一緒に暮らそう。
ジークが帰ってくるってデンタツがあった!
6の鐘位か、待ち遠しい。
どうだったかな?反対されなかったかな?
変な女に捕まりやがって!とか言われてたらどうしよう。
そんな事ないと思うけど、良いお家の子っぽいしなぁ。
所作とかキレイだもの。
何となくそう思うけど、多分正解だと思うな。
もしかしたら貴族?かもしれない。
そしたら一緒に居るのも難しくなるのかな。
ちゃんと無理してないか聞かなくちゃ。
わたしの我儘で迷惑は掛けられないしね。
◇◇◇
カランコロン〜♪
ジークだ!
「お帰りなさい!」
「ただいま!」
ぎゅっと抱きしめ合う。
カップルってこんなに抱きしめ合うものなのか知らんけど、わたしはそうしたい!
「今日からこの家に住まわせて下さい。ジークフリード・フランシアです。よろしくお願い申し上げます」
「あ、ご丁寧に。家主のシャルル・エイプリルです。どうぞよしなに」
ぷっ!!
「よかった、反対されなかったんだね。ちょっと心配だった」
「え?なんで?」
「ジークって良い家の子でしょ?だから、変な女に捕まりやがって!って思われてたら、と思ってた」
ぶはっ!
「変な女どころか、会わせろってうるさかったよ。反対どころか、いつ連れてきてくれる?って言うから、そのうちって答えておいた」
「え?ご挨拶!?あぁ、そうよね、そうだわ、知らないヤツに大事な息子さん預けるのは心配よね、やだ、どうしよう。考えてなかった」
あははは!!
「母さんみたいな発想だよ!大丈夫、そのうち連れていくから心配すんなって」
ちゅ
「わたし親が居なくて、そういうの疎かったよね、ごめんね」
「気にするなって、大丈夫だよ。ちゃんと紹介するから。ほら抱っこ」
「抱っこ好きよねー」
「うん。好き。何赤くなってんの」
「ななななんでもない!」
好き、が、わたしを、に聞こえたとか言えない!
「もちろんシャルルが大好きだよ」
「声に出てた!?え、出てないよね!?」
「声じゃなくて、顔に出るからなー」
はははっ
「前もこんな会話した気がするぅ」
ぴょん!と抱きつく。
「改めて、よろしくな」
ぎゅぅ
「はい。よろしくお願いします」
ぎゅぅ
「荷物は?一応客間にお部屋用意してあるよ」
「宿だったから、たいして物はないんだけど、置かせてもらうね。あ、寝るのはシャルルと一緒に寝るよ?」
ぽんっ!!赤くならないで!わたし!
「……うん」
「あぁ、可愛い!!」
ちゅ
「あのあのあの!門と玄関、魔力登録するから!」
「あ、そうだね、お願いします」
家の鍵登録窓を、わたしの魔力で開けてからジークの魔力を登録。
これで門も玄関も完了。ついでに冷蔵室も食材室も。
「試しに開けてみて?」
スッと開く左右の扉。
門も、ちゃんと開く。
「うん、問題ないね。うわぁ感慨深い!シャルルと同棲!嬉しい!」
「なんだか、その」
「うん?」
「照れるわ」
あははは!
「あ!食材室も冷蔵室も開くからね、何か食べたくなったら開けてみてね」
「うん、ありがとう。俺も食材入れるな」
「適当でいいよー」
初めて食材室冷蔵室に入って、あんぐり。
え、やっぱり普通じゃないの?これ。
「いや、あんまりこういう所に入った事ないから、こんな風になってんだなーと思った」
なるほど。
「わたしも自分の家しか知らないから、他の家がどうなのか謎」
「まぁ、いいじゃん。他の家は他の家だしな」
「うん、そだね!」
よそはよそ、うちはうち!だもんね!
「お茶入れるから、荷物置いてきていいよ」
「うん、寝室の向かいでいいの?」
「あ!うん!案内した方がよかったね」
「いや、大丈夫。お茶お願いな」
リビングに冷たいお茶と桃のタルトを用意する。
夏だし、桃美味しいよね!
「お茶ありがとう、いただきます。あぁ、冷たいのいいね!外は暑かったから美味い!これピルリア(桃)?フルーツ食べる習慣なかったけど、美味いね」
「ピルリア好きなんだよねー。と言うかフルーツ全般好きだけど、特に、かなー」
「スプリアでピルリアのジュース飲んでたね」
「よく覚えてるね!その通り!」
あははは!
「15でハンターになって家を出てから宿ばかりだったから、お帰りって言われるのが嬉しいよ」
「もうここはジークの第2の家だからね、いつでも言うよ、お帰りって」
「ん?第1は?」
「実家でしょ?」
「ふむ。……ならここが第1になるように頑張るよ」
にっこり。
ん?
※一括で失礼します!誤字報告ありがとうございます!
何回同じことやってんだって感じですね(T^T)
まだこの先もありそう……。
本当にありがとうございます!




