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夢の中へ  作者: 闇からの一撃
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夢の中へ

やり方は知ってたんだ。ネットでよく書かれてたから…

でも、自分がこんなにうまくできるとは思ってなかったんだよなぁ。


今日は23層目まで行けたよ。でも、単に行けたってだけ。ネットで書かれているようなことは起こらない。

まぁ、あれだって単なる噂だろうし、オレが興味があったのは結果じゃなく、やり方。


タイムリープ……

時間跳躍?詳しくは知らないけど、過去や未来に行ったりできるやつ。

タイムスリップとは違うのかな?よく分からない、でも、某掲示板ではタイムリープとなってたんだ。

なんであんなとこ見にいったんだけか?理由はよく覚えていないけど、そこに書かれていた方法は、ものすごく簡単なものだった。


睡眠中に夢をみる…夢の中で眠気を感じたらチャンス!寝る!

さらに夢が見られたら大チャンス‼︎その夢の中でさらに寝る!

…と、まぁ、これを繰り返すだけ。なんでそれがタイムリープにつながんの?

バカバカしい。寝ぼけてるだけじゃん。


で、そのサイトを見に行くことはなくなったけど、夢の中で寝るとチャンス!という言葉がなんとなく気になり、夢を見た時は気にかけるようにはしてたんだ。


で、気づいたオレの才能。

寝れるんだよなーっ!夢の中で。

シチュエーションは色々、学校の授業中が多いかな、絶対怒らない古文の先生の時。いつも睡眠時間と決めてたからか、このシチュが来るとほぼ100%眠れる。夏の気だるいお昼前、窓の外からワシャワシャいう蝉の声とともに入ってくる生ぬるいけど気持ちのいい風、早弁してお腹もふくれ、机に突っ伏し、完全に睡眠態勢。「夏草や つわものども… ゆめのあ……… 撃沈


……後、どのくらい?」

「2時間くらいかな。」

「結構、混んでるわね。」「帰省ラッシュだし、こんなもんだろ。うちは実家が近くてましな方だよ。」

運転席と助手席のやりとり。じゃ、まだまだ寝ていられるね。おやすみ、お父さん、お母さん。


…おい、しっかりしろよ。3軒目行こうって行ったのはお前じゃないか!」

……れ、れすけど、先輩。さっきのなんすか?ガ、ガールズバーってゆうんですか。あんなしょうもない店の後は、ちょっと飲み直したいじゃないレスか」

「しょうもない店って、お前。オレのお気に入り店を。だいたい、おまえが一番はりきってたじゃないか。」

「ち、違うんレスって、あれは場を、ばを、ばぁをもりあげ……

「おいい、だから、こんなとこで寝るんじゃねーよ、おいぃぃ……

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