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最強令嬢の育児日記-PS:育児対象は拾いました-  作者: ミコト
旅の終わり

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40/41

アルカンシエル国到着

ヒナさんが、マリにゃん、トントンと呼ぶ理由ですが

マリナは、ヒナさんの影響で猫が大量にやってくるのに加え、常にヒナさんの側にいる為、実は猫からすれば自分たちと同類と思われてるだけで、ヒナさん視点だと猫に好かれてると思ってるので混ぜてしまい、

その関係でマリにゃん


イノさんは、苗字が猪豚なので、そのままトントンと呼んでいるが、正しくは幼い頃、呂律が回らずサトルと呼べずにイノシシと豚はどちらも同じ=ブタはトンとも呼ぶと聞き、じゃあトントンと呼ぶようになり、そのままそれ以外の名前は頭に入らなくなったそうな

という感じです。

--シル--

ヒナが無事に目を覚まし、ヒナにいったい何があったのか把握することが出来た。

そして、今いる場所を出発するまで、いろんな絶景を見て回ったりと穏やかに楽しませてもらった。



それから私たちはその地を出発した。

・・・で、私らの国に到着するまでの間に町が1つだけあったので寄ってみた。

まぁ、イノとマリナ達との交流会みたいなものはあの森で既にしてたけど、まぁ消耗品の買い出しだったり、軽く町観光と言うか町での普通の一般人についてを軽くあの2人に教えるためだ。

聞いた感じ、この世界について教えてくれた連中があの信用が全く出来ない連中だったらしいのに加え、イノの情報収集のみと言う有様で、情報に偏りがないかの部分も兼ねてるのよ。

後は、イノの情報収集の実力を軽く確認したかったのもあるし、ヒナの幼馴染だというならマリナの実力もイノの規格外な裏方としての能力だったりとある程度知名度を上げたいというのもあった。


そして、道中私が遠慮なしでぶっ放した跡地(今は川)をこの2人は通ったらしく、それについて話した後、アレの元凶が私だとヒナがほざきやがった。(お仕置きとして私の胸に埋めておく)

「アレ、シルさんのマスタースパークの跡地だよ。」

今となっては川になってるはずだけど、川になってる最中の部分をこいつらは目撃したそうな。

と言うか、スパークじゃなくてブレイズだわとツッコミを入れようとしたけど

イノ&マリナ「マジですか(ござるか)!?」

「シル殿!マジで使えるのでござるか!?あのマスタースパークを!?」

「だからスパークじゃなくてブレイズだわ・・まぁ、あの跡地を作ったのは私だから使えるとしか言いようがないけど。」

「まさか・・本物のマスタースパークの使い手を直接拝むことが出来るとは。」

「というか、マジでマスタースパークってなんなのさ・・と言うか拝むな」

ガチで驚いた表情で絶賛されてしまった。

何て言うか、物語の世界を救った救世主と直接会うことが出来たことで限界化を迎えたような感じのリアクションだ。

だからマジで何なのマスタースパークって・・だからマリナは拝むな。

「む?もしや、シル殿はマスタースパークを存じていない?」

「存じてないわよ・・。」

ジト目で見ながらそう答えるとなぜか3人揃ってマジカァみたいな感じで手で目元を覆いながら上を向いてる。

・・そんなに知らないことがおかしいことなの?

リンと双子ちゃんたちに視線で知ってるか聞いたけど、全員が首を横に振る・・そうよね?


そういえば、ヒナが私の周囲に漂う赤い光の粒子は何?と言ってたけど何それ?

私、そんなの漂わせた記憶ないんだけど何がヒナには見えてるの?

