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第5話 正太郎君に免許証を渡す

※本作は心の思うままに書き殴っているので、文体とかメチャクチャです(爆)。「ですます調」と「だ、である調」が混在してるし、一人称もときどき崩壊してます(笑)。何とぞご了承ください。

 さて、せっかくテンプレなので説明不要なことについても説明がくどいという弱点というか欠点があるのを何とか克服しようと散々工夫をしたということは論じました。


 ところが、テンプレの共通要素について、あえて通常のテンプレ設定とは異なる設定にしている部分も、結構あったりはするのですよ。


 これは、テンプレ作品の「ここがおかしい」的な指摘をあちこちで読んだことがあるからなんですね。そういうツッコミに対しては、なるべく突っ込まれる要素を減らしておきたいという意識があるんで。


 例えに出すのがちょっと古いんですが『鉄人28号』。一番最初の白黒アニメの頃の鉄人だと、金田正太郎君は小学生のくせに自動車を運転したり、拳銃を撃ちまくってたりするわけですよ。そのあたりリアリティなんて言葉はまだ無い時代だったから、当然と言えば当然なんですけどね。エンタメ万歳!(笑)


 ところが、これが80年代にリメイクされた「太陽の使者版」の『鉄人28号』になると、いきなり第1話で正太郎君がICPO(国際刑事警察機構(インターポール))の所属になって、特別運転免許証と麻酔銃(パラライザー)を渡されてるんですね。旧作で突っ込まれてた部分を、設定上で真っ先に正当化したという(笑)。


 もちろん、これには更にツッコミが入るわけですよ。ICPOってのは、そもそも世界各国の警察の互助組織であってICPOに実働部隊があるわけじゃないとか、小学生をICPOの捜査官に任命していいのかとか、児童福祉法や労働基準法に反してないかとか、色々ツッコミ所はあるわけです。


 でも、一番最初の「小学生のくせに車を運転してる」というツッコミについては「免許証があるからOK」って言えるワケなんですね。


 それで、私ってこういう「ツッコミ所の穴をふさぐ」ような設定を考えるのが大好きなんですよ(笑)。


 そのため、本作でも結構変なところで一般的なテンプレ設定とは違っている部分があります。


 まず、主人公たちが活動している「大陸」は、ひとつの統一国家の支配下にあります。「帝国」です。これは「冒険者ギルド」が国際組織であるという設定が多いことに対して「そんな超国家的で、なおかつ国家の影響力を排除できるような強力な国際組織があってたまるか」みたいなツッコミが入ることが多いからなんですね。


 また、「冒険者ギルド」についても、互助組合(ギルド)の名前のとおり民間組織であるという設定が多いのですが、これも「冒険者みたいに武力がある連中を統括しているのが民間組織だというのを、国家が許すのはおかしい」みたいなツッコミがあるわけです。


 そこで、本作の「冒険者ギルド」は、名前こそ「ギルド」であるものの、実は帝国の機関で、つまりは役所という設定にしました。昔は互助組織だったのが冒険者の武力を国家が管理するために国営化されたという設定です。


 要するに、「国際的な強力な民間組織」という設定に無理があるというツッコミが多いので「統一国家の機関」にしてしまったワケです(笑)。


 ただ、そうすると王国とか王子様とかお姫様とかを出すのが大変になるワケですよ。常に帝国のお姫様とかになっちゃうんだと、設定上の自由度が低い。


 そこで、帝国の支配下に従属的な王国があるという設定にしました。ただし、帝国に完全に抑えられていて反抗はできない状況という風にしてあります。


 これは、完全にモデルがあります。徳川幕府の幕藩体制です。要するに「帝国」が「幕府」で、その支配下にある「王国」っていうのは「外様大名」なんですね。一応名目上は独立してるけど、帝国の言うことには逆らえない。さらに、人質として妻子は帝都に常駐させられているし、国王は一年に一度は皇帝に拝謁するために帝都に行かないといけない。これに「参勤交代」って言葉を使おうかと思ったんですが、さすがに時代劇色が強くなりすぎると思って、それはやめました(笑)。この伝で行くと「帝国貴族」が「旗本」になるかなと思います。


 あと、ゲーム的には敵を倒すと金貨を落とすわけですが、さすがにそれをファンタジー設定に落とし込むのは無理があると思ったんですよ。いや、実は前に書いた作品『魔王様の邪悪な邪悪な秘密計画』では、それを逆手に取って「実は倒したと思った魔物は転送されて逃げていて、その代わりに金貨が転送されてきていた」ってネタにしてるんですけどね(笑)。


 そこで、ギルドで討伐報償としてお金を貰えるという形にしました。これ自体はテンプレ作品でもよくあります。ところが、ここでまた私の変なクセが出まして。ギルドに口座があって、そこに報償金が払い込まれるみたいな設定にしちゃったんですよ。ただ、ここまではテンプレ作品でも意外にあります。


 そこで、ギルドは帝国の公共機関で唯一金融機関機能があるので民業圧迫だからと分割民営化の動きがあったけどポシャったとか、郵政民営化を元ネタにした話とかをぶっ込じゃったんですよねえ(笑)。


 だから、こういう変な裏設定みたいなこと書いたらいかんだろうと!


