Aランク爆誕!
コンコン
「ゴードンです」
「……入れ」
「……あらまぁ。可愛い靴ね。お揃い?カーバンクルかしら」
えっ?
「「あっ」」
ああ、なるほど!こりゃ巫山戯た格好だわ!
トーちゃんが一緒に戦ってたわー!
てか、ジークも室内履きで来たの?やだわー。
おほほのほ!
「で?」
ぺらっと2枚をゴードンさんに見せる。
「……!!」
そんな顔して見なくても。
笑っとこ。
にっこり
「……トーリエに勝ったって聞いたわ」
「さっきのが勝利宣言なら勝ちましたね。今はAランクへの交渉中です」
「問題ないわね」
「問題あり過ぎだろうが!!」
「何故?Bランクに勝った。リェスドラゴンとリェスウルフの討伐証明書もある。何が問題?」
「……」
「そもそも、リェスドラゴンはSランク、リェスウルフは群れよ?SSランクでもソロ討伐は難しいのよ。それを成し遂げてるのに、Aランクになれないなんて、ちゃんちゃらおかしいわ」
「あ、これもあります」
どん!と出したリェスウルフボスの毛皮。
「……どこから……ってインベントリ……」
「シャルル!!」
「いいの。ジークと一緒に行く為なら隠さない」
「これ、この毛皮、ボスじゃない。オークションに出なかったはずね、シャルルちゃんが持ってたのね」
「キレイだったから売りたくなかったんです」
「「「はぁぁぁぁ……」」」
「他には何が必要ですか?」
「……いや、十分だ」
「ならジークと行けますか?」
「「……」」
「……シャルル」
「ジークは黙ってて」
「……ラシードさん、ゴードンさん、俺、シャルル連れていきます」
「なっ!!ジーク!!」
「俺、シャルル置いて行けない。こんなに、俺に、っく……ふ……」
「男泣きねぇ。愛されてるわね。さて、ギルマス?決断の時よ」
「……シャルル・エイプリルのAランク到達を認める。ジークの同行もだ」
「やった!!!ジーク!やったよ!!」
「……シャルルっ、シャルル」
「泣かないの!一緒に行けるよ!やったよ!」
「うん……うん……」
ふぅ
「ならドッグタグ作らないとね?ちょっと待っててね」
「あぁぁぁ!!ジーク!絶っっっ対!シャルルと帰ってこいよ!!絶対だぞ!!」
「はい……、絶対、帰ってきます」
よぉぉぉぉぉぉっし!!!
「帰ってきて結婚するんだもん!!ね?」
「は?え?シャルルちゃん?」
「ジークと家族になるんです!!」
ぎゅぅっ
「じーぐぐるじぃ」
「はー……シャルルには敵わない。俺の嫁になるんだもんな」
「そうよ?だから絶対帰ってこなくちゃ!」
「シャルルちゃん……」
「お待たせ!って、ラシード?」
「シャルルちゃん、結婚すんだって」
「まぁ!!楽しみね!!なら絶対帰ってこなくちゃね!!やだ!準備しておかないと!!」
「その前に最下層だろっ!!」
「あーら、シャルルちゃんが居たら、何とかなりそうな気がするのよね?大丈夫!この2人ならやり遂げるわよ!」
「……ゴードンのその楽観的なトコ、少し分けて」
「まぁ、とりあえず。これがAランクのドッグタグよ。ダンジョン入る時は外さないように。……死んだらこれが残るからな。死ぬなよ」
うわ、最後は男性になったよ!
「死にません。死ねません。ジークと生きるんだもん」
「そうだな、シャルルと家族になるんだ。死にませんよ」
「あぁ、愛って素敵ね!」
「あれ?マリアーナさん、は?」
「え?ひと時のアバンチュールじゃない!やぁね!」
うふふ
あ、さいですか。
◇◇◇
執務室を出て下に行ったら人が凄い!!
「「「「「うぉぉぉぉおおおおおお!!」」」」」
ひぇっ!?
「妖精たんがハンターに!!おめでとう!!」
「カッコよかったっすーー!!惚れたっすーー!!」
「今の誰だ!!シャルルは俺んだ!!」
ぴたっ
”お前が余計なことを!!””いやお前だって!!”
おぉぅコソコソしとーる。
「あー、という訳で、Aランクのシャルルだ。お前ら手を出すなよ」
「「「Aランク!?」」」
「何ですって!!ギルマスに直談判してやる!!」
わー、ピンク髪さん、がんばれー!へっ!だ!
「シャルル、帰ろう」
「うん!」
”え、あの靴……””かっわいい!””え!NO.1も!?”
あ、まぁ仕方ない。
「ジーク、カーちゃんで来ちゃったのね」
「え?あ、あぁ、履き替える暇も惜しくて」
「恥ずかしいね」
「ま、どうでもいいや。今は早く帰りたい」
ふふっ
「帰ろう」
ふたりの家に。
この後19:00に閑話が入ります。
読まなくても本編に影響ありません。




