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そして僕は、生徒会室で役員たちと、またもや向き合うことになった。
向かって右側に、世野みろく。
いつも通りの笑みを浮かべ、ニコニコとこちらに視線を送っている。
その隣に、古野ナミ。
こちらも笑顔を浮かべながら、期待に膨らむ眼差しを、こちら側へと寄越していた。
そして、向かって左側には、楽園舞が、相変わらずのおどおどした様子で立っていた。
こちらに視線を送ったり、視線を外したりと、忙しなくしている。
最後に、その中央に、生徒会長天原高子が、高級そうなデスクに腰かけていた。
凛として、威厳のある姿だった
天原さんは、机の上にの書類に目を落としていた。
そして、しばらくすると視線を上げ、こちら側へと向き直った。