双子ちゃんも見えてるみたいだけど。


で、教わりました。

「・・と言う感じで、ヒナ殿がおそらく好んで弾いている曲のシリーズの元々の話の登場キャラの1人の必殺技なのでござるよ。」

確かにそのシリーズはヒナが好んで弾いてるわね・・おそらくこの世界の連中では手軽に演奏出来る生き物が皆無に近いえげつない難易度のを。

「で、その技が私が放ったあの極太ビームがそれそっくりだったと。」

うむと頷きながらイノが絵を描きながら教えてくれる。

無駄に上手く、確かに私がぶっ放したやつと同じだった。

「そうでござる。後、その使い手が愛用するアイテムがミニ八卦炉なのでござるよ。」

つまり、マスタースパークと言う名前のビームのことだったと・・そして私が割と愛用してるこれも知ってる理由はそういうことだったか・・ってことはもしや、これの作者の他の作品もこいつらに見せれば用途や経緯がもっとわかる可能性が高そうね・・帰ったら見てもらうか。

「・・・そこで、これの名前に繋がってきたのね。と言うことは、これを作った私の祖先の1人は・・」

「おそらく拙者たちと同じ世界の知識を持つ、転生者か転移者のどちらかの可能性が高いでござる。もしくは知り合いにそういう人がいたか。」

「なるほどねぇ・・それで、効果が良いんだか悪いんだか割と極端と言うか微妙なのにやたらとこだわりが強いことが描かれてたのね・・すごい圧で。」

作られてるものの形も仕様も全部統一性皆無だというのになぜか全部1つのシリーズで絶対にセットなのが大事だとか訳の分からない注意事項の意味がよく分かったわ・・。


「あぁ・・おそらく拙者たち以上にそのシリーズが大好きだったのでござろうなぁ。」

「オタクですか・・しかも、重度の。」

「私たちは、音楽ベース経由で好きな物語がアニメだったりゲームに偶然偏ってるだけだもんね?」

「そうですね。好きな声優の曲を調べるとアニメだったりドラマだったりゲームだったと後で知るパターンですね。」

「あるあるでござるな。たまに、気に入った人の作品経由で気に入った曲を発掘したりすることがあるくらいでござるな。」

なるほど。

こいつらは、てっきり所謂アニメとかのオタク経由でその延長戦で好きな曲があるのかと思ったけど、逆だったのね。



で、町に立ち寄ってからだけど何て言うか偶然なのか何なのか柄が悪かったり良い噂の聞かない連中ばかり集まってたり、その町の町長がそういう連中を他所から別途集めて何かしらやらかそうとしてたり、その余波であらゆるものの金額が倍以上上がってたり、どう見ても逮捕案件だろと言うのも許されてたりとまぁ、ひどい有様だった。

唯一まともだったのは教会に属してる人たちだけというガチでひどい有様。


とりあえず、フォローはするから好き放題に暴れてこいとイノとマリナを放流しつつ、進化直後で力加減とかを把握してもらったりするための生贄代わりにヒナを護衛(アイリス&ララ)付きで、放り込んでみた。


結果として、わずか3日で1かけらも残らずに片付いた。

マリナが嬉々として敵と見極めた相手を死なない程度にボコり、ヒナがケガを治す・・ように見せかけて【過剰回復】で悪化させつつ精神攻めしながら、イノが情報収集しつつ片っ端から身分が高い順にやらかした内容を実名と姿絵付きで世界各地にばらまきながら逃げられないように物理的に地面や壁に縫い付けたり・・。(ただの糸なのになぜか身動きを完全に封じてる不思議)

そして、暇だったらしくリンと双子ちゃんもシレっと混ざって一緒に暴れてた。

それでもっともすごいと思ったのは、稀に身分で実力行使しようとした相手に対してイノが集めた情報で真正面から言葉攻めと正論だけで精神的にボコボコにしてほぼとどめを刺す寸前までやり返しつつ、しっかりトドメとしてそれらのやり取りを全て録音&録画したのを複製しながら私にプレゼントする有様。

しかも、私がイーリス公爵家の令嬢であることもしっかりわからせた上で。

・・・身分の有効活用をしっかりわかってるやつである。

おまけに、それらの功績などは全て私の方に丸投げという有様(邪魔なだけらしい)


