ガラディア。〜その2〜
戻って、左手のドアを開けたら外。
庭と門。こっちが玄関か。
門を出たら、わぁ!頭になんか地図出た!!
さっきの、すわっとしたのマップ!?
識庫さん!!
*マッピングが可能になりました。ON/OFF可能。今まで通った場所は白い線で表示されます。通ってない道は半透明のままです。
拡大縮小は任意で出来ます。
これで転移も詳細な場所に行けますが、マップを使う場合は白い線上のみです。
さらに気配探知と連動すると、マップに赤い点、青い点が表示されます。ON/OFF可能。
なぜ今!?
*デンタツよりも詳細な地図が見られます。連動して下さい。
いや、そうじゃなく……。
王都でさっさと使いたかったよ……。
って、デンタツのメッセージも伝話も使うならマップは消えるのか。
なら頭脳マップも便利なんだよね?そうだよね!?
はぁ、とりあえず気配探知と連動!
ぎえ!!青い点多すぎ!!当然か!街中だ!
ん?あれ?嘘、赤い点あるけど、これ街中だよ?
なんだろう?行ってみるか。
◇◇◇
赤い点を探してみる。
いや、うん、便利ですね、これ。
赤い点は、そこに留まったままだ。
動いてない。
えっと、こっちだな。
狭い路地に入っていく。
レイピアをローブの下に出す。
ここ?え?どこ?
キョロキョロするが姿は見えず。
んんんん?
あっ!!いた!!ちっちゃい!!
え、弱ってる?
認識阻害を外して、
「おちびさん、どうしてここに居るの?君の住む場所じゃないよ?」
キキキィ!
おお、一丁前に威嚇しとる。
うーん、とりあえず結界で囲ってみる。
結界の中でヒール。
お?おお?点が青くなった!?
キィ
「大丈夫?森へ帰ろう?」
よく見たら、世界樹にいたリスっぽい子と同じ種族?
手を出したらスンスン嗅いでる。
額にキレイな石?が嵌ってんの?
「どこいった!?」
「こっちか!?」
あ、この子怯えてる!
おいで!!とローブに隠す。
認識阻害を掛けて走る。
周りに青い点がないのを確認して、そのまま世界樹に転移!
シュンッ!
「ほら、ここなら大丈夫。怖かったんだねー」
キィキキィ
ふふふっ
「ここならお仲間も居るんじゃない?ほら」
やっぱり同じ種族みたいだ。
「良かったね!仲良くねー!世界樹さん、この子もよろしくね?」
さわさわ……
ふふふっ
「また来るね!」
ガラディアの拠点に転移!
またここからか!今度こそフルンソース!
確かに市場までの道は迷わなかった。
フルンソースもすぐに見つかった、が、確認せねば!
「あの、これと同じソースが欲しいのですが、フルンソースで合ってますか?」
「ん?ああ、うん、これはフルンソースだね、欲しいのかい?」
「はい!出来ればお店が困らない程度に沢山下さい!あとフルンペーストを見せてください」
「ペーストはこれだよ、味見するかい?」
「是非!」
ペロッと舐めたら、正に!お味噌!!
くぅ!見つかってよかった!!
「このペーストも下さい!」
ははは!
「好き嫌い分かれるんだけどね!慣れたら病みつき!アンタもその口だろ?」
「はい!これがないと生きて行けない!」
あはははははは!
「よし!オマケしちゃる!」
「ありがとう!」
やったーー!これがあれば百人力!
ひゃっほう!!
拠点に帰って一息ついて、考えたら、沢山買わなくても、これがあるのが分かれば聖域のが使えたなーと思ったのでした。
がっくし。
ま、まぁいいわ。
使ってナンボのお金で候。
チャチャン!




