するドラゴンとは、もう伝説級の大盤振る舞いだな」
ははっ
世界樹の幼樹は内緒にした。
あくまでも、ドラゴンと話をして不意に閉じた扉を開けた事にしている。
ジークが倒れた事も秘密にした。
黒い魔素なんて、本来は人には見えない、見る機会がないので、不安を煽るような事は報告しない事にしたのだ。
「で、帰りはドラゴンが魔法陣で転移させた、と。そして戻ったら冬でびっくり、とはなぁ。何がどうして時間が狂ったんだか……」
「それは俺達も不思議ですね」
うむ、不思議だ。
今度ドラゴンさんの所に行ったら聞いてみよう。
「しかし、ジークは出発前からインベントリ使えたか?」
「いえ、途中で覚醒した、と言った方がいいかもしれません。シャルルにばっかり良いとこ取られちゃSSランクの名折れだしな?」
ふふふっ
「ジークもカッコよかったよ」
「はいそこ!イチャコラしない!」
「ジークさんはカッコよかったっす!マジで!」
こくこくと頷く5人組。
ですよね?わたしのダーリン(きゃ♡)凄いんです!カッコいいんです!えっへん!
なでなでなでなで
ぶはっ!!
「シャルルの鼻が膨らんでどうする」
やだ!恥ずかしいっ!!
慌てて鼻を隠すけど、見られた後だ!
「シャルルさん、可愛いっす。マジで」
こくこく
わたしの事はいいから!