結果として、やらかした連中は社会的に抹消され、やらかした内容に比例した分、社会的なお仕置きを食らうことになった。

犯罪奴隷に堕ちたり、借金まみれで身分等が全てはく奪されたりとまぁ色々。

当然やらかしてた町長は犯罪奴隷に堕ち、その妻と町長の弟の2人が協力してこの町をきちんと良い街にするために頑張ってくれることになり、良い街になった。

で、その馬鹿共を始末した際に発生した報酬金に関しては全て復興に充ててくれという言い訳のいらないから丸投げと言う感じで一切の報酬金を受け取らずに終わった。(私もいらなかったし)

けど、それだと気が済まないからと土下座され、双子ちゃん用に記念硬貨を貰いつつ、10日ほど町長たちの屋敷の部屋を借りつつ、町民たちによるこの町の特産品だったり地域料理だったりを差し出されつつ受け取り、堪能させてもらうことになった。

まぁ・・そこそこ長めに滞在したけどあれはあれで面白かったし、感謝の気持ちを伝えたいから受け取って欲しいと町民全員から1ことずつ言葉を添えてその時間が欲しいと言われたら・・断れないわよね・・。

でも、それほど苦労してたってことだし、自分がその立場だったら・・気持ちがわかっちゃうのよね・・。

ま、ヒナたちも今後、拝まれることになるし、今の内に慣れてもらうのにちょうどいいか。


と言うかこいつら・・絶対、日本にいた頃から似たような行動をしてただろ・・やたらと慣れた動きと連携だったぞ・・おい絶対やらかしてる常習犯だろあんた等・・そしてそっちでも私みたいに誰か身分と言うか役職的に優れたバックアップがいただろ・・。(双子ちゃんがどこかキラキラした目で2人を見てるのは気のせい)


その結果、イノとマリナの2人は、ヒナに付随する裏と表の守護者としてすっかり有名になり、次期町長となった奥さんと弟さんからはものすごく拝まれてた。


まぁ、実力はわかったし、こいつらの知名度はそれなりに稼げたし、身分や知名度のの使い方はわかってるようで問題なかったし、合格かしらね。

これなら、おじ様や叔母様も大丈夫とは思うけど、きちんと実績と言う形でこいつらの実力を説明する情報が集まったし。



・・リンは言わなかったけど、この2人をリンの弟妹として養子入りさせようと提案した理由は、ヒナを守りたいという2人の願いを叶えるなら私よりも上位の身分であるアルカンシエル王家の身分が一番で、仲も良いから世間的にもイーリス公爵家の手綱を唯一握れる一族として有名だからちょうどいいという分もあったりする。

まぁ、言わなくても気づいてそうだけど、リンはさりげなく2人の力になれるようにサポートしてくれたのよ。

・・その気持ちに察しているのか、さりげなくリンに対して2人は優しいというか親切になってるけど、あえて指摘しないし気付かなかったことにしてる。

ヒナも幼馴染とまた一緒にいることが出来て嬉しそうだし、良かったかなと思う。



この感じなら、あのヒナたちを呼び出した馬鹿共の始末はホントに問題なさそうね。

ガチで、1人残らず時間はかかっても始末出来てそうね・・ホント優秀だわ。

一応お父様にも報告して確認と場合によっては対処を頼んでおきましょうか・・。





とまぁ、なんか色々あったけど、あれから30日とそれなりの期間をかけてのんびりと我が国に到着した。

今は国に入るための入国検査の順番待ちである。

で、現在順番待ちしてるわけだけどなぜか私等と一定の距離を全員が空けてる状態で顔が全員引きつってる。(さすがに自国と言うこともあって私やリンが誰か知ってる連中しか存在しないらしい)

ちなみに、今日は割と人数が多い日らしく全ての門が大混雑しており、途中で商人が暇つぶしに露店を出してる有様で、普通に買い物したり物々交換したりしてる有様である。

一応全員慣れてるらしく、互いに誰が何番目に並んでたか把握しあい、順番が来ると教えてくれるという状態だ(ヒナが言うところの整理券を持ってるような状態に近いそうな・・そんな紙ないけど)


