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22:手紙

 文化が成長するとき生活に余裕のある人間、つまり貴族から始まることが多い。庶民は服に時間やお金をかけている余裕がない。


 礼装に関しては国の慣習もあるため、あまりに派手に変更することは出来ない。貴族社会の正装は、ジャケットとシャツになる。ただ権威の象徴が入ってくると、その服装に少し派手さや奇抜さが生まれてくる。


 そういった派手さや奇抜さが少しダサさを生んでいた。


 オーダーメイドではそういったものをとことん排除し、シンプルに仕上げることにした。折角のオーダーメイドなのでサイズを揃えスリムに見えるように調整する。折角なのでベストも作る。奇抜さはネクタイの色でアピールだ。


 出来たのは現代っぽいスーツ服だった。今世では運動もしており体格もいい。いい感じになるだろう。


「では出来ましたらお届けします」


「ああ、ちょっと待ってくれ」


 折角なので舞踏会の週に届くようにしよう。よし、手紙も入れておこう。『2ヶ月後の俺へ』と。

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