第三十九話
ギルドに戻って報告した後、俺たちはマリン姉ちゃん家に帰る。結局イリスもマリン姉ちゃんの家に厄介になる事になった、イリスも流石に申し訳なくなったらしく家賃を払う事でOKしたようだ。
俺ですか?俺ももちろん家賃を払うと言ったけど鬼気迫る顔で拒否されたので払えなかったです
20歳越えの大人が同年代の女性に養われて…ヒモ…
A級になったら恩返ししよう…全力で
ちなみに寝る時は2人と交互に一緒に寝てる、最初は抵抗したけどどうしてもと言うので諦めた。俺の精神が徐々にすり減っていってるような気がする
「むにゃむにゃ…」
「イリス朝だよ」
「あと5分…すや…」
「そんなベタな…尻尾モフるぞ」
「すや…」
「ふっ…起きなかった事を後悔するがいい」
相変わらず下は下着姿のイリス、そこから生えてる尻尾をモフる
「うひょ〜もふもふ…もふもふ…」
「んにゃ…うう…」
「ぐへへ…ぐへ…これは人をダメにするもふもふ尻尾だ…」
「んん…あと10分…」
「いや何ちょっと増やして…ぐはっ!」
尻尾に思いっきりビンタされて吹き飛ぶ
「やっぱそれ武器になるやん…け…ぐふ…」
その後気がついたら昼でした、イリスには寝坊助とめちゃくちゃからかわれた。誰のせいだと…いつかその耳もモフってやるからな!くそう…
そんな風に平和な日を過ごしている、ダンジョンの方も順調に攻略していき。7階まで進めるようになった
下級ダンジョンの魔物は全てスケルトン系の魔物らしく1階はスケルトン、2階はスケルトンゴブリン、3階はスケルトンウルフ、4階から5階はスケルトンスパイダーが大量にいた
スケルトンスパイダーは蜘蛛の形でカタカタ音をたてながら迫ってくるのでトラウマになった、出来れば二度と会いたくない
6階から7階は難易度が上がってスケルトンの上位版のスケルトンウィッチが出てきた、属性事に種類がいるのでかなり手強かったが遠距離で圧縮魔弾を撃って倒せるのでピンチになる事は無かった
そして今は8階を攻略中だ
「そっち行ったぞリュウ!」
「分かってる!」
8階はスケルトンホースが出現して襲ってくる、馬なので突進の威力が高くもろに喰らえば致命傷になるだろう
突進してきたスケルトンホースをギリギリで避け、カウンターで反撃する
「カタヒヒーン…」
「風魔法:風刃!」
「カタ!」
「はぁっ!」
イリスの魔法で魔物への道を開き俺が短剣で倒す、それが今の俺達の戦い方だ
「ふぅ…やったな!」
「うん!」
「これなら今日中に9階も行けそうだな」
「そうだね、9階はどんな魔物が出るんだろう」
「確か…スケルトンライダー?だったかな」
「ライダー…何かに乗ってるの…?」
「どうだったかな〜…私もここを攻略したのはまだ冒険者の下の下だった時だしな」
それに…あの頃はあまり思い出したくないしな、と申し訳なさそうに言う
「…そうか、じゃ俺達で塗り替えよう。そんな思い出、そしてA級になってそいつらを見返してやろう」
「…!ああ、そうだな…なんせA級を目指してるんだ、そいつらの思い出なんてちっぽけだよな。リュウの言う通りだ、アイツらを見返すぞ!」
「うん!俺達ならやれるさ」
「ああ、私達ならやれるな!」
拳を合わせる
イリスは最高の仲間だ、イリスとならA級にきっとなれる。そんな気がするんだ
「さ、行くぞ9階!」
「おおー!」
そうして俺たちは9階に挑んだ
降りるとすぐにスケルトンライダーは見つかった、その正体は…
「カタヒヒーン!」「カタウィウィ!」
「いやスケルトンライダーってスケルトンホースに乗ったスケルトンウィッチかよーーー!!!!」
「ぎゃああああ尻尾燃える〜!!」
あんなに意気込んで降りた9階は魔境でした、ちょっと心が折れそうです。
「コソコソ…リュート様大丈夫でしょうか…」
心配するストーカーことアリア、彼女もまたたった1人で9階まで降りていた
「リュート様をお守りしなければ!でも見守るだけの約束ですし…しかしリュート様の危機なら…」
うーんと悩むアリア、果たしてリュートの前に登場する日は来るのだろうか。
「ふふ、ですがリュート様の困ってる姿も素敵です…」
来ない事を願おう