で、距離を取られて、ゲスな連中も特にいないし、撃退する必要もなく暇なのでアンデッド騒動で手に入ってしまったアンデッドの魔石を中心に適当なものと物々交換をしてる。

人によっては解呪済みのアイテムもしてる・・いやさ・・ホントに大量にあるから売ろうにも金に困ってないし。


そして気付くと、魔石はともかく解呪済みアイテムだったりその他討伐しつつ適当にギルドで後で売ればいいかと手元で余らせてたブツ等は競りで競い始めていた(なぜか全員楽し気)

・・しれっと、イノが自作の布系のアレコレを適正価格より8割で販売しており、主に女性陣が中心に買い求められたり、モノによってはその場でオーダーメイドもどきの依頼を受けてサクッと作ったりしてる。

そんなことを物々交換してる横でしてるから、気づけば競り会場と露店市の2か所の会場もどきが完成しており、全員がしっかり順番を覚えてるので

「お~い**ってやつ、次らしいぞー」「おぉう!今金払ってるからすぐ行く!」「じゃあ、それ伝えとくわー!」

みたいなやり取りがしょっちゅう飛び交う。

ヒナと双子ちゃんは暇になったらしくアイリスの背中の上で昼寝を始め、マリナは愛おしそうにヒナを膝枕しつつ、ララをモフってる。

で、そんな連中の近所にいた連中は起こさないように静かにしつつほっこりした表情で見てる・・乙女の寝顔を見るな野郎ども・・燃やすぞ。


後、気づけばにゃんこ共もしっかり並んで待っており、周囲のメンツもどうしようという表情でにゃんこと一緒に並んでる・・一部がサービスしてるらしく撫でられてる・・うん、しっかり仲間づくりもしてるのねにゃんこたち・・君たち、きちんと並ばなくても大丈夫よ?・・気持ちはありがたく受け取るけど。

うん・・交代制で遊びに行ったりしてるから心配いらないと・・そうか・・うん、ありがと。



そして気付けば、溜まりに溜まりまくってた売り払う予定だったアレコレは、キレイに売りさばけた。

まぁ、金額は無駄に競りで楽しむ連中が多いせいですごいことになったけど、割と面白かったのでここらにいる連中の飲み代として使わせつつ、半額くらいは全部寄付する感じで言っておいた。

とはいえ、私(出品者)が一切受け取らないのはダメだろと言われて、3割を受け取り、残りの内、8割を寄付、その残りを飲み代と言うことにしたらしいが、飲み代としても結構な額になったこともあり、一部のメンバーがそれらの値段を基に炊き出しを始めたりして予想外な方向に盛り上がってたけど、気にしないことにしましょう・・良いことだし。

どれも無駄にエグイ値段になったけど特に解呪済みのアイテムが一際ヤバかったから3割でも元々それなりの数をため込んでいたり、アンデッド系が特にえぐい数だったこともあってアホな値段になったし・・国の防衛等の足しにしてもらうようにお父様経由で渡してもらうことにするか。


で、それだけにしても受け取るのが少ないから何か追加で渡さないとダメだろと言われ、金も消耗品も特に欲しいものはなかったので、最終的に情報を貰うことにした。(無駄にしっかりしてるわよね・・こいつら)

大したことじゃなくとも割と人が集まってたこともあり、割といろんな情報が集まって良かったと思う。(割としっかりした情報だった)

・・イノが、きちんとメモしてたので後に何かしらに利用されそうだけど気にしないことにしましょう。

それと、双子ちゃんがイノの行動をジィっと真剣に眺めてたので、教材と認識したらしい(途中イノも解説してたけど)



