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エピローグ
そのお屋敷は、ひまわり畑の中にありました。
変わった立地だと、お思いになりますか。わたくしもそう思います。
はじめ、この辺りは、山奥にある鬱蒼としたただの森でした。
そこへ何がお気に召したのやら、屋敷を建てて住み着いた、ひとりの魔女がおりました。
実はこのお屋敷、一度、崩れたことがございます。
遊びにいらした別の魔女の方が近くの湖をあふれさせてしまったものですから、ええ、それはもう、たいへんでございました。
わたくし、あの時は働きに働きましたわ。ひまわり畑もそのとき出来たものでございます。
以来この場所では、終わらない夏をたずさえた晩夏の魔女が、日輪の女王として今もなお、君臨し。
夏の終わりを、待ち続けているのです。
よろしければ、あなたさまも。
主人に季節の話を、聴かせてやってくださいませ。
花よ、花よ、夏の魔女 おわり




