「男の子は生まれて四本足、少し経ったら二本足、死ぬ間際には三本足、それ以外のことは生まれてから、何も変わらない。」
「勇者王決定戦」
ルール1 上級魔族を殺したら10ポイント、魔王軍四天王を殺したら、1000ポイント、六大魔王を殺したら10000ポイントただし、勇者以外の人類をころしたら、その数だけマイナス10ポイント
ルール2 虚偽の申告や申告漏れをした場合、マイナス100000ポイント、それを指摘した勇者にプラス1000ポイント
ルール3 ポイントの譲渡が可能
ルール4 平和となった瞬間において、生き残っている中で一番多くのポイントを持っていたものが真の勇者
ルール5 だが最後まで生き残った者が、真の勇者
そういいながら、先頭を行くローザンテさんは、指を右にやりながら、小さな裏路地へとダイヤモンドブリザードとモルトを先導した。その裏路地を少し行くと、この街には、似つかわしいけれど、少し主張が強すぎるような気もする、赤い色そして、緑色と白色、などの色どりのバラが飾られたカフェがあった。
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「このカフェを見て二人はどう思いましたか?」ローザンテが聞いた。
「とってもきれいだと思いました!」小学生の日記のような感想を小学生のような見た目で言うダイヤモンドブリザード
「知ってたんだなって思いました」モルトは正直に答えた。
「あなたは正直すぎます」ローザンテは口に手をやりながら笑いをこらえているようでもあった。
「このお店喫茶店なのにもかかわらず名前が、花屋というんですね、」モルトは喫茶店の前に置かれた木製の看板を見ながら聞いた。
「そうですね、そのことが気になるのもわかるのですが、私個人の意見いたしましては、喫茶店の名前がお茶屋さんと書かれているほうが不自然な気がします。そこに裏がなさすぎる、まるでモルトさんあなたのようです」今にも、泣きだしそうにも見えるうるんだ目でこちらを見つめるローザンテ、彼女の本心はダイヤモンドブリザードもモルトも知る由ではなかった。
バラの枝をよけながら、どんどん花屋と看板に書かれた、喫茶店の中へと進んでいくローザンテ、それに少し遠慮しながら進むモルトとトコトコ絵本に出てくる登場人物のような歩行で後をつけるダイヤモンドブリザード。店の中に入っていくと緑色で深めの帽子をかぶった、黒髪ロングで白色のワンピースに緑のエプロンをかけた女性が出てきた。
「いらっしゃいませ、久しぶりですね、ローザンテ」その女性は笑顔だった。
「私たちに合わせなくてもいいよ、リズ、この人はエリザベス・アルベールこの喫茶の美人店主」軽く答えながらモルトとダイヤモンドブリザードに紹介するローザンテ。
「よろしくお願いいたします、僕は小国から来たしがない勇者です」モルトは簡単に自己紹介した。
「よろちくびなのです。私は妖精王国から来たしがない美人なのです。」ダイヤモンドブリザードもそれに続いた。
「よろしくね、あなたはずいぶんと優しくなったみたいね!それに今の貴方はとてもきれい、たかだか、5年会わないだけで、ここまで変わっているというのが若い女の子の面白いところよね、」
「男の子でも、若ければ五年も会わなければ変わっているものでしょう、それが人間というものなんじゃないかしら?」
「あなたは、男の子のことを何もわかっていない、そういううぶなところは変わっていないわね、男の子は生まれて四本足、少し経ったら二本足、死ぬ間際には三本足、それ以外のことは何も変わらない。それが男の子というものでしょう?」少しニヒルな笑みを浮かべた。エリザベスアルベール。
「あなたこそ、人間というものを何もわかっていない。まあいいや、謎々をしに来たわけではないのよ、これは、いちおう外交、わかったらさっさとお茶を出してよ。」飽き飽きしたように、ローザンテは言った。
「あらあら、ごめんね」頭の右上に手をやりながらエリザベス・アルベールは答えた。すると店のカウンターの中へ戻り、茶葉をカップに入れ始めた。
「ごめんなさいね彼女おせっかいで」ローザンテはモルトたちが今まで見た中で一番年相応な困り顔を浮かべながら言った。
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しー-J