で、次に私らの順になったのは誰も私らを呼ばずともわかった。

と言うのが、

「次が・・・・」

大量の猫「にゃ?」

「・・・ネコ?」

「にゃっ!」

「ネコかぁ・・マジかぁ・・どうしよう・・俺、猫の言葉わかんねぇよ。」

ニャンコの頭を撫でながらなぜか肩を落とす騎士。

「おぉい、騎士の兄ちゃん・・何をアホなこと言ってんだよ・・ネコが並んでるのは偶然だろ。ふつうあり得ないだろ。」

近くで並んでた人が何か言いだした。

「そうは言うけどな・・見ろ・・どう見ても、きちんと並んでるだろ。」

実際、結構な数がいるから綺麗に整列して、お座りしてるから遠くから見るとにゃんこ絨毯(埋もれたら気持ちよさそう)。

「・・・下手な人間よりきれいに並んでるな。」

「だろ?・・あぁ、さすがにあのマニュアルにも猫が並んでた場合の対処法書いてねぇよ・・マジかよ・・俺、結構出来ると思ってたけどダメだったわ・・俺はまだまだだ・・ネコが並ぶなんて想定出来なかったなんてな。」

なんかやさぐれ出したな?

ちなみにそのマニュアルの原本を作ったのは私の一族の数代前の当主で、代々マニュアルは改良してたけど確かに動物に関しては書いてなかったわね・・せいぜい、喋れない人を相手に対するコミュニケーションの取り方を軽く書いてた程度。

「いや、落ち着けよ・・さすがに猫の言葉がわかる奴がいるわけないだろ。」

双子ちゃんは普通に言葉理解してるけど?

「にゃっ!」

「ん?・・・・えぇ。」

私がにゃんこたちに渡していた我が家の名刺をしっぽで器用に渡してる。

「ほら・・ネコですらキチンと証明書を渡して理解してる・・俺よりも優秀だろ?・・俺は猫以下なのだよ。」

なんか、ガチでヤサグレだしたな?

「いや、マジで落ち着け・・普通、猫の言葉がわかる奴はいないから・・あんたはしっかりしてるから。」

とか言ってる間に、ヒヨコが飛んで行った。

「あ、今度は空飛ぶ白く燃えるヒヨコが飛んできた。」

「ぴよっ!」

まぁ、細かいことは気にすんなやみたいなリアクションをしてるヒヨコに騎士はとうとう膝から崩れ落ちた。

「あぁ・・やっぱり俺はダメなんだ・・ネコの言葉はおろか、ヒヨコの言ってることも理解できないどころかヒヨコに慰められるなんて・・。」

そのヒヨコが特殊なだけよ?

面白いからあえて何も言わないけど。

「いやいやいやいや!マジで落ち着け!ってか、このヒヨコ何!?」

そう言いながら他の連中もなぜか頭を抱えだしたわね、面白い。

「ぴよ?」

どうして慰めたのに逆に落ち込んだのかわからないと首をかしげるヒヨコ・・アレ、ガチで不思議そうにしてるわね?

そこからにゃんことヒヨコが何か言い合ってる。

「にゃ!」

「ぴよ?」

「にゃうにゃう」

「ぴよぴよ」

「にゃーにゃ!」

「ぴ・・ぴよ。」

「にゃ?」

「ぴよぴ。」

「にゃー?」

「にゃ!」

「にゃっ!」

で、1匹私の方ににゃんこがやってきた。


軽く傍から眺めてた感じ、にゃんこが私の代わりに入国手続きをしようとしていたことをヒヨコに説明し、ヒヨコがそこを理解したところでそこは代理で受付をしても主というか代表者である私が対処しないと無駄だと説明して、にゃんこたちが誰が行くか話し合って、1匹のにゃんこが自分が行くみたいなやり取りをしてたみたいね。


わからないものなのね・・そこら辺の野郎どもって。

このにゃんこたち頭いいから普通に頼めば連れてくるように私を呼んでくれるんだから主を連れてくるように言えばいいのにね?

