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第三話

転生してから2年経った


魔法の存在を知ってから、自力でなんとか魔法を使おうと瞑想して自分の中の魔力的な存在は感じろうとしてたけど結局感じ取れなかった


「ふーむ?」


やり方が違うのかと思い赤ちゃんながら色々な情報を探るため集中して周りを観察する事に切り替えた


その結果以下のことが分かったのである


まずこの世界は純粋な人間とエルフやドワーフなどの亜人族が住む人界、魔族が住む魔界、神様が住む神界の3つに別れてるらしい


神界についてはおとぎ話レベルなのであるかどうかはあやふやみたいだ


そして魔界には魔族とその長である魔王がいて、200年前に人界と戦争してたけど…その当時の勇者が魔王を討ち取り、お互いに干渉をしないという条件で平和協定が結ばれたとの事


勇者とか魔王なんてゴリゴリのファンタジーですやんってなるよね、俺も最初謎の関西弁ツッコミしたもん。まぁ、その話はまた今度するとして問題は魔法だ、それぞれの種族には特徴となる力を持っていて


人間は魔法


エルフは精霊術


ドワーフは技術力と鍛治能力


魔族は他の種族よりずば抜けた身体能力とスキルと呼ばれる能力が使えるんだと、魔族やばくね?


あと勇者もスキルが使えるらしい。200年前の勇者は未知の適性である光とスキルの物質生成が使えたと母上が勇者の絵本を読んでくれた


勇者チートかよ


あとやはり人間の魔法は魔力を使って放つらしい、俺…何も感じないよ


さて流石に自力で調べる(盗み聞き)のも限界だな、とうとう奥の手を使う時がきたようだ。


「かれん、まほうおしえて」


「…坊っちゃまは魔法が使いたいのですか?」


直に魔法の使い方を聞きました


「うん!」


2歳になった事により自分で聞けるようになったからね、もう赤ちゃんとは言わせないぜ


最近筋トレも始めたしさ、筋肉モリモリの2歳児になりそう。目標は俺TUEEEEを目指しております。


「教えるのはいいですが、まだ坊っちゃまは2歳ですしせめて適性が分かってからの方がよいかと」


「てきせいって?」


「適性は魔法を撃つ際に欠かせない才能でございます、確かカーラ様が炎の適性をお持ちでしたよ」


「そうなんだ!あとてきせいがないとほかのまほうはうてないの?」


「そうですね、その属性の適性を持ってないと魔法は撃てません」


なーんだ、じゃあ今特訓しても無駄って事か…悲しい


「なるほど…てきせいはふくすうもてたりするの?」


「はい、たまに2つの適性が使えたりする方もいらっしゃります。このレギオス領の領主であるアルト様が水と土の適性をお持ちですね」


父上もチート疑惑が?!


「ちちうえすごい!そういえば、あねうえのてきせいはなんだったの?」


「サラ様は雷の適性だと聞いております。雷は中々お目にかかれないので将来が期待されておりますね」


姉上は雷か、俺の厨二心がくすぐられる…俺も雷使ってバリバリ言わせたいね


「そっかぁ!ぼくもはやくてきせいしりたいな!」


「坊っちゃまならきっと素晴らしい適性をお持ちになられると思いますよ」


「ほんと?たのしみだな〜」


さて魔法には適性が必要不可欠ということか…いやまて…適性が出ても魔力がないとどうにもならいじゃないか


「ねぇかれん、まりょくってじぶんでかんじとったりできるの?」


「魔力ですか?魔力は自分で感じ取ることはできませんよ」


うぇぇ?!できないの?!なら俺の1年半の努力は…


「そ、そうなの?ならどうやってまりょくがあるかわかるの?」


何か道具とか使うんだろうか


「ステータスと唱えれば魔力以外にも色々な自分の情報を見れますよ」


「へ?…すてーたす?」


名前 リュート・レギオス


職業 なし


称号 転生者


適性 なし


体力 100


魔力 150


力 10


防御力 5


速さ 5



いや普通にステータスの概念あるんかーーい!!

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