お荷物配達しました。
「もしもしー、もしー?起きて下さいなー」
……あれ?
「あぁよかった。おはようございます」
えと、おはようございます。
ん?あれ、そう言えば、お使い頼まれて……。
「はい、星名:地球からお使いとして来ていただきました。ここは星名:ヴェルデです。わたしはこの星の神の1柱です」
えと、初めまして。
「はい、初めまして」
にこにこと笑う神様は女神様。
まさに人外としか言えない美しさ!
神々しいとはよく言ったもんだ。
眼福眼福。
「うふふふ、では早速ですけど、荷物を出してもらって良いですか?」
はい、と言うか、あの、詰め込まれた記憶はあるのですが出し方が分かりません。
「あぁそうね魂だものねぇ……うーん……では自分の身体があると想像してみて下さい」
むむ……?
身体……?
頭、体、手足……。
大雑把にこんなもんかな?
「はい、いいですね!ではお腹の辺りに力を入れてみましょうか」
お腹に力。
ふんっ!!
ぷひっ(キラッ)
へっ!?待って待って!?
屁ぇぇぇぇっ!?
ぶふぉぉぉぶばぁぁぁ!(キラキラキラッ)
いやぁぁぁぁぁ!!!!屁じゃん!!これ屁じゃん!!!!!
しかも勢いすんげぇし!!わたし乙女!!
乙女じゃない方の乙女のはず!!
自分を乙女とか言うあたり既にそこはかとなくおばさん臭が漂うけど!!!そんな事より!!!
ぶばぁぁぁぁぶふぉぉぉぉ……(キラキラキラッ)
いあああぁぁぁ!止まらないぃぃ!!
まだ出るの!?いつまで出るの!?
しかも何かキラキラしてるし!!!
え、まさか服着てないから!?
口からリバースの虹色キラキラと同じく、う〇こがキラキラしてるとかじゃないよね!!??
出るわ出るわ。もんのすげぇ勢いで風船が萎んで行くような感じで、自分まで吹き飛ぶかと思ったが…。
…………。
…………。
ぷひゅぅ〜……
終わった……。
お荷物配達じゃなく、自分終わった……。
泣きたい。てゆか泣く。
「まぁまぁ!すごいわ!なんて良質な魔素なの!しかもこんなに沢山よ!」
良質なマゾ!?いや項垂れてますけど?喜んでませんけど?泣いちゃうよ!?てか泣き入ってますけど!?
「あらあら泣かなくていいのよ〜?マゾじゃなくて魔・素よ」
まそ?
「そう魔素。星名:地球では必要ないけど、この星では大事なものなのよ〜。それを運んでくれたのよ。本当にありがとうね」
じゃあ屁じゃない?
「やぁね違うわよ」
ころころと笑う女神様はたいそうお綺麗ですけど、出し方は先に説明して頂きたかった……。
わたしの大事な何かが壊れるかと思ったじゃないのぉぉ!
「魔素は魔法を使う所に必要なんだけど、星名:地球は魔法使わないでしょ?なので譲ってもらったの〜。本来ならば地球神が持って来るはずが、今離れることが出来ないんですって。なのであなたにお願いしたのね〜」
魔法?魔法ってあの魔法!?
魔法が使える世界なの!?
「星名:地球も昔は魔法使えたのよ?でも神がちょーーっと目を離した隙に滅びてしまったんですって。なので今また下手に進化しないように見守ってるって言ってたわ〜」
ちょっと目をって……
「ほんの数千年よ?」
おぉぅ……スケールが違うぜよ。
「あなたの持って来てくれた魔素は、魔法に晒されてないから物凄く純度も高いし、何より綺麗!これでヴェルデもまた潤うわ!」
はぁ、良かったです。
「それでね、ご褒美なんだけど……」
「おぉ!素晴らしい魔素が漂ってるな!」
「ほんにほんに!清々しいのぅ!」
何やら新しい神様たちがいらっしゃったようです…。
※誤字報告ありがとうございます!