頭が良いのはわかるんだから普通に頼めばいいのに。




「にゃっ!」

あ、来た。

「はいはい。ありがとうね。代わりに受付しようとしてくれたのはうれしいけど、基本的に本人じゃないとダメなことが多いから、大抵は私とかを呼んでくれればいいから。」

喉元を軽く指先で掻いてあげてながら答える。

「にゃう!」

「うん、頼むときは手紙とか渡すようにするから。・・とりあえず、案内して頂戴。」

「にゃ!」

うむ・・やっぱり、にゃんこ便利だわ。



で、私がやってきたところ。

「・・・まさかのシル様だったんですか・・このやたらと頭のいいよくわからない猫とヒヨコの姿をしたやたらと人間臭い謎生物の主はぁ・・。」

なぜかOTL状態になってる騎士・・面白い。(さっきから並んでる連中がかわいそうなものを見る目で見てるけど)

「正しくは、私の連れの子が主よ?一応、主の保護者として言うこと聞いてくれてるだけだし。」

「えぇ・・・シル様の一族は確かに動物にやたらと懐かれるのは今に始まったことではありませんが・・それ、強化されてません?」

まぁ、私の敷地内は野生動物がわんさかいるのは何代も前から続いてるから割と有名だしね。

「否定しないというか、そんじょそこらの人間よりもにゃんこたち優秀だから便利よ?とりあえず、連れが演奏するから頼める?私やリンはやらないから。」

「承知しました・・と言うよりも、シル様も殿下も基本的に頼めば一族どころか故郷諸共消し飛ぶではありませんか・・。」

「それはあいつらの態度がむかついたからあいつが悪いのよ。無駄にお父様やお母様の逆鱗に触れるから。と言うか、頼み事するなら同等の実力を持ってから言えっての。自分が出来ないくせに無駄に頼むから滅ぶのよ。」

何度も過去にあった実話でーす。

「・・・そこは否定しません。故に我が国では向上心が高い者たちが多いのは割と有名ですからね。」

そして、その時に絞り尽くした金品は全て国内の公共施設だったり交通整備だったりに寄付されてる。

お父様もお母様もお金が欲しくて絞ってるというより敵からどれだけ搾り取れるか楽しんでるだけで入手した後はいらないから適当に寄付して有効活用してもらうかーって感じの人たちだし・・私も同じだけど。

「でさ・・その連れの一部がお昼寝中なのよね・・」

ヒナは食が細い代わりによく寝る子なのよね。(寝顔も可愛いから割としょっちゅう眺めてるけど)

そしてその道中は、一切揺らさずに抱えたまま連れて行くという地味に器用なことを訓練代わりにリンが抱えるけど毎回軽すぎて訓練にならないと呟くけどそれは誉め言葉なの?

「えぇ・・・起こしてはいけないのですか?」

言いたいことはわかるけどねぇ。

「んー体の弱い子だから、下手に起こすとそのまま立ち眩み起こして貧血になりかねないのよね・・しかもそこから復活するまでに半日はかかるのに加えて全快するまでに翌日くらいまでは余裕でかかるという・・。」

実際、それについては幼馴染からの実績ありの情報なのよね・・まぁ、元々体が弱いとは聞いてたし無理に起こすつもりはなかったんだけど。

「えぇー。」

「というか、下手に起こそうとしたらその子の従魔たちが激怒するわよ?」

ヒヨコ(フェニックス)とフェンリルと、にゃんこ部隊(多数)と守護者(2)

が揃ってこっちを見たので目線があった連中(騎士含む)が顔を引きつらせる。

「あの・・フェンリルがいるように見えるのですが」

「えぇ。だって、フェンリルの主が私の義妹だもの。後、そのヒヨコだけどフェニックスよ。」

全員「・・・」

「後、このニャンコ部隊だけどあのフェンリルと結構いい勝負出来るくらいは普通に戦えるわよ。」

全員「・・・」

「それ・・その主1人で、普通に国の1つや2つは滅ぼせません?」

「出来るわね。と言うか、あの子の知名度だけでも割とそっちだけでも正直私とリンより下手すれば上なのよね。」

ちなみに、この国に到着する前にイノとマリナが活躍したあの街でにゃんこが23匹増え、そしてここで並んでいるうちに19匹増えた。

後、なぜかあの歩き回る植物が住み着いてた森を出た直後くらいで、46匹も増えた・・なぜそんなところにいたのか・・しかもそんな大量に。

それに、一部のにゃんこたちが子猫を産みそうなのよね・・まぁ旅をしてることもあってまだ妊娠はしてないものの私らの旅は一応これで終わりだから子猫が増えるようだ(By双子ちゃんによる通訳)