 でも、好きなんだよおぉぉぉ、こういうネタ書くのがあぁぁぁぁぁっ!!!!(爆)


 あとね、金貨自体も、もう持って歩くのが面倒だから紙幣になってるとか、そもそもギルドのライセンスカードみたいなものが作れてる世界なんで、キャッシュカード機能が付いてたっていいだろうとか。


 このあたりは、テンプレ作品でも、同じように近代化してる作品はたまにありますね。


 あと、テンプレ作品の騎士団とかに比べると、帝国軍は少し近代化してるように描いています。まあ、そうは言っても兵科別連隊とかまでは近代化してないんですけどね。


 それと、帝国みたいな統一政府が存在しているのにモンスター退治を半民間(監督官庁はあるけど冒険者自身はフリーランスの民間人)の冒険者に丸投げしてるのはおかしいと思ったので、帝国軍がモンスター討伐を定期的に行っている設定にしています。それでも討ち漏らしがあるので、冒険者がその補助的な退治を行っているという設定なんですね。


 その冒険者ギルドですが、ランク制度はごく普通にテンプレ通りです。ところが、それとは別に討伐貢献ポイントの「日間ランキング」とか「週間ランキング」なんて、どこかで聞いたようなランキング制度も設けてしまったり(爆)。


 これでトップに立った主人公たちが嫉妬されて……って、何のパロディだ、これは!?(笑)


 えー、この件については作中で決着がついてから、改めて書きたいと思います。


 そうそう、冒険者ギルドでは、もうひとつ余計な独自設定を入れてるんですよ。それは、受付嬢について。


 普通のテンプレだったら、美人受付嬢って必須じゃないですか。ただのにぎやかしの場合もあれば、準レギュラーとして主人公に情報を渡したりとか、あるいはさらに踏み込んでヒロイン格になる場合もある。


 そのくらい、ギルドの美人受付嬢というのはテンプレに必須の存在なわけですよ。


 ところが、こうですよ!


>そこの窓口のおばちゃんに俺たち各メンバーのライセンスカードと討伐の報告書類を渡す。美人受付嬢? そんなのは都市伝説だ。美人なら、もっと収入が良い仕事に()くさ。


 だ、か、らぁ! 何で俺はこういう変な所でリアリティを出そうとして独自設定にしちゃうのかなぁ!!!!!?


 つくづく、自分が度しがたいのは、こういう所だと自覚はしてるんですよねえ。直らないけど(爆)。


※次回に詳しく書きますが、今回書いたオリジナル設定的な部分については2019/1/6の昼頃に削除しました。削除部分を残した『完全版』を別途アップしてあります。『完全版』については下のリンクをクリックしてください。

……でも、「おばちゃん」の部分は残すのが結城藍人クオリティ(笑)。


~~~~


本日のテンプレ作品の現状速報!

『スライムしか召喚できないのでパーティーを追放されたけど同じ境遇の美少女たちと協力したら無敵スライムが生まれて一発逆転できた上にハーレム状態になっちゃったんですけど』

※下のリンクをクリックすると作品に飛びます!


2019年1月6日6時~6時半頃の状況(昨日の数値からの変動)


「小説家になろう」

PV:28,115 → 36,206

ポイント数:820 → 1,033

ブックマーク数:296 → 376

ハイファンタジー(非転生・転移)日間ランキング:57位(168ポイント) → 48位(201ポイント)

日間総合ランキング:188位(168ポイント) → 152位(201ポイント)


日間ランキングは再び50位の壁を越えることができました!

本堂ゆうき様に活動報告でご紹介いただいたことと、Samon様からレビューをいただいたことが大きく影響しているかと思います。

本堂様とは2014年に活動を開始した頃からお付き合いいただいていますが、非常に精力的に面白い作品をガンガン発表される方です。

Samon様様には『ロボ魂』の頃から毎日感想を書いていただけるなど、いつも大変ありがたいと思っております。

これらのおかげで、PVも少し上向いて、ポイントを得るのにも効果があったかなと思います。本当にありがとうございました。

そして、ポイントが四桁、ブックマークが300を突破しました。これは経験済みの世界ではありますが、今回は「狙って」この結果を出せたということに意味があると思います。いやまあ、ホームランを狙ってヒットという結果ではありますが、少なくともヒットならば狙って打てるという結果になったのは自信にはなりました。


「カクヨム」

PV:630 → 757

★数:31 → 38

フォロワー数:42 → 44

カクヨムコン異世界ファンタジー部門週間ランキング:14位 → 13位

カクヨムコン総合ランキング:35位 → 32位


こちらは相変わらずまったりモードですが、異世界ファンタジー部門でこの上は全部★三桁以上なんですよね。ここらが頂点かな。まあ、こっちは読者選考落ちでも別にかまわんのですが。

本作は露骨に宣伝目的だったりしたのですが、そろそろ「何だかもういいか」って気分になってきました(笑)。

今まで読んでこられた人はもう読んでるか絶対読まないかのどっちかでしょうから、今回初めて読んだって方のうち、興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ下のリンクをクリックして私のテンプレ作品を読んでいただければと。

(↑でも宣伝はする)

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これが私のテンプレ作品
『スライムしか召喚できないのでパーティーを追放されたけど同じ境遇の美少女たちと協力したら無敵スライムが生まれて一発逆転できた上にハーレム状態になっちゃったんですけど』改め
『スライム・ハーレム ~美少女たちと一緒にチートな無敵スライムで無双する~』 https://ncode.syosetu.com/n3239ff/
お願いです、ちょっとでも興味を引かれたら読んでやってください!!(←PV乞食)

修正前の最初期バージョンはこちら!
旧第1話 https://ncode.syosetu.com/n5819ff/1/

旧第2話 https://ncode.syosetu.com/n5819ff/2/

旧第3話 https://ncode.syosetu.com/n5819ff/3/

旧第4話 https://ncode.syosetu.com/n5819ff/4/

旧第5話 https://ncode.syosetu.com/n5819ff/5/

旧第6話 https://ncode.syosetu.com/n5819ff/6/

説明をカットする前の完全版はこちら
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