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第十九話

図書室でルシュの歴史知識を聞いた後、残りは行ったことのある場所だったのでエリスとも別れ部屋に戻り日課の筋トレをして一日を終えた


次の日


俺はまた図書室に来ていた


「勇者について書かれてる本?それならあっちの方にあった気がするぜ」


「ルシュってどの場所にどの本があるかおぼえてるの?」


「大雑把にだけどな」


「凄いね…」


「まぁな」

ドヤ顔でこちらを見るルシュ


「それにしても勇者はいいよな〜、色んな所旅出来るんだからな〜」


「そうなの?」


「リュートまさかお前なにも知らねぇの?」


「うん、スキルと魔法を使って魔王を倒す事ぐらいしか知らない」


「お前、よくそれで勇者になろうと思ったな…」

呆れたような顔をするルシュ


いや多分まだ赤ちゃんの時に母上に絵本で読み聞かせて貰ってるけど忘れた。だって自分が勇者になるなんて思わなかったし?


「いや〜それ程でも」


「いや褒めてねぇよ」

そう言ったあと、ちょっと待ってろと奥へ向かい1冊の本を持ってきた


「これ読め」


「これは…?」


「お前が探してた勇者について書かれてる本だよ」


「これが…」

題名は勇者戦記、厚さはそんなにないな


「執筆者は…エリー・ブリーツ?」


「ああ、なんでも200年前の勇者のパーティーメンバーだった人が書いた本らしいぜ?」


「そう、なんだ」

本を手に取り開く


偉大なる勇者の横で私が見てきた出来事と当時の思いをこの本に書こうと思う


勇者がどの様にして魔王を倒し、そして死んだのかを


決して御伽噺のような幸せな結末などでは無い最悪の結末を


そして勇者という1人の若者の犠牲によって世界は救われたのだと


途絶えさせてはいけない、この悲劇を後世に伝えなれば。


もう二度とこのようなことが起きぬように


エリー・ブリーツ




最初に勇者と出会ったのは魔王が現れる4年前だった


私はエルシュラ国の魔法研究団に所属しており、団長として部下と共に8年前に濃霧の森で発見された謎の魔力について調査していた


だが調査をしても何も手がかりを掴めず時間だけが過ぎていった


そしてある時、城に未知なる適性を持つ者が現れた。それが勇者である


後で聞いてみると、その時勇者は記憶を失っており途方に暮れていた所に頭に謎の声が聞こえたと言っていた


謎の声が言うには声の主は女神エルシュラと名乗り

城に迎えと、お前は勇者である、魔王を倒せと言われたみたいだ。


最初は城の誰も信じなかった。私も頭がイカれた者の戯言だろうと思っていた


だが勇者は未知の適性を持っていた、誰も見た事のない輝く神々しい魔法を使って見せた。また、スキルと言われる特別な能力をも使って見せたのだ


そして濃霧の森での動物の死骸と謎の魔力の事も合わさり勇者は勇者として城に迎えられた。


勇者として迎えられたあと、未知の適性を調べるため勇者は魔法研究所に通うようになる。


記憶喪失という事もあり私が勇者にこの世界の事や当たり前の事を教えた。


それから2年が経った


謎の魔力の調査はほとんど進んでいなかった、だが勇者の方はかなりの進展があった。


なんと勇者の記憶が1部戻ったのだ、自分の名前と住んでいた場所を思い出した様だ


だが記憶取り戻した衝撃かパニック状態になりしばらく部屋に閉じこもってしまった。


心配で何度か部屋を訪ねたが入らせてくれなかった

それから1ヶ月が経った時勇者が部屋から出てきた


なんとか立ち直ってくれたようだ、しかし思い出した記憶は誰にも話さなかった


私がなんとか名前だけでもと聞いたところ渋々教えてくれた


この本に残すかは迷ったが、後に勇者から教えてもらった勇者の故郷の文字で残すとする。そうすれば知る人も限られるだろう


彼女の名は


マイ・マツシロ



「は…?」


そこに書かれていた文字は前世で嫌という程見た

日本語の文字で書かれていた

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