ローザンテの茶会の誘い
「勇者王決定戦」
ルール1 上級魔族を殺したら10ポイント、魔王軍四天王を殺したら、1000ポイント、六大魔王を殺したら10000ポイントただし、勇者以外の人類をころしたら、その数だけマイナス10ポイント
ルール2 虚偽の申告や申告漏れをした場合、マイナス100000ポイント、それを指摘した勇者にプラス1000ポイント
ルール3 ポイントの譲渡が可能
ルール4 平和となった瞬間において、生き残っている中で一番多くのポイントを持っていたものが真の勇者
ルール5 だが最後まで生き残った者が、真の勇者
「侵略完了」その時レッゾのランキングの数字に1030ptが追加された。
「とんでもない化け物ですね、まあレッゾさんが何体かいるってことは、は最初から想定はしていましたが。わずか開始49秒で1090ptつまり、少なくとも、上級魔族9体、魔王軍直下四天王一体を葬っているということですか、始まりからこんな楽しげなことが起こるなんて、なかなか素敵な大会になりそうですね」こんなことが起きているにもかかわらず、品を崩すことはなくローザンテは言った。
モルトは只々目の前にあるレッゾの数字を茫然と眺めていた。
一位 レッゾ1090pt
モルトは開始わずか一分足らずにして確信した。おそらく、この男が人類?いやサイボーグなので人類といっていいかはわからないが、勇者の中で最速で最強なことは間違いないのだろうと。
「どうでしょう?皆様方神託の勇者六人が集まることなんてそうあることではありません、レッゾ様の素敵な音速の侵略を祝って、この後お茶などはいかがでしょう?大征帝国 ローズは、紅茶が有名な国です。私は紅茶は人間によく似ていると思っています。紅茶は紅に茶と書くのにも関わらず、青い色のものがあるところとか、黒い色のものがあるところとか、なんだか私たちにそっくりじゃないですか?」ローザンテは読める空気を読む気もないような声で言った。
「俺様はてめえらとは馴れ合うつもりはない、これは99号としての意見ではない、100式の総意と取ってもらって構わん」そういうとレッゾはローザンテさんの誘いを無視して、千年に一度しか生まれないとされる、神託の勇者が六人全員揃うにしては、簡素すぎる部屋のシンプルな扉を開けて出て行った。
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「〇〇〇〇〇〇」認識が決してできない言葉を使い現代最強と言われる忘れじの勇者はそこからドアを開けることもなく、霧のように消えた。おそらく六文字のくらいの空白だったため、興味がない。とかそんな感じのことを言ったのだろうとモルトは想像した。
「お誘いは嬉しいのだけれど、忘れ時の勇者が来ないのなら僕も特に興味ないかな。また神託会議が開くことがあればその時は、僕の国の自慢の水菓子を茶会への手土産として持ってこさせてもらうよ」クオトは愛想だけはよく、こちらに手を振りながらレッゾが出て行ったドアと同じドアから出て行った。
「レッツパーリーペケタンパコパコ、ペケタンパコパコ私はローザンテさんとお茶会したいのです!レッツパーリィしていきまっしょい」どうやらダイヤモンドブリザードは行くようだ。僕はどうしよう?そんなことをモルトが考えていると、上目遣いでローザンテは白色の髪を白鳥の翼のように横に垂らしながら考え込むモルトの顔を覗き込む。妖艶だとモルトは感じた。
「モルトさんはどうしますか?ダイヤモンドブリザードさんと二人でデートというのも素敵ですが、私は実はあなたのことが一番気になっているんですよ、それに女子二人とお茶会だなんて男の子にとっては、悪くない。両手に花という言葉があることくらいは私みたいな処女性のある淑女でも知っているものです。」さっきとは打って変わって少しいたずら心をにじませた笑顔で聞いてきた。
「僕は下心とかなく君たちと仲良くしたいよ!だって僕たちせっかく同じ世代に生まれてきた勇者なんだから、お茶会僕も行くよ。」モルトはローザンテの顔をしっかり見つめながら言った。
「ありがとうございます、でも下心がない人は下心がないとは言いません、正確には下心がないと言えば言うほどその人の下心というものは見えやすくなるものなんですよ、」
「そうかなでも、僕は僕自身には下心がないと思っている。だから見えやすくなっても構わないよ」
「それが一番駄目じゃないですか!下心がないとこの人には裏がないんだと思われて相手につけあがられます」上司が部下を叱るようにローザンテは言った。
「そういうものかな?」モルトはぴんと来なかった。
「そういうものなのです。きれいな絵画と汚い絵画それらのどちらに手を加えたいか、大半の人はおそらく前者です。でも建前としてこんなきれいな絵画には、私からは手を加えるのはちょっとと、手を引くのです。それが人類というものなのです。」




