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白鳥が空を駆けるとき  作者: カイ・華月
第一章 とある吟遊詩人のお話
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エピローグ 神に背いた罰

むかしむかし、神に背いたと裁かれた一族がいました。

その一族は民の前に立たされ、恥を刻まれました。

ただ一人、生き延びた少女がいました。


その少女は名前も捨て、家も捨て、放浪の道を選びました。


放浪の道は冷たく、だれも彼女の歌には耳を傾けようとしません。


少女は思いました。


ーーあぁ....神に背くって...こういうことなんだな....と


少女は決心しました。


野良犬のようにゴミをあさり、食べていくよりだったら...野垂れ死んでしまおう...と...


しかし、神は少女を見捨てません。


ある一人の男性が少女に近づき、こう言ったのです。


ーー嬢ちゃん、君の歌は素晴らしい....まるで実話のようだ...と


少女は放浪してから初めて``人の温み‘‘を感じました。

こうして一人の吟遊詩人が生まれました。

新たな人生を手にし、詩を書く、書いた詩を歌に乗せ、人々に運ぶ....


少女の相棒、リョートとともに。


彼女の歌はとても魅力的でした。


街で歌えば人々が少女の周りに集い、耳を傾けます。


少女は魔法のように歌を操り、人々を寄せ集めます。


少女は人々に問いかけます。


ーー神に背いた罰とは何ですか...と


だれもそれにこたえてくれる人はいません。しかし、共感してくれる人はいました。


少女には一つ秘密がありました。

それは魔法が使えたことです。

人を傷つける魔法ではなく、人々を引き付ける魔法に...


その時、叫び声がしました


ーーおい!いたぞ!


それは教団の追手の声でした。


教団は魔法を使い、少女をとらえようとします。


ーー神よ...信仰なき者に天罰を...!


教団の信者の一人の魔術が少女に向かって真っすぐ伸びていきます。しかし、その魔法は少女に届くことはありませんでした。


それは少女の魔法のおかげでした。


少女の魔法は人々を包み込み、そして音を奏でます。


それに少女は合わせ、歌い始めます。


ーーあの鳥のように、空を自由に飛ぶことができれば...私はまたあの人たちに会えるでしょうか。だけど私は願い続けます....また会える日を夢見て....神はいない...神は必要ない...必要なのは真心だけ...必要なのは誰かを想うその心....


少女の歌声は街全域に広がっていきます。


少女の歌声を聞いた人たちが次々と集まり、もはや教団は少女の姿を見つけることはできません。



これがある吟遊詩人のお話です。神に背いたとされ、教団からも、民からも見捨てられ、ただ放浪していた少女...


そんな名もなき吟遊詩人が、教団から逃げながら、歌い、人々の心に残るような放浪を始めます...


いつか、自分の中の白鳥が空を駆けるときのように...


少女は歌い続けます。


初めて小説書きました!おかしな点があると思いますが温かい目で読んでくださると幸いです!今後ともよろしくお願いします!


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