《Life:01》勧誘
私の処女作になります《oLo》をお読み頂きありがとうございます。
また、初めての執筆なので言葉がおかしい部分も出てくると思いますのでその時はお声かけください。
定期的に書いていきたいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。
ご感想や何かコメントを残して頂けると大変嬉しいです!
Virtual Reality、VR技術はゲーム業界を加速させた。
様々なジャンルのゲームが発売され、業界はより面白いゲームを作るため動き続ける────。
そんな中、一つのゲームが発売された。only Life online、通称《oLo》。VRMMORPGのジャンルとして発売。その完成度から大型ネット掲示板で書き込みが殺到するまでに至った。
これはそんなゲームを舞台にプレイヤー達の《Life》を描く物語────。
────キミの《Life》が幕を開ける────
「おーい、聞こえてる?」
「…ああ悪い、聞いてなかった。何話してたっけ?」
昼休み、スマホ片手にあるサイトを調べながら弁当を食う俺に話しかけてきたのはものすごい剣幕の同級生だった。
「だから!《oLo》やろうぜ!only Life online!」
「あー?あれって販売1日後には売り切れてただろうが、まだ2日しか経ってないけど1ヶ月待ちだろ確か?」
ゲームの勧誘をしてきた同級生…勇利に俺はスマホで調べていたページの画面を見せてやると
「そうそう、それそれ!いやぁ、何か抽選で《oLo》が当たるやつあってさ、それに10枚くらい応募したら2個当たっちまってさー、だから一緒にやらねぇかなと思って誘ってみた訳よ!」
「…それ最悪じゃねぇか、勇利お前何やってんだよ…」
「で、クラスは何にするよ?色々と考えなきゃ時間がいくらあっても足りねぇぜ?」
「やる事前提かよ!?そもそも俺はVRゴーグルなんざ、持ってねぇぞ!?」
相変わらず強引な話の進め方をする慎司に何とかやめるように訴えるが
「ゴーグル?へへっ、驚くなよ?なんとゴーグルもセットで来るんだよ!」
「クソ!神様は何やってやがる!!」
思わず崩れ落ちる俺、何を隠そう俺、成瀬総二はゲームのしすぎで1度留年しているのだった、というかこいつも…。
「当たったものは仕方ないか…でも!今度こそは留年しないために程々にするってならやるよ、《oLo》」
「そういうと思ったぜ、総二!まあ俺も流石に留年2回は不味いからな少しは頑張るぜ?」
「大丈夫なんだろうな…いつからやり始めるんだ?」
「今日帰ってからでいいんじゃね?ついでに晩飯頂いてくわ」
「相変わらず図々しいなお前…まあそんくらいならいいけどよ」
食べ終わった弁当を片付けていると昼休み終了のチャイムが鳴り響いた。
「んじゃ、放課後まで頑張って《oLo》しような総二!」
「ん…あ、授業中に寝るなよ」
「俺が寝る訳無いだろ、じゃあな!」
俺は、ゲームは留年して以来久しぶりにやるだけあって今から楽しみにしておこうと胸に秘めながら授業を受けるのだった。
……案の定、勇利は寝て怒られていた。