大勢の人がいること自体は多様性につながるかもしれないけれど、裏の考えをとれば多様性をつぶしかねない
「勇者王決定戦」
ルール1 上級魔族を殺したら10ポイント、魔王軍四天王を殺したら、1000ポイント、六大魔王を殺したら10000ポイントただし、勇者以外の人類をころしたら、その数だけマイナス10ポイント
ルール2 虚偽の申告や申告漏れをした場合、マイナス100000ポイント、それを指摘した勇者にプラス1000ポイント
ルール3 ポイントの譲渡が可能
ルール4 平和となった瞬間において、生き残っている中で一番多くのポイントを持っていたものが真の勇者
ルール5 だが最後まで生き残った者が、真の勇者
「はい、彼はこの国の象徴です、モルトさんは政治とは何だと思いますか?」モルトは急に予想してない質問を投げかけられ困惑した。
「話し合い平和へと向かうための架け橋またはその手段ですかね?」自分でもつまらない回答をしたと思う。でもそのつまらない回答をローザンテは聞きたがっているということは、ローザンテの話の流麗さ推測できた。
「そうですね、おおむねその通りだと思います。でも私はその方法として、その手段として最適解だと思っているのが嘘と宗教です。ここで言う嘘は、本物と使い分けの利かない片道切符とさせてください。」モルトにはよくわからなかった。彼女は首にかけた星形の首飾りをこちらに向けてきた。
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___/ .〉 血ゥr―ァ
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\ 殺す? .{  ̄
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「すいませんでした、今のは、私の恩師の受け売りなんです。さあ楽しい楽しい茶会へと向かいましょう!」モルトたちから見て、右手側にあるエンドレス・ヘブンの白色の白樺の木があてがわれた大きな木製の扉は開け放たれていた。僕たち三人組はそこから大征帝国 ローズの町へと出て行った。
大征帝国 ローズは、目に見える建築物総てが、赤色の屋根に白色の壁という、外観で統一されていた。そしてこの街を歩いていて何よりもモルトが感心したのは、これだけ人が多いのにもかかわらず全く人とぶつからない、国民性が歩行に現れている。そんなモルトの考えを見透かすようにローザンテは言った。
「本当の美人というのは、歩き方がきれいなものというのは私のような処女性の高い淑女でも知っていることです」少しいたずらっこの側面をのぞかせたペロリという舌の動きをしゃべり方にかませて言った。
「男の人もいるようですけれど」モルトは自分自身自分がつまらない人間であり、歴史上もっともつまらない勇者であることを自認している。でもそれは、裏を返せば真面目ということでもある。という正の側面でモルトは自分自身を捉えていた。
「男の人は美人といわれたら、嫌がりますかね?」
「女性差別は反対なのです!」ダイヤモンドブリザードがここぞとばかりに乗ってきた。
「いや、そんなことはないですね、申し訳ない自分の視野が狭く思慮が浅かったということを反省します。」
「長いですね、今の会話であなたの視野が狭かったことは、私視点分かりますが、男の人に美人という言葉が似合うかどうか、という論点さえ見えていれば、あなたはそんな言い方はしなかったと思いますよ。私から見てあなた、六人の勇者の中で誰よりも思慮が深い」
そういいながら、先頭を行くローザンテさんは、指を右にやりながら、小さな裏路地へとダイヤモンドブリザードとモルトを先導した。その裏路地を少し行くと、この街には、似つかわしいけれど、少し主張が強すぎるような気もする、赤い色そして、緑色と白色、などの色どりのバラが飾られたカフェがあった。
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「このカフェを見て二人はどう思いましたか?」ローザンテが聞いた。
「とってもきれいだと思いました!」小学生の日記のような感想を小学生のような見た目で言うダイヤモンドブリザード
「知ってたんだなって思いました」モルトは正直に答えた。
「あなたは正直すぎます」ローザンテは口に手をやりながら笑いをこらえているようでもあった。




