クリームチーズ。
本日2話目。
さてと、サラナさんとはデンタツ交換してないので、直接ギルドに行くのだ。
居なければ今度だね。
◇◇◇
「こんにちは、サブマスのサラナさんはいらっしゃいますか?」
「あら?今日はギルマスじゃないの?サラナさんなら居るわよ。ちょっと待ってね」
「ありがとうございます」
「お通ししていいそうよ、サラナさんの執務室は分かる?」
「ギルマスの部屋の前の扉ですよね?」
「そうそう、ならこのまま通っていいわよ〜」
「はい、ありがとうございました」
ハンターギルドの受付のお姉さんは敵視するのに、商業ギルドのお姉さんは、みんな優しいなぁ。
ジークと面識ないからかな?
コンコン
「シャルルです」
「どうぞ!入ってー」
「こんにちは、お久しぶりです」
「こんにちは!今日はどうしたの?」
「前に言ってたチーズ、手に入ったので届けに来たのと、モーリェのお土産持ってきました」
「まぁ!!ありがとう!お茶入れるわね、少し待ってて〜」
「はい、冷たいのでよかった?」
「はい、歩いてきたので、冷たいの嬉しいです」
「外は暑いものね!それで、どんなチーズ?」
「これです。見たことありますか?」
「……あっ!あるわ!中々売れなくて製造者が作るのは止めようかって相談して来たアレだわ!やだ!待って!チーズケーキに使えるじゃない!!ちょっとデンタツさせて!!」
わぁぉ。
もしかしていいタイミング?
そうかー、売れないからお店で見なかったのかー。
確かに売ってるのはハードなチーズが多かったよねぇ。
クリームチーズ、汎用性高いのに。
「お待たせ!と言うか、5分待ってて!」
「はい、時間あるから大丈夫ですよー」
ダダダダッ!と走って、どこかに行ってしまった。
あー、お茶美味しい。クッキー出しておこう。
待つこと、キッチリ5分。
ぜーはーぜーはー
「お待たせ!!これ!このチーズじゃない?」
「ちょっと頂いてみても?」
「もちろん!スプーンどうぞ」
ぱくり。
ん?うん、クリームチーズだけど、酸味が少ないね。
これなら、お菓子にはピッタリかも。
「これ酸味少なくて、お菓子にはピッタリな気がします。わたしの持って来たの食べてみてください」
「あらっ!これはこれで爽やかね〜!」
そうだ!えっとインベントリに、いや、偽装マジックバッグに……あった!はちみつ!
「このチーズを、プレーンクッキーに乗せて、はちみつ垂らして、うん、美味しい!」
「このクッキー、シャルルちゃんが持ってきたの?まぁ、サクサク!口で溶けちゃうわ……美味しい。それで、このチーズとはちみつ? !!!!なにこれ!!」
めんたま落ちますぞ!!
「待って!衝撃強すぎ!美味しい!」
「本当はクラッカーがいいんですけどね、このチーズはデザートチーズになりますねー、止めるなんて勿体ないです」
ガバッ!!!と手を取られる。
「シャルルちゃん!!救世主!!これは売れるわ!」
「じゃあチーズケーキのレシピ、置いていきますね」
「えっ!?違う違う、登録するの!シャルルちゃんが!」
「え?」
どういう事??
「これを登録して、使う人がレシピを買うのよ。レシピを売るために商業ギルドの食品部門レシピ担当があるの!登録した人は考案者になるの!考案者への登録料も支払われるからお金も入るわよ!」
「ええぇぇぇぇ!めんd いや、いいですよ!使っちゃって下さいって!」
「……今、面倒って言いそうになったわね。ダメよ。これは決定事項なの。しかも!クッキーに乗せるとか!まだまだ使い方が出てきそうじゃない!」
うへぇ……。
「なら、条件があります。レシピを買う人が居たら、わたしの名前は伏せてください、じゃないと登録しません」
目立つのはイヤだ!
「なんとまぁ……。レシピで有名になりたい人なんて、ごまんといるのに。その為に美味しくないレシピを持ち込んでは返り討ちになってる人もいるのよ?それでいいの?」
返り討ちて!
「はい。それなら思いつく限りのクリームチーズの使い方をお教えします。少ないですけどね」
ぱぁぁぁ!!
「ええ!絶対内緒にするわ!秘密ね?おっけー!任せて!あ、でもギルマスには報告するわよ?」
「はい、それでいいです」
「じゃあ、書類持ってくるわね?他のレシピは今でも大丈夫?」
「うーん、書いた方がいいなら、書いてきます」
「なら時間掛かっていいので、お願いしますね」
そうしてこの世にチーズケーキが作られる事になり、爆発的に人気になったのは、また別の話し。
混ぜて焼くだけなのにね。




