表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/386

今度こそ!サンディア!

今まで行く行く詐欺でしたよね(汗


 さっき睨まれた門兵さんのいる第1門に行った。


 うぅ怖いよぅ。

 でも、こっちからの方が近いって聞いたし。


 遠巻きにウロウロしてたら門兵さんから話しかけられた。


「お出かけですか?」


「は、はい、このお店に行きたいんです」

 デンタツくんを見せる。


「護衛はいないのですか?」


「えっ?居ませんが、居ないとダメですか?」

 いやいや!護衛なんて必要なほど危険な場所なの!?

 眉根を寄せる門兵さん!


「いえ、そういう訳ではありませんが、お美しいお嬢様の1人歩きは、あまり推奨されるものではありません」


 ふぇ!?おおおおおお美しい!?

 ちょ!やだ!顔が熱くなるじゃん!!

 って、そう言えばシャルルだったわ。


「ありがとうございます。大丈夫です!何かあった時の逃げ足は早いので!」

 ふんす!と胸の辺りで拳を握る。


 ふっ、と笑った門兵さん。

「では充分にお気をつけ下さい。行ってらっしゃいませ」


 やだイケメンじゃない。さっきの門兵さんもステキだったし。

 やっぱりこの世界、顔面偏差値高い?

「はい、行ってきます」にっこり。





 ◇◇◇


 門を開けてもらって外に出る。


 うわぁぁ!人人人!何かのお祭りか!?

 門兵さん二人は兜で髪色が分からなかったけど、ここから見える人達の髪色ったら!

 なんつーか、極彩色!!

 原色もパステルも、それこそ色とりどり!

 これなら、わたしの髪色も目立たないわね!

 良かったぁぁ!!

 よーし!じゃあ型のお店まで行くとしますか!

 デンタツくんON!ナビ開始!

 あ、田舎モンと思われないように、人から見えない設定でね!



 お店に行く道すがら、人々の服装チェック!

 ふむふむ、女性はやっぱりワンピースが多いのねー。

 て言うか、ワンピースしか居ないわ。

 丈は膝上からマキシまでそれぞれ。

 靴はサンダル、パンプス?ブーツ。

 スニーカーはない感じ?

 なるほどー。

 男性はシャツにズボン。普通だわ。

 やっぱりスニーカーは見当たらない。

 ローブの人も居るけど、性別分からないわね。

 あらっ!帯剣してる人もいる!!

 銃刀法違反とかないのか!?

 って、魔獣がいる世界だったわ。


 無作法にならない程度にチラチラ盗み見。

 うん、やっぱり男女共に美形多いじゃない。

 ちょっとホッとしたわー!あははー!


 ふふっ、街歩きなんて、どれくらいぶりだろう?

 聖域よりも少し気温が高い感じね。

 風が気持ちいい。


 ショーウィンドウの中を覗きながら歩く。

 雑貨屋さん、洋服屋さん、パン屋さん、本屋さん。

 寄り道したいけど、初志貫徹しなくちゃ!

 あっ!カフェもある!寄ってみたいなぁ!

 後で必ず入ろう!


 わ!あの人肩に動物乗せてる!

 リス?見たことない動物!

 あぁ、勝手に鑑定したらダメよね?

 なんだろー!?かわいい!


 街を歩くだけなのに、楽しい!

 もっと早く決断してたら良かったー!

 うふふん♪


 んん?んーー?

 なんだろ、浮かれてて気づかなかったけど、すんごい視線感じる……。

 え、わたしどこか変??

 もしかしてニヤニヤして歩いてた!?

 まさかスカートめくれてたとか!?

 道の端によって、身だしなみチェックしてみても、変じゃないと思う。

 むむむっ。




 「あの、すみません。ちょっといいですか?」


 「はい?」

 わぁぉ!美女がいる!!


門兵A:うぉ!人だった!つーか、鈴を転がしたような声!え?ひとり?いやいやダメでしょ!親御さんは!?護衛は!?居ないの!?1区2区なら危険はないだろうが……。俺が非番だったら喜んで護衛すんのになぁ。


そんな感じ。

シャルルさん、よく見て?銀髪はあなただけですよ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新連載始めました! この世界の片隅で。〜新しい人生楽しみます!〜もよろしくお願いします♪
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