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第六十七話

「うう…全身筋肉痛だ…」


「私…もう動けないよ…」


「ああー…尻尾が萎れてる…」


俺たちは鉱山を後にし、ギルドへと戻ってきた。報告はローグ冒険者ギルドの受付嬢の人にやってもらう


「はいお疲れ様っす、これでクエスト達成すね」


「今日は帰ろう…姉上…」


「うん…早くお風呂に入りたい…」


「疲れてるっすねぇ…」


「魔石採掘だからな…はは…」


「そうっすね…でも貴方達がやってくれたおかげで皆快適に暮らせるっす!ありがとうっす!」


「へへ…いいさ、俺達もお金貰ってるしな…」


「かっこいいっす!流石最年少A級冒険者なだけあるっすね!」


なんとここまで広まってたのか…それちょっと気はずかしいんだけどな


「はは…」


「あら随分疲れてるわね」


「マリン姉ちゃん、うん…今回は色々な意味で苦戦したよ」


「疲れてるリュート様も素敵…」


相変わらずなアリアだ、目がハートマークになってる


「じゃ、そろそろ私達は宿を見つけなきゃな」


「そうですね、もうすぐ夜ですし早い所見つけなければ」


「それなら家に泊まっていけばいいんじゃない?父上も許してくれるでしょ」


「そうね、マリン姉とイリス姉とアリア姉の3人の姉と一緒に泊まって…ぐへへ…」


なんか姉上がさっきからおかしいのですけど…そんなに姉に飢えていたのか。ちょっと目が怖いです姉上


「でもご迷惑じゃないかしら…」


「大丈夫だよ、来客用の家があるし」


「そ、それは凄いわね」


貴族だから許されるおもてなしってやつだね


「じゃあちょっと聞いてくるから待ってて」


「私はみんなと話してるね、ぐへ…」


「姉上…い、急いで聞いてくるよ」


「うへへマリン姉…」


「ふふ、サラちゃんったら甘えん坊なんだから」


俺は姉上がマリン姉ちゃんに抱きつくのを横目に家へと向かった。


そして無事許可を得て3人は家に泊まる事になった。その後は3人を加えて夕食を食べることとなり今は食卓を囲み食べている最中だ。


「ふふ…そうなの、イリスさんはリュートの冒険者仲間なのね」


「は、はい!リュ…リュートにはいつもお世話になっております!」


「ふふ、そんなに緊張しなくてもいいのよ?ねぇアルト」


「ああ、息子がお世話になってるみたいだし好きなだけここに居るといい」


「そんな、お世話になってるのはこちらです」


「そうですね、リュート様には助けられてばかりです」


「ふふ、私もリュート君のおかげで毎日が楽しいわ」


「あらあら…そうなのリュート?」


「ふふ、本当隅に置けないな?リュート?」


両親がニヤニヤとこちらを見てくる、これは拷問か?恥ずかしくて死にそうなんだが


「私、孫の顔が沢山見れそうで嬉しいわ」


「そうだな…俺もいつか孫に囲まれて…うう…」


「しょ、しょんな!ま、ま、孫なんて…ま、まぁ私は…別に…」


イリスが顔を真っ赤にして尻尾を荒ぶらせる


「リュート様との子…ふふ…ふふふ」


アリアはドス黒いオーラを出して意識が遠い所へ行った


「リュート君と…ふふ」


マリン姉ちゃんは顔を少し赤くし、でも嬉しそうだ


ああ…早くこの拷問を終わらせてくれー…恥ずかしい

きっと俺も今顔真っ赤なんだろうなー


「…お兄ちゃん…好き」


「うん…ミリシャだけが癒しだよ…お兄ちゃんも好きだからね」


唐突に告白するミリシャは可愛いなぁ…


「ふむ…マリン姉達がリュートと結婚すると実質マリン姉達は私の妹になる…?姉だけど妹…ありかも」


姉上の意味不明な独り言は聞かなかったことにしよう


「でも…やっぱり私も…ぐぬぬ…頑張るのよ私、お姉ちゃんなんだから」


「…お姉ちゃん…頑張って」


「ミリシャ…」


「私も…頑張る」


「そうね…一緒に頑張りましょう!2人で!」


「…うん!」


恋のライバルが増えた事によりミリシャとサラはより張り切るのであった。


「…はっ…嫌な予感が…」


皆の恋が実るのか、それは遠い未来分かることであろう。


「これは屋敷を改築するのも視野に入れとかなきゃな…」


「そうね、リュートがお嫁さん達を沢山連れてきてもいいようにね」


まず沢山連れて来る事にツッコめよと心の中で叫んだリュートであった



その夜



「…なんで俺はマリン姉ちゃんと一緒に寝てるのでしょう」


「ふふ、ジャンケンで私が勝ったからよ?」


「そもそも一緒に寝ないという選択肢は無かったんですね…」


「ふふ、久しぶりね…一緒に寝るの、1年ぶりかしら?」


「…そうだね」


そうだ、あの時は自分で気絶させる方法は無かったけど、今は教えて貰ったから気絶出来るじゃないか!


「…お、俺もう寝るからさ、おやすみマリン姉ちゃん」


「あらそうなの?うんおやすみリュート君」


頬に柔らかいものが当たる、どうやらキスみたいだ



「ま、マリン姉ちゃん?!」


「ふふ、私だけしたこと無かったから。嫌だった?」


マリン姉ちゃんは小悪魔的な笑みを浮かべて俺を抱きしめた。


「いえむしろ嬉しいです」


自分に嘘をつかない性格が裏目に出ている気がする


「そう、良かったわ…私…どうやらリュート君を好きみたいなの」


唐突の告白に一瞬心臓が止まる、ミリシャで告白は慣れたと思ったけど違ったみたいだ


「マリン…姉ちゃん?」


「弟に接するような好きだと最初は思ってたけど…一緒に居るとドキドキして、顔が赤くなって…胸が苦しくなるの」


「…」


「でも私とリュート君は歳も離れているし…嫌かもしれないけど…でももう我慢できずに言っちゃった」


ごめんねと謝る


俺…どうすれば、俺はマリン姉ちゃんの事をどう思ってるんだ?優しくて、辛い時は慰めてくれて…身を挺して助けてくれた


そんな人好きにならないわけないか、マリン姉ちゃんが勇気をだして言ってくれたんだ。俺も気持ちに応えよう


「リュート君…?」


俺はマリン姉ちゃんを抱きしめ返す


「俺、年上大好きだから歳なんか関係ないよ」


現にアリアの方がめちゃくちゃ年上…ゲフンゲフン


「本当に?」


「うん…でももう少しだけ返事待ってくれるかな?」


「うん…うん…待つわ、でもリュート君の成すべきことが全部終わったら返事、聞かせてね?」


「ありがとう、マリン姉ちゃん」


待たせちゃう人が増えちゃったな…余計に死ねなくなったぜ、まぁその方がやる気も出るけど


「…ふふ、気持ちを伝えると本当スッキリするわね」


「そうなの?」


「うん、さぁ…そろそろ寝ましょうか」


「そうだね」


「そうだ、お嫁さんがいっぱい出来ても私も平等に愛してね?」


「ふぁっ?!」


「おやすみリュート君…」


俺…そんなに優柔不断な男と思われているのだろうか




当たってるけど…さ、気絶するか

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