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いずれ神の上に立つ者〜勇者から始まる冒険譚〜  作者: 叶夢
第四章 学園生活編
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第百九話

ラミダさんとの戦いの次の日、俺達はいつも通り学園に通っていた


「おはよ〜」


「おはよぉ…」


「随分疲れてるねシノン」


「…冒険者って凄い大変なんだね…生き物を殺す事があんなに精神的にきついとは思わなかったよ…」


「ああ…確かに最初はきついよね…俺も手が震えてしばらく動けなかったし」


「うん…やっぱり僕には魔道具作りが性にあってるよ…」


「まぁ、人それぞれ得意分野は違うから気にしない方がいいさ。…そういえば俺の武器作りは順調そう?」


「うん、ロミリア先生から素材も貰ったし今は凄い腕利きの鍛治屋さんに頼んでるよ」


「マジか!めちゃくちゃ楽しみだよ!あ、お金どのくらいかかりそう?」


「ふふ、お金はいらないよ〜いつもお世話になってるお礼だから」


「えっ…でも流石に悪いよ…結構お金かかってるんじゃない?」


「それが設計図を鍛冶屋さんに見せたら無償でいいって言ってくれてね?殆どお金かかってないんだ」


「そうなの?本当に大丈夫?」


「うん、大丈夫。多分もうすぐ出来上がるから待っててね」


「分かった、楽しみにしてるよ」


「自信作だからきっとリュート君も気に入ると思うよ〜」


「さぁ、皆席に着きなさい」


ロミリア先生が教室に入ってくる


「さて冒険者の1日はどうだったかしら?」


「楽しかったけど生き物を殺す事は慣れなかったな〜」


「そうですわね…」


「皆でお墓を建てようじゃないか!!!」


「それはそれで違うと思うな…」


「…」


(エルシュラ様に祈りましょう)


「ふむふむ、ま、それも経験よ。魔術師になれば人同士で争うこともあるし、少しづつ慣れておくといいわね」


「「「はーい」」」


「それで?ルシュ君とリュート君はどうだったの?」


「「死ぬかと思った!」」


「…くふふ、でしょうね。そう私が頼んだもの」


「この鬼畜!悪魔!」


「あらあら勇者パーティーがそんな事で喚いていいのかしら?」


「くっ…!それは…」


「まさか勇者パーティーが弱音なんて吐かないわよね?オホホホ」


「…リュート…いつか先生をぶん殴ってもいいかな」


「俺もぶん殴りたいけど抑えて…」


「さ、冗談はこの辺しておいて授業始めるわよ」


「…生徒が死にかけたのを冗談で済ませやがった…」


「後で魔力干渉で仕返ししよう…」


こうしていつもの学園生活が再び始まった




「ふーん、特級クラスは大変ね」


「ミナのクラスはどんな風なの?」


「私達は普通よ、冒険者なんてまだまだなる予定もないし。授業を受けて魔法の練習して終わりね」


「…いいなぁ…ボロボロになるまで訓練しなくていいんだね」


シノンが遠い目をして羨ましがる


「ま、まぁ、特級はそれだけ期待されてるって事だし良いじゃない」


「「そうかなぁ…」」


「もう、辛気臭いわね。こっちまで気が滅入りそうだからやめて欲しいんだけど?」


「はーい」


「あいよ…所でさっきからミナは何作ってるんだ?」


カチャカチャと機械を組み立てていく


「濾過器よ、どんな汚れた水だってすぐに飲める位に綺麗にしてくれるものよ」


「凄?!めちゃくちゃ重宝するじゃん」


「ふ、ふん!私にかかればこんなものよ!」


「旅する時とか必需品になりそうだし、俺も欲しいな…」


「あ、あげないからね。でもま、まぁ?どうしてもって言うのなら…あ、あげなくもないというか…」


「いやいや、冗談だって。そんな凄いもの貰えないよ」


「…そこはもっと欲しがりなさいよ!バカ!」


「ええ…横暴過ぎない?」


「はは、2人のやり取りを見てると面白いな〜」


「何よ、こっちはちっとも面白くなんかないわよ」


「そうかなぁ…ニヤけてる様な気がするけど」


「き、気のせいよ!そんな事よりシノンは今何作ってるのか教えなさい!強制だから!」


話の変え方が雑だな…


「僕はリュート君の武器も一段落したし次の思いついた物を設計してる所だよ」


「へぇ〜、どんなものなの?」


「それは…秘密かな、まだ人に言えるような段階じゃないし」


「そっか、というかアンタは何作ってんのよ」


「家というか城で飼ってる猫っぽい何か様のおもちゃ作ってる」


「猫っぽいって何よ…」


「まぁ気にしないで、いや〜クロスケ喜んでくれるかな〜」


「ペットに甘々じゃない」


「可愛いから仕方ない仕方ない…」


「そう…」


ミナはあまりのデレっぷりに少し引いてるようだ


「…うーんやっぱりここはこうして…」


魔道具研究部もいつも通りの日常を過ごしていった




そこから数週間後


「リュート君〜鍛冶屋さんが武器できたって!」


「本当?!」


「うん!明日取りに行く事になってるんだ〜」


「マジかよ!俺も行きたい!」


是非とも自分の武器を早く手で持ってみたい


「いいよ!実はミナも誘って魔道具研究部の皆で行こうって話してたんだ」


「なるほど、いいね。うわあ楽しみだなぁ…!」


「じゃあ明日、広場に集合ね!」


「おっけ!」


俺達は約束して明日へと備えて別れるのであった




「…ようやく完成だ…究極のキメラが誕生したぞ!くはははっ!」


モゾモゾとキメラが蠢く


「さぁ…勇者よ、街を救えるかな…?」



キメラがミラノワを襲うまで残り1日

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