で、全部猫又とケットシーにちょうど半々くらいで変化してる。

・・あのヒナの種族説明に書かれてた半々の確率っていうのは、てっきり50%の確率で変化するか否か、そしてその変化した場合、あの2種のどちらかになると思ってたけどそうではなく、

変化は必ず100%起きるけど2種のにゃんこのどちらになるかは50%次第で半々という意味だったみたい。

「確かに、僕とシルよりこの子の方が知名度は多分上だな。」

知名度と言うか、周囲の連中に対する影響度と言うか。

全員「・・・」

「えぐっ・・」

「やべぇ・・ガチで敵認定されないようにしないと・・。」

「世の中には、逆鱗姫よりもヤベェ存在って探せばいるモノなんだな・・。」

「で、その子と同じ髪色の男女がいるでしょ?」

「・・いますね。」

何かを察して騎士の顔が引きつってる。

「その主ちゃんの幼馴染なんだけど、知名度はさておき、実力とか出来ること云々は、得意ジャンルは異なるけどその主ちゃんと大して差がないくらい出来る子たちなのよねぇ。ちなみに、その主ちゃんがピアノの黒天使ね。」

全員「・・・」

「あの、料理とピアノの扱いは世界トップだと断言出来ると噂される超絶美少女と同等かよ・・。」

「・・清楚系美少女って、とこ正直誇張だと思ってたけどガチだったわ・・いや、噂以上の美少女だわ。」

「ってか、その黒髪3人衆ヤバすぎるだろ・・。」

「後、その主である天使ちゃんだけど、私のガチ妹になったから。」

全員「・・・」

「あの・・それって、妹分と言う意味でしょうか?」

「いや?所謂義妹でイーリス公爵家の次女って意味だけど。」

「・・と言うことは、あの最終兵器・・イーリス夫妻が養子入りを認めたと?」

「認めたというより、私が提案する前に嬉々として自ら天使ちゃんを養子入りさせようと進めた挙句、天使ちゃんが直接挨拶する前に既に私の義妹になってたわ。」

「・・イーリス夫妻自ら招き入れた!?」

「それって、初めて聞いたのですが・・」

「マジでヤベェ子じゃねぇか。」

とりあえず、そのくらい脅迫しておけばヒナを狙う馬鹿はいないどころか周囲が気を使って守ってくれるでしょ。


「シルさん、5分ほどお待ちいただければヒナは起きますよ。」

「ん?マリナがそういうんならそうなのね・・じゃあ起きたらあんたら3人で演奏頼める?」

「承知しました。」

「ちなみに・・あんた、なんていうか幸せそうね。」

「可愛いでいっぱいです。」

何を言ってるかと言うと、マリナが爆睡してるヒナをお姫様抱っこしてるのは別にいいとして、

背中にはなぜか双子ちゃんが揃っておんぶされてる状態で両肩にそれぞれ顎を置いており、周囲にはにゃんこたちが取り囲んで、頭の上にララ(ヒヨコ)がいるという何とも言えないことになってる。

ちなみに、イノもマリナのそばにいるモノの、イノが針子として、優秀すぎて早速女性冒険者たちからの依頼がさっそく大量にやってきたらしくすごい速度で作りながらついてきてる。




・・・うん、やっぱりこいつらヒナの幼馴染だわ。

とりあえず、爆睡天使ちゃんが起きるのを待つか。

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