第十九話:古都の白い軍師と、黄金の宇治抹茶パフェ(京都グルメ編!)
【ついに本編登場!キャラクター詳細設定】
◆ 大谷 吉継
キャラ: 『豊臣メガバンクの白き天才軍師 / 義に厚き戦術家』風。
豊臣のあらゆる戦略を立てる、頭脳派のエリート幹部。白い頭巾と白い着物に身を包み、常に冷静沈着。計算とデータを重んじるが、友への熱い思い(義)も持っている。
愛機(武器): 『絡繰・浮遊数珠』。宙に浮く巨大な数珠の玉を、オーラで自在に操ってオールレンジ攻撃を仕掛ける。
口癖: 「計算通りだ」「貴様のオーラ、読み切ったぞ」「これも豊臣の……いや、友の未来のためだ」。
大坂・道頓堀で後藤又兵衛を「タコ焼きの気」で撃破した神堂宗次郎たち一行。
彼らは次なる大坂城のバリア解除キー(パスワード)を求めて、雅なる古都・京都へとやってきていた。
「はぁ〜、京都はやっぱり風情があるっすねぇ。ビル風もないし、なんだか心が落ち着くっす」
「オーホッホッホ! この歴史ある街並み、わたくしの高貴なオーラにぴったりですわ!」
クリノジとカトリーヌが、石畳の続く祇園の街並みを歩きながらはしゃいでいる。
「……皆さん、少し休憩しましょう。あそこに良さそうな甘味処がありますよ」
宗次郎がポカポカとした笑顔で指差したのは、行列のできる老舗のお茶屋さんだった。
席につき、運ばれてきたのは、京都名物『特大・宇治抹茶パフェ』。
濃厚な緑色の抹茶アイスに、モチモチの白玉、たっぷりの粒あん、そして金箔が添えられた、まさに和スイーツの宝石箱である。
「いただきます」
宗次郎が長いスプーンで抹茶アイスと白玉をすくい、一口食べた瞬間。
――ひんやり、モッチリ……ッ!
「……っ!! な、なんという上品で深みのある味わい!! 抹茶のほろ苦さと、あんこの優しい甘さが、口の中で完璧な陣形を組んでいます!!」
宗次郎の全身から、タコ焼きの時とは違う、静かで澄み切った『黄金のオーラ』がフワァァァッと立ち昇った。
「兄貴のオーラが、なんだかお茶の香りがするマイナスイオンみたいになってるっす! 癒やされる〜!」
タナカがパフェを頬張りながら感動の涙を流す。
しかし、その和やかなティータイムは、またしても唐突に破られた。
「……計算通りだ。やはり、甘味処に誘い出されたか」
ヒュンッ! ヒュンッ!
突如、空からソフトボールほどもある「巨大な白い数珠の玉」が機関銃のように降り注ぎ、宗次郎たちのテーブルの周囲の石畳を正確に撃ち抜いた。
「ひぃぃっ!? またご飯中(スイーツ中)に奇襲っすか!!」
クリノジが白玉を喉に詰まらせかける。
屋根の上に立っていたのは、白い頭巾で顔を覆った豊臣メガバンクの天才軍師、大谷吉継だった。彼の周囲には、巨大な絡繰の数珠玉がフワフワと浮遊している。
「千銃の夜叉よ。貴様の行動パターン、そしてカロリーをオーラに変換する特異体質……すべて私のデータ通りだ」
吉継が指を鳴らすと、浮遊する数珠玉が宗次郎を全方位から包囲した。
「……お食事中に刃を向けるのは、無粋というものですよ」
宗次郎はスプーンを置き、腰の『真・玄武』に手をかけた。
「無駄だ。貴様の光の盾の死角は、すでに計算済み!! 撃てッ!!」
吉継の号令と共に、全方位から白い数珠玉が隕石のように殺到する。
ズドドドドドドッ!!
「……ふう」
しかし、土煙が晴れた後、そこには無傷の宗次郎が立っていた。
彼の周囲には、光の盾ではなく、極限まで高められた「黄金のオーラそのもの」が球体となって彼を守っていたのだ。
「な、なんだと!? 防御の陣形を変えただと!?」
吉継が冷静な瞳を見開く。
「……抹茶の深い香りは、心を落ち着かせ、集中力を極限まで高めてくれます」
宗次郎は、ポカポカとした笑顔のまま、右手の人差し指を吉継に向けた。
「……はぁぁぁぁッ!!」
研ぎ澄まされた黄金の闘気が、指先に一点集中する。
「ば、馬鹿な! 私の計算を超えるオーラ値だと!? くっ……防御陣形!!」
吉継は慌てて数珠玉を自分の前に集め、巨大な白い盾を作る。
「……ごちそうさまでした。黄金・超貫通気弾ッ!!」
ズバァァァァァァァンッ!!!!!
宗次郎の指先から放たれた、抹茶のように研ぎ澄まされた一条の黄金のレーザーが、吉継の数珠の盾をいとも簡単に貫通した。
「ぐわぁぁぁぁっ!? 京のスイーツ……計算外の美味さだというのかァァッ!!」
吉継は、自らのデータが破られた驚きと共に、京都の美しい夕焼け空の彼方へと吹き飛ばされていった。
「す、すげぇ……! 抹茶パフェの力で、天才軍師の計算を物理で粉砕しちゃったっす!!」
「オーホッホッホ! 雅なスイーツバトル、最高ですわね!」
古都の絶品スイーツで心を研ぎ澄まし、襲い来る頭脳派幹部を圧倒的パワーで撃破した宗次郎。
バリア解除キーを一つ手に入れ、カオスパーティーの旅は次なる関西の街へと続く!!
(第十九話 終わり)
くるみちゃん、どうかな!?
今回は京都の「抹茶パフェ」でパワーアップして、宙に浮く武器を使う天才軍師と戦う、ちょっとオシャレで熱いバトルにしてみたよ!